子どもを怒鳴るのをやめたいママのための4ステップ
こんにちは!井上ききです。
先日、出版記念講演会を開催した!ご参加くださったみなさん、ありがとうございます。
当日の様子はこちらの記事にまとめました。
さて、今日は怒る、怒鳴るをやめたいママのために書きました・・・
クライアントさんの中には、そんな訴えを持つ方がいます。
怒られた記憶しかないママと怒られた記憶がないママ
「子どもにイライラをぶつけてしまう・・・」「子育てが苦痛で仕方がない・・・」などのお悩みの場合、ほぼすべての原因は、母親であるあなたの幼いころの養育環境にあります。
そうです・・・怒鳴ってしまうのは、あなたが悪いんじゃないんです。幼いころの体験になんらかの原因があるのです。
だから、子育てのお悩みの場合は、必ずわたしは「ご自身はどんな幼少期を過ごしたと記憶していますか?」と質問します。
そうすると、厳しいご両親に育てられて怒鳴られる、叩かれるは日常だったと話して下さる場合、また、両親が忙しく寂しい想いをして育ったなどのお話をしていただけることが多いです。
ときに何日も無視をされ続けてきた方もいます。
しかし中には、「愛されて大切に育ててもらったと思います」ときっぱりお答えいただくことがあるのです。
「怒られたことは記憶にないんです・・・ごく普通の特に問題のない家庭だと思うんですが・・・だから、なんで私はこんなに子どもにイライラして怒鳴ってしまうのか不思議で仕方がないんです!」と、困惑されているケースです。
怒られていないのに怒られている
怒られた記憶がないとおっしゃる方には、
・お母さんはいつも笑っていたかどうか?
・いつもご機嫌だったかどうか?
・あなたをホメて認めてくれていたかどうか?
・あなたの話をゆっくり聴いてくれたかどうか?
この辺りについて記憶をたどっていただきます。
そうすると、わかってくるのです。確かに怒鳴らないけれど不機嫌な状態を続けて、家族に気を使わせる親の存在があるのです。
実は、「怒る」には2種類あるんです。
ひとつは、怒鳴ってしつこく相手を責める怒り方。あるいは暴力や罰を与えるケースもあるかもしれません。
↓↓こんな感じ。
もうひとつは、不機嫌な表情と態度でまわりに気づかせようとする怒り方。とにかく何を怒っているか、何に不満なのかを言葉にしない。無視もこちら。
↓↓こんな風に・・・。
親が前者の場合は、何を求められてるのか明確でわかりやすいけど、後者は怒鳴らないだけじゃなく、何も要求しないから、まわりはどうすればいいのか困惑します。
あなたを育ててくれた方はどちらだったでしょうか?
子育てのイライラを解消する方法
怒鳴る親に育てられた方は、いつも怒られることや責められることに恐怖を感じてきたはずです。
子どもは大人の何倍もの感性を持っています。つまり、怒られることは何倍も恐ろしいということです。
よく、子どもが「お母さん怒ってる?」って言ってくるでしょ。「怒ってないよ」って言っても「ほら怒ってるじゃん」とか言われる。
これは、ほんの少しの不機嫌でさえ、子どもには何倍にも感じているのです。ということは、大人の怒鳴り声は相当恐ろしいということです。
そんな風に怒鳴られて育った方は、怒鳴られることに非常に恐怖を感じるはず。身の危険を感じてもおかしくないほどです。
子育てに苦痛を感じているなら、その怒鳴られて育った体験が原因です。
一方、何も言わない怒り方をする親を持つと、いったい何を求められているかよくわからないわけです。
そうすると普段から親の顔色を伺い、機嫌を損ねないためにはどうすればいいのかと我慢をしたり、努力をしてきているのです。
そんな怒鳴らない怒られ方をしている方は、相手の機嫌を取ることがあまりにも当たり前になって、自分が我慢していること、がんばり続けていることにぜんぜん気づいていないし、それに伴う相当なストレスにも自覚がないわけです。
もし、子育てに怒りの感情が強いと感じるなら、原因はその幼少期の我慢です。
怒鳴られて育った方も、怒鳴られずに育った方も子育てのイライラを解消したいなら、この4つのステップを進むといいでしょう。
↓
2)幼少期の自分の不安や不快の感情に共感すること
↓
3)良い子や我慢をやめて自分らしく生きると決めること
↓
4)本当にやりたくてワクワクすることを日々、実行すること
そして、4)まで行っても再びイライラすることが多くなったら、また1)へ戻って繰り返すのです。段階を追ってみるみる怒りの感情は治まっていくはずです。
まとめ
怒鳴る親に育てられた方も、不機嫌な親のご機嫌取りをしてきた方も、上に書いた4つのステップを確実に行うことで怒りの感情は日に日に治まります。
子どもは怒られていることを愛情だと受け取ることは残念ながらほぼないです。自分は愛されていないと受け取るか、我慢していい子でいれば愛されるんだと思い込んで我慢の人生をスタートするか、どちらかです。怒られる恐怖をなんとか回避するための知恵はつけていくでしょうが・・・。
どうやら、私たち母親には笑顔とスキンシップと共感で愛を伝えるほか、手段はないようです。
自分が本当はどんなお母さんに育てられたかったのか?どんな言葉をかけてもらいたかったのか?それがあなたが本当にしたい子育てであるはずです。
この記事も、子育てママにおススメです。著者の井上が「がんばり屋さん」として子育ても頑張ったけど、通用しなかった話。
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