あなたが義理の両親に大切にされないたったひとつの理由とは?
こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。
「家族が自分を大切にしてくれない!」
という訴えを持ってカウンセリングに来られる方は多いです。
自分はこんなに頑張っているのに大切にされていない!
Aさんはこんな出来事について話をしてくれました。
「義理の両親が北海道旅行から帰って来て、息子である夫と、孫である二人の娘にはいくつかお土産を買ってきていたのに私にはなく、みんなで食べるジンギスカンのお肉やお菓子しかなかった」
と。
Aさんの気持ちは、
「結局、わたしはこの家に嫁いでいろいろやってあげているのに、ちっとも大切にされていないんです。やっぱり家族じゃないんです」
と、怒っていらっしゃるんですが、涙が止まらないという感じ。つまり、悲しいのです。
このような気持ちを持ちつつ生きている方は多いです。
自分は軽んじられてると感じて辛くなってしまうとか、こんなにやっているのに認められない!と腹が立って仕方がないと。
なぜ、家族に大切にされないのか?
Aさんに話を聴いてみると、Aさんは家族に自分の意見を言うことはほとんどないