ママが知るべき「少食」「好き嫌い」の本当の原因とは?
こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。
子どもの好き嫌いや少食にお悩みの方は非常に多いですよね。
私自身が長男の好き嫌いと次男の少食に悩んだことから様々な方法を試行錯誤し、その体験を食育講師として伝えていた時代がありました。
テクニックは無数にありますが、この記事ではママの不安をできるだけ早く軽減するための情報をまとめてみようと思います。
好き嫌い少食は直せない
私の子どもたちの少食や好き嫌いだけじゃなく、多くのママの食事の不安に寄り添ってきてわかりました。
少食や好き嫌いを直そうとしても、直ることはまずないです。その子の食べる時期が来なければ、決して食べるようにはならないのです。
うちの次男は、少食で体も小さく、ずっとクラスで前から2番目でした。しかし、小学校4年生になって、急に食べるようになり、次第にぷくぷくしてきました。
今では大きい方から数えた方が早いくらいです。
何をしたわけでも、何をしないわけでもなく、それは完全に次男のタイミングでした。
お腹がすいたって言うのに食べないのはなぜ?
そもそも、お腹がすいていれば食べるのです。あんまり好きじゃないものだって美味しく感じられます。
空腹であるだけで食事に対する意欲があふれて、嫌いな野菜にチャレンジする気持ちもわいてきます。
しかし、実は現代っ子は、お腹がすいていないのです。
お子さんは「おなかすいたぁ~」って言うかもしれません。
しかし、それは「ママ、退屈だよ」とか「ママ、さみしいよ」の意味です。
「おなかすいた」と言えば、何か美味しいモノが与えられることを学習しているだけなのです。
お腹は空いていませんよ。
お子さんは、相手をして欲しいだけなのです。うっかりおやつを与えてしまうことが少食や好き嫌いの原因になってしまいます。
なぜ現代の子どもはお腹がすかないのか?
現代っ子がお腹がすかない理由は、2つあります。
ひとつは、食事のカロリーがそもそも高いのです。
油のものや乳製品、動物性食品は消化に時間がかかります。
それに加え、おやつも高カロリーなのです。
小さい体ですし、まだまだ消化能力も未熟な子どもたちは、次の食事までにお腹がすかないのです。
もう一つは、あきらかに運動量が少ないのです。
平坦で舗装された道、エスカレーター、エレベーター。
そして、テレビやスマホ、ゲームなどがあるせいで、体を動かさなくても退屈しない仕組みになっています。
時代はどんどん変化しているのに、一日に三食食べるという習慣だけがいつまでも残っていることが少しおかしいのかもしれません。3食食べるとしても、量が少なくても問題ないはずなのです。
極度な偏食だった長男はどうなったのか?
うちの長男は、ほとんどの野菜が嫌いで、珍しいものを警戒して口に入れない子。
同じような子は多く、炭水化物とお肉は好きで、それらを中心に栄養を摂って生きているような子です。
炭水化物、お肉とお豆腐、イモ類、牛乳、ホワイトソースなどを好んで食べるので、私は「白物食いチーム」と名付けてました。笑
そんな長男も中学3年生になりました。
相変わらず、好き嫌いは多いですが、外では何でも我慢して食べるようしているそうです。
家でも嫌いな野菜を少量なら食べるようになりました。
そんな長男は、身長177cmくらいあります。パパを超えました。
野球のクラブチームで活躍しています。練習では唐揚げを具にしたおにぎりを2年半持って通っています。
ほとんど風邪も引きません。花粉症くらいです。
結論:好き嫌い少食の子どもたちはどうしたらいい?
子どもたちは、自分が食べるべき量を本能で知っています。
少食や好き嫌いを直そうとして、直ったケースは本当にないのです。
ママはね、ママが食べたいものをお料理していればいいのですよ。
それを食べたり食べなかったりしながら、みんな、ちゃんと大きくなれるのです。
子どもも大人も、生きようとする本能が備わっています。
食事の時間が楽しければ、子どもたちは食卓にやってきます。
中3と小6の息子たちは、「ごはんだよーーーー」って言うと、食卓へやってきます。
食事の時間に笑っていようと思います。
子どもたちの成長する力をいつも信じてあげてくださいね。