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人と比べて落ち込んでしまうのは自己肯定感が低いから

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

人と比べてしまうのはどうしてなのか?そして、人と比べて落ち込まなくなるにはどうすればいいのか?について書こうと思います。

この記事はこんな方におススメです。

・同僚や同業者のSNSが気になって仕方がない方
・いつも人と比べて自分はダメだと落ち込んでしまう方
・みんながすごい人に見えて仕方がない方

最後まで読んでいただくことで、人と比べてしまう根本的な原因がわかり、いちいち落ち込まずに「自分を生きる方法」がわかります。

 

なぜ人と比べてしまうのか?

実は私たちは、子どものころから当たり前に比べられているんです。幼稚園や保育園時代から背の順で並ばされたり、かけっこで1番、2番と順位をつけたりしてきました。

また、今の時代では絶対に考えられませんが、小学校の頃「くろんぼ大会」という夏休み明けの日焼けの色を競い合う大会がありましたっけ・・・

クラスで1番になったのは、私です(笑)

勉強でも当たり前のように順位を付けられるようになっていって、私たちは常にクラスの中で自分はどの位置にいるのかを確認しながら生きてきました。

同時に家庭でも比べられます。

「お兄ちゃんは手がかからなかったのに、あなたは・・・」なんて言われることも比較です。

「(幼なじみの)〇〇ちゃんは朝、自分で起きるんだってよ」なんて言われることも比較です。

もうね、他者との比較っていうのは、われわれの人生には当たり前にあったもので、人と比べられて優劣をつけられながら生きて来たことで、当たり前にその思考は身についています。

そして、人と比べることで私たちは2つの事を無意識に確認しています。

そのひとつ目が「やっぱり私は劣っているんだ、ダメなんだ」というセルフイメージを再確認して、ちょっとだけホッとします。

これは自己認識と一致してほっとするという感じです。

そして二つ目が「自分の方がすごいかも、できてるかも」という優位を確認して、一時的に劣等感を癒そうとします。
ときどき自分の優位を確認できて、いい気分を味わってしまうからこそ、他者との比較が止められなくなる、という中毒性もあります。

いずれにしても自己肯定感が低く、劣等感が強いからこそおこなう確認作業です。だから落ち込む結果になるとはわかっていても他者との比較がやめられないわけです。

 

人と比べて落ち込む人と落ち込まない人の違いとは?

 

人と比べて落ち込んでしまう原因はさっきもお伝えした通り自己肯定感の低さが原因です。

ここからがこの記事の大事なところなんですが、実は自己肯定感の低い方というのは、

「自分は劣っている」と解釈して落ち込んでいるのではなく、「自分は劣っているから嫌われる」「自分はダメだから見捨てられる」というような解釈をしていることが落ち込んでしまう原因です。

たとえ劣っていたとしても、ダメな人間だとしても自分は愛されると解釈している人は、人と比べて落ち込んだりする必要がないですし、自己肯定感も低くないんです。

大事なことなので、もう一度言うと、人と比較して落ち込んでしまう原因は、「自分はダメだ」とか「自分はできていない」という解釈が原因なのではなく、

「自分はダメでできていないから、嫌われちゃう」とか「見捨てられちゃう」とか「バカにされて一人ぼっちになっちゃう」というような、ネガティブな思い込みを持っていることが原因です。

反対に、自己肯定感の高い人がしている解釈は「自分はすごい」でもないし「自分は誰よりもできている」なんていうモノではないです。

「すごくない自分でもじゅうぶんに価値があるんだ」という解釈なんですね。

勘違いしがちなんですが、「わたしはこんなにすごいんです」とか「自分の方がこんな優れています」という、いわゆるマウントを取っている人の自己肯定感は低いです。

ニセモノの自己肯定感にすがっているような感じです。

 

人と比べても落ち込まなくなる方法?

 

「自分だけの役割を見つける」というお話をさせていただきます。

自己肯定感の高い人はたとえ、人と比べても「すごくない自分でもじゅうぶんに価値があるんだ」という解釈をしています。

こう解釈できる理由は自分には自分だけの役割があると無意識に感じているからです。

この本物の自己肯定感を身に付ければ、自分にできること、自分の得意分野に集中することができます。

自分のダメなところはダメなままでいいと割り切れるのです。

 

つい同業者と比べちゃう

わたしの運営している養成講座で心理カウンセラーの認定を取得したカウンセラーたちが何人もいますが、やっぱり、同業者とつい比べちゃうっていう話をききます。

ただ、起業家に競合や同業者なんて本当はいないと思うんです。起業したての場合は、自分一人でやっていける程度のお客様に出会えればいいわけです。

カウンセラーはひとりひとりの生きてきた人生そのものが商品です。ひとりとして自分と同じように生きて来た人はいないわけです。

そう考えると、同業者なんていないですし、自分だけの役割があるはずです。

 

