子育てを圧倒的に楽にする「〇〇い母親」という在り方とは?
こんにちは!井上ききです。
子育てをしてる頃にね、いつも怖かったのって他人にどういう母親として見られているか?だったの。
他人にって言っても、自分の親とか親戚も義理の両親とかも含めたすべてのギャラリーにね。
いいお母さんだと思われることが、わたしのたったひとつのミッションでさ。いいかっこばっかりしてたわ。
夫が海外赴任の間に、義理の両親が住む埼玉県まで子ども2人を連れて行ったりとかね。かっこつけちゃってるでしょ~。
別に義両親に頼まれてもいないのにね。そんな風に、ぜったい疲れるに決まってるし、私自身でさえ望んでいないことをしたりするもんだから、向こうで長男が原因不明の腹痛に襲われたりしてさ。
あれって、わたしの無理を感じてた繊細な長男が思いっきりストレスを受けて急性胃炎みたいになってたんだわ、ぜったい。
その後はそんな無理ばかりかっこつけばかりの生き方に私の心もついて来なくなって、過呼吸みたいな症状が起こって、その後インナーチャイルドセラピーに出会って救われたわけです。
で、わたしは最初に、「良いお母さん」をやめなくちゃいけなかったのね。これは、いろんな人が言うよね。
「ダメな母親でもいいじゃないか」みたいな。わたしも、こんな風に思えてずいぶん楽になっていったの。
しかーーし!
それで、すっかりすっぽんっぽんにありのままの楽な自分になれたかっていうとね、本当は違ったの。
わたしはね「ダメな母親」にはなれたんだけど、割と最近までどうしても「悪い母親」にはなれなかったの。
ね、「悪い母親」だよ。恐ろしくね?
なんか・・・「ダメな母親」っていうのは、意図せず上手くできなかったり、がんばったけども無理だったくらいのさ感じだけど、
「悪い母親」っていうのはさ、もうね、「意図的に参観日に行かない母親」とか「夜遅くまで遊び歩てる母親」とかなわけさ。
もう、こうなるとギャラリーもだまってないかもしれないじゃん。「ダメな母親」くらいだったら、言い訳できるのよ。「がんばってるんですけど・・・」ってね。
でも「悪い母親」は言い訳なしだから!こうなるといよいよ死ぬか生きるかの大問題みたいな気がして急にみぞおち辺りがぎゅーってしてくるの。
でもさ、こっちの意味での「良い母親」つまり「正しい母親」みたいなのを演じ続けるのも、私たちにはけっこうプレッシャーになってるし、自由を奪われてる。
いつまでも子どもに縛られて自分のやりたいことができないのはね、「ダメな母親」にはなれても「悪い母親」になれてないからなのよ。
わたしね、夜になってから「じゃあ、お母さん飲みに行ってくるからね」ってキラキラして出かけられるようになったときから、本当に子育ても人生も楽になった。
土曜日も日曜日も遊びにいっちゃって、夫に二日続けて夕食をお願いするんだけど、そんなことで罪悪感も感じなくなったし。
それを正当化するための言い訳も用意しなくていいしね。
「いい母親」やってると、プレッシャー多いし自由はないしで、いつも眉間にシワ寄せてなくちゃいけないし、
何かあると、家族に対して「もーーー!」ってなるじゃん。「自分は犠牲になってやってんのにオラ――――!」って。
そんなわけだから、あなたもそろそろ「悪い母親」デビューをするといいよ。なんだったらときどき法律やルールすらやぶるレベルでね。楽だし自由だし、あとね他者への怒りも本当になくなるよ。