お気軽にLINE@からメッセージくださいね♪

ワークシートダウンロード

子供や人の行動で何故かモウレツに許せないことがある理由とは?

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
詳しいプロフィールはこちら

 

こんにちは!井上ききです。

 

子どもや他者がすることで、どうしても許せないことってありますよね。

 

そんなに怒ることでもないのに、いつもこれをされると、子どもに何故か怒鳴ってしまうというご相談を受けたり、

 

意気投合して、仲良くなったのに、相手の些細な行動でどうしても苦手になってしまったという話しを聴くこともあります。

 

私たちは、なぜ、他者の行動にそれほどまでに反応してしまうのでしょう?

 

子どもが甘える、大声を出すが許せない

 

 

子どもが甘えてくるのがどうしても許せなくて、イライラしてしまう。

子どもが大きな声を出すのが何故か許せなくて、とっさに「うるさい!」と大きな声で怒鳴ってしまい、結果的に自分を責めてしまう。

子どもがお金を要求してくると、たとえそれが必要なものであっても、衝動的にダメだといってしまう。

 

このような反応はけっこう強いもので、思考で判断しているというよりも、身体が咄嗟に反応してしまうという感じ。

 

他にもさまざま聴くことがあります。服を汚すのが許せない、はしゃぐのが許せないなど・・・。

 

実はこれらの反応は、そもそも自分自身に対して強く禁止していることを子どもがするときに起こっているんです。

 

幼少期に決めた自分への禁止

 

 

「甘えてはいけないんだ」と自分に強く禁止をしていると、我が子が甘えてくることがモウレツに許せないものです。

 

子どもの頃、弟や妹が生まれたり、そうじゃなくても仕事をしている親に迷惑をかけてはいけないと、甘えることを自分に強く禁止してしまったケースが多いです。

 

また、幼少期に大きな声を出して、なにか怖い想いをしていたり、大声を出している兄が叩かれているのを見たりした経験から、

 

自分自身に大きな声を出すのを禁止しているケースもよくあります。

 

子どもがお金を要求してきたときに、反射的にNOと言ってしまうケースもそうです。

 

子どもの頃、「お金がない、お金がない」といって苦労しているお母さんを見ていて、お母さんにこれ以上迷惑かけたら倒れてしまうかもと怖かったのでしょう。

 

お母さんにお金が欲しいと決して言ってはイケナイ!と強い禁止を握ってしまったのです。

 

このように、自分自身に「禁止」をかけていて、自分は決してしないようにしてきたことを我が子がしていると、

 

思考よりもまず身体が反応して子どもに対しても、強く禁止してしまうわけです。

 

お金にルーズな人が許せない

 

 

子どもじゃなくても、他人がしている行動に必要以上に反応してしまうことってあります。

 

この場合、「許せない」というほど強く反応しないとしても、少なくとも、嫌いになっちゃったり、苦手な人だと感じたりするはずです。

 

例えば、

 

 

「お金にルーズな人が許せない」

「強引に誘ってくる人が苦手」

「自慢話をする人は嫌い」

「段取りが悪い人を見るとドン引きしちゃう」

 

 

これらも、我が子のときと同じで、自分に禁止していること、あるいは自分自身に強く「そうあってはならない」と思っていることなのです。

 

それを他者がしていると、許せなかったりドン引きしてしまうものなのです。

 

段取りが悪い部下にパワハラ

 

 

「お金にルーズな人が許せない」と感じている人は、もしかするとご両親がお金にルーズな知人や親戚によって苦労を強いられていたかもしれませんし、

 

あるいは、自分がお友達にお金を借りたことがバレて、ひどく親に怒られた体験があるのかもしれません。

 

このような体験があるせいで、お金の貸し借りはぜったいにしないように生きているかもしれませんし、

 

支払いなんかもぜったいに遅れないようにきっちりしているかもしれません。

 

しかし一方で、それを他者にも求めてしまうため、仲良くなった友人がお金にルーズだと、それだけでなんだか嫌いになってしまうということがあるわけです。

 

また、段取りが悪い部下にパワハラみたいになっちゃうと訴えた方も、幼少期に「早くしなさい!」「要領よくやりなさい!」と叱責されて育った体験がありました。

 

この方は、段取り良くやらなければ、責められてしまう、嫌われてしまう、見捨てられてしまう・・・と本当は自分自身に言っていたと気づいてパワハラしなくなったそうです。

 

投影が原因で起こっている!?

 

 

私たちの意識は、自分を他者に投影するという作用を持っています。

 

子どもの頃の自分を我が子に投影したり、自分自身を他人に投影したりします。

 

そして、この投影は完全に無意識におこるものなのです。

 

我が子の場合、なぜか長女にだけ自分を投影してしまうとか、長男にだけということも起こります。

 

それが原因で、長女にだけ(長男にだけ)厳しくしてしまうことで悩んでいる方もいるかもしれません。

 

こちらの記事も投影について扱っています。
  ↓  ↓

 

さてこの「投影」ですが、これは自分のコンプレックスを受け入れられないことが原因で起こります。

 

本当は段取りの悪い自分が自分の中にも確かに存在するにも関わらず、それを認められない、あってはならない、という想いが原因です。

 

だから、他者に同じダメなところを発見すると、他者を攻撃することで自分を守るのです。

 

また、本当は自分の中にもお金を欲しいと思っちゃう自分が確かに存在すると薄々気づいていても、それを許すことができないため、

 

子どもがお金を要求してきたときに、子どもを叱責して自分を守っているのです。

 

何故かモウレツに許せないことがある理由 まとめ

 

 

今回テーマにした、『モウレツに許せないことがある問題』は、自分を許すことによって完璧に解決します。

 

ダメな自分でも、ルーズな自分でも、図々しい自分でも、ひどい自分でもいいじゃないか。そんな自分も居ていいんだよという感じで。

 

とは言っても、自分を許すっていうのが、けっこう難しいのですよ。

 

誰もが自分に厳しすぎるし、自分をどこまもどこまでも叱責しています。

 

しかし、自分を責める声って、あまりにも自分自身と一体化しているため、なかなか気づきにくいわけです。

 

まったく気づいていない人も多くて、全人口の6~7割の人はぜーんぜん気づいていないと思われますし、

 

私たちのようなカウンセラーであっても、自分の心の声を聴くのはなかなか難しいものなんです。

 

だからこそ、このように他者に対して「許せない!」と感じたときがチャンスです。

 

他者に言っていることは、自分に言っていること。例外なくそうです。

 

他人にキーキー怒っているときは、それは自分に怒っているのです。

 

そろそろ、自分を許してねぎらって愛してあげましょうよ。

 

他者への「許せない」に気づくことは、自己肯定感を上げるための最初の一歩になるのです。

 

自分を許すための最も近道がインナーチャイルドセラピーです。
  ↓  ↓

 

この記事を書いている人 - WRITER -
心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© 井上きき , 2022 All Rights Reserved.