自分だけの役割の見つけ方

起業家であっても、お勤めをしている方であっても、主婦の方であっても、必ずだれにでも役割があります。

その役割は、子どものころにすでに持っていた場合がほとんどです。たとえば・・・

「幼少期から無意識にやってきたことや得意だったこと」
「大好きでいくらやってても飽きなかったこと、疲れなかったこと」
「大好きなことで欲しくてたまらない何かがあったけど、運命に阻まれてできなかったこと」

そういうものって、無意識に大人になっても願い続けているし、どうしてもあきらめがつかなかったりします。

あるいは諦めても諦めても自分の人生に何度でも現われちゃうとか。

それは自分の役割だからなんですね。

 

井上ききのケース

たとえば、それはどういうものかというと・・・

私の幼少期は母親がいつも体調が悪くて機嫌も悪かったんです。そんな母親を励ましたり元気づけるのが私の役割でした。

どうにか笑ってほしいし、どうにかご機嫌になってほしい。そんな想いで母親の話を聞く子どもでした。

そして今では心理カウンセラーになったわけです。

しかも、ただの心理カウンセラーではなく自分で自分の機嫌がとれるようになる方法を教えているわけです。

これは、幼少期に母が不機嫌でいたからこそ、ご機嫌でいるためのプログラムを開発するに至ったのです。

それだけじゃなく、わたしは子どものころから文章を書くことだけは好きだったんです。卒業文集のクラスのまとめページを任されたり、読書感想文の代筆をしたりもしていました。

もうね、文章を書くこと以外に自分の居場所はないってくらいのレベルで他にはまともに出来ることはなかったくらいです。

そして、大人になってブログやメルマガでたくさんのお客様に出会うことができるようになったし、出版もさせてもらったわけです。

自分で自分の機嫌を取るプログラムでカウンセリングをするようになったのも、ブロガーになったのも、その理由は私の役割だったからです。

こうなると、同業の誰かと比べても、そもそも役割がちがうので、比べることそのものに意味がありません。

 

マリちゃんのケース

これは私だけの話ではありません。

卒業生のひとりであるマリちゃんのケースですが、彼女は子どものころお父さんを癌でなくされたんですが、当時小さかったマリちゃんはあまり病院にお見舞いに行くこともゆるされず、

亡くなったあともあまりお父さんの話題に参加させてらえず、家族と一緒に悲しむことすらままならなかったそうです。

こんな風に、幼少期に願ったけれど運命に阻まれてしまうことって誰にでもあります。

マリちゃんは今では末期のがん患者さん達が入院される緩和病棟でお仕事をされていますし、とくにその患者さんの残されたご家族のケアに興味を持たれていて、

将来は患者さんの家族が集うサロンを開きたいと話しています。

 

自分の役割じゃないことを手放す

子どものころの体験そのものはもしかすると、ネガティブなものだったりするんですが、その体験があるからこそ、残りの人生でやらなくてはならない役割があるんです。

このような役割って、さっきも言ったんですが、無視していても何度もやって来ている可能性があります。

とは言っても、自分の場合はいったいどんな役割があるのかさっぱりわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、役割ではないのにやっていることが多すぎるから、本当の役割がみつからない、という状態かもしれません。

好きでもないのにやっていることや、得意じゃないのに無理をして続けているようなことを手放すと、本当の役割が見えてきます。

それはすでにやっていることの中にある場合がほとんどです。

 

「人と比べて落ち込んでしまうのは自己肯定感が低いから」のまとめ

人と比べて落ち込んでしまう原因は、他者と比較して「自分は劣っている」と感じるからではなく、

「自分は劣っているから皆に嫌われちゃうかも」という解釈のせいでした。そしてこう解釈していることも自己肯定感が低い原因です。

反対に、自己肯定感が高い人の解釈の仕方は、「自分は劣っていても、じゅうぶんに価値があって愛される」という解釈です。

人と比べてすごいと自覚しているわけではなく、劣っていても自分には価値があると考えることができるから落ち込まなくてすむのです。

人と比べても落ち込まない自己肯定感を手に入れるためには、自分だけの役割に集中することがおススメです。

その役割は、幼少期の体験の中に答えがあるはずです。

子どものころから夢中でやってきたこと、子どものころ願ったけれど叶えることができなかったこと。そんな体験の中にありますし、すでに無意識にその役割を生きている人も多いです。

それを自覚して、自分だけの役割に集中することが他者と比べて落ち込まなくなる方法です。

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