罪悪感から解放される魔法のおまじない言葉「わたしは○○!」
こんにちは!井上ききです。
日本人って世界的にみても罪悪感が強いことで話題になりがちだよね。
有休を取らない人が多いのも、この罪悪感が一つの原因だったりする。
自分の価値観ではなく罪悪感ベースで人生を作ってるみたいな人も少なくないの。
それなのに、自分のモヤモヤやイライラの原因が罪悪感だってことに気づいてない人が多いので、まずは自分の内側の罪悪感に気づくために、罪悪感の強い人の典型的な特徴について書きます。
そして、その罪悪感の手放し方について書こうと思うので、ぜひ、実践してみてね!
罪悪感が原因で仕事をやめるケース
罪悪感が原因で仕事をやめちゃうとか、仕事を変えちゃうってこと、珍しくないと思う。
以前、私も罪悪感がかなり強くて、それが原因で仕事を全部やめてしまったことがあるの。
16年前にコーチングのコーチとして開業をしたんだけど、子どもも小さくて何かと病気することも多かった。
そうすると、そのたびにコーチングのスケジュールを変更しなくちゃいけない。それだけじゃなく、当時、保育士さん向けに開講してたコーチング講座では、最終日の講座ができなくなってしまい、受講者さん全員がスケジュールを変更することになったの。
そんな感じで仕事のキャンセルや延期が申し訳なくて、思い切ってコーチングの仕事をいったん止めることにした。
そして、オンラインで教材を販売して、e-mailで相談を受ける形に変更したわけです。
この話をすると、けっこう「わたしも、似たようなことがある」と言ってくださる方が実は多いの。
お勤め先が忙しい職場で、子どもの病気のたびに仕事を休んで同僚に迷惑をかけることになって、もう耐えられなくなって退職した、という方って少なくない。
でも、私をはじめ、実際には誰にも責められてないケースばかり。
私たちは勝手に、罪悪感を日に日に強化していって、勝手に限界を感じ、勝手にそこから逃げてしまうのです。
なぜ罪悪感が強くなるのか?
なぜ、私たちはこれほどまで強く罪悪感を感じてしまうのかというと、幼少期に親に責められて育ったことが原因。
あなたが悪い、あなたがダメ。と繰り返し伝えられてきた人が日本人には多いのね。
なぜ、親たちはそんなことを、繰り返し伝えたかと言うと、それは「自分は正しい」「自分は悪くない」と伝えるため。
親たちは自分が正しくなければいけなかった。
その理由は、親たちも罪悪感が強いから(笑)
人に迷惑をかけるなと教育されていて自分が原因で誰かに迷惑をかけているという状況は避けなければいけなかった。
だから、自分は悪くない。あなたが悪い。あいつが悪いと繰り返し伝えたわけです。
自分が責められたり否定されて育った自覚がない方でも、親が他者を責めているのを見てた方も強い罪悪感を抱えやすいので、思い出してみてね。
罪悪感が強い人の特徴
自分の罪悪感が強いかどうかイマイチ自覚がない方もいるかも。
心の中のモヤモヤが罪悪感なのか、なんなのかを判断することは簡単ではないですから。
罪悪感の強い方の思考の傾向はこんな感じです。
誰かに否定されたり、ダメだしされたり、責められたりすると、そのことからしばらく意識を離すことができなくなって、いつまでもぐるぐると考えてしまう。
「え!?私が悪いの?」→「相手に落ち度はないの?」→「やっぱりあの人のせいなんじゃ?」→「私は悪くない!」→「やっぱりあんなことしなければ良かった」→「そもそも誘ってきたあいつのせい?」→「やっぱりわたしのせい?」→「もう消えたい・・・」
みたいなのをもうね、一日中でも考えてる(笑)
一生懸命誰かを悪者にしようとしたり、自分を正当化しようとするんだけど、一周して自分が悪いって思考に戻ってきちゃうんです。
なぜなら、自分が悪いと思ってしまう思考のクセをもっているから。繰り返し「あなたが悪い」と言われて育ってきたから。
この「自分が悪い」っていう考え方が「罪悪感」であって、その罪の意識が強すぎて、だったらもういいやと、自分から人間関係を断ってしまう方も多いのです。
罪悪感から解放される魔法のフレーズ
さて、こんな風に罪の意識が異常に強いため、間違った選択をしている方が多いのです。
子育てでも罪悪感はお母さんを苦しめてる。
こんなに怒って育てちゃったから、我が子は心が傷ついてるかも・・・私のせいだ・・・みたいに母親を苦しめる。
でも、子育てだから「だったらもういいや」って離れるわけにもいかないんだよね。だから今まで経験したことがない苦しみを感じる母親も多いわけ。
それなら、根本的にこの罪悪感から解放されたいよね。
そのためのおまじない言葉が「私は悪くない!」です。
そもそも、あなたには悪気はなかった。子どもの病気で会社を休むことも、うっかり誰かを傷つけるようなことも。
悪気がないどころか、むしろ誰にも迷惑をかけないように必死で生きてきたはず。できるだけみんなの役に立とうともしてきたはず。
そんなあなたが悪いはずがないのです。
だから、「私は悪くない!」というおまじない言葉をいつも呟いて欲しい。「私は悪くない」のうしろに「だれも悪くない」をつけるのもおススメ。
「私は悪くない。誰も悪くない」
まとめ
わたしはこの言葉をつぶやきつつ、過去、母親に理不尽に責められた体験をひとつひとつ癒していきました。
そうしているうちに、「確かに、小さな私はむしろ一生懸命すぎるくらいにがんばってて、ひとつも罪など犯してなかった」と深く気づくことになったの。
そして、最近では「自分は悪くない」とかすらどうでも良くなって、別に少々の悪さをしてもいいじゃないの?くらいに思えるようになったの。
これは喜ぶべきことでも、自慢することでもないかもしれないけど(笑)
悪くてもいいという次のステージに来たからと言って実際に悪いことをするってわけじゃなくて、
このステージにいると、迷惑をかけてくる人、嘘をつく人、ズルをする人のことをかんたんに許して生きることができる。
だから、みんなをいつも大好きでいられる。
このステージはめちゃめちゃ楽でたのしくて、愛にあふれてる。