「学校行きたくない」不登校と登校渋りの見分け方3つのステップ
こんにちは!井上ききです。
子どもが不登校になったらどうしようと不安な方に読んでいただこうと思って書いています。
もしもお子さんに「学校行きたくない」って言われたとき、そのときどうすればいいのか、という対処法を知っているのと、知らないのとでは、不安の強さがずいぶん違うはず。
不登校と登校しぶり
不登校と登校しぶりって分けて考えなくちゃいけない。
本当に行かせてはいけないやつと、ただのめんどくさくなっちゃったやつとでは、対応を分けなくちゃね。
本当に行かせてはいけないっていうのは、学校に行くことでさらに傷ついてしまう可能性があるケースと、もうひとつは体調に影響が出ちゃってるとき。
一方、登校しぶりっていうのは、ただ朝寒くて着替えが億劫で、「いきたくなーい」って言っていたり、ちょっと甘えたくてグズグズ言ってるようなケース。
この登校しぶりは学校行っちゃえば結局楽しかったってやつなので、行かせちゃった方がいいのです。
ここを見極める方法を次から書いていきますね。
不登校と登校しぶりを見分ける方法
朝、子どもが「学校に行きたくない」って言ったら、次の手順で関わってみるといいですよ。これは幼稚園くらいのお子さんにも有効だよ!
1.共感する、話を聴く
まずは「そっか、学校行きたくないの」と受け取ります。
ここがすでにできなくて、「えー!!なんで~~」ってイヤな顔しちゃったり、いきなり怒っちゃうという方もいるかも。
そんな方はエミークコーチングを体験してみてね。
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まずは言ってることをそのまま受け止めることで、子どもたちは安心して自分の気持ちを話すことができる。否定されちゃうと、言えなくなっちゃうから。
で、ここで体調とかも確認する。お腹壊してないか、頭痛とかはないか。
激しいストレスで、胃腸炎になってたり、頭痛になってたりする場合、無理に行かせるのは良くないです。できれば「今日は休もう」と休むことを決めてからゆっくり話を聴くとイイですね。
安心したら、本当のことを話しやすくなります。
もしも、体調は問題なさそうなら、「なんで行きたくなくなっちゃったかな?」と理由をたずねていく。このあたりを聴いても、特に問題なさそうなら、次のステップへ。
2.着替えて靴を履くところまで応援する
次にこんな提案をしてみてください。
「服を着替えて、ランドセルを背負って、靴を履いて、それでもどうしても行けないなら、もういっかいお母さんに話を聴かせて」って。
登校しぶりの場合なら、ここまで支度しちゃうと、あとはもう、何となく行けっちゃうものです。着替えが億劫だったり、ちょっと甘えたらない子の場合は、ここまでお母さんにかまってもらえたら、学校に行く勇気が出るのです。
なので、着替えなどの支度を手伝って、一つできたら「おー、すごい」ってホメてあげてください。
3.行くか行かないか本人に決めさせる
玄関まで行ったら、「どうする?あとは自分で決めなさい」と言って本人に決めさせて、その決定を受け止めてあげるのです。
「行く」と言ったら、「そっか。えらいね」と認めて、「やっぱり行かない」と言ったとしても「そっか、自分で決めたならいいよ」とどっちを選択しても認めてあげるのです。
不登校の解決にはお母さんの柔軟な心が必要
お仕事をしてるママにとっては、学校に行ってくれないと困る!ってこともあると思うし、我が子が不登校なんて、誰にも言えない・・・みたいになって、絶望を感じる方も多いんじゃないかな。
不登校は誰のせいでもないし、決してお母さんが悪いわけじゃないんだけど、不登校に向き合うには、柔軟で軽やかなお母さんの存在って重要。
まずはお母さんが安心を手に入れる必要があるの。お金の不安や人間関係の不安、そういうものが常にあって心が重たいんじゃないかな。
重たい心は重たい問題を引き寄せる。
まずは、お母さんが不安に支配されない心の在り方を身に付けてね。
まとめ
学校に行けない原因が、何か深刻な問題であっても、たんなる登校しぶりであっても、それは心のエネルギーがなくなっちゃってる状態。
心が満たされてなくて自信がなくなってるのかもしれないし、学校でなにかあって人が怖くなってる状態かもしれない。
どっちにしても、お母さんから守られてる安心感を感じたり、自分の選択を認めてもらえて、お母さんからの信頼を感じたらまたそのうちに学校に行けるようになる。
そんなわけなので、もしも「学校行きたくない」って言われたとしても動じず柔軟に3ステップで対応してやりましょう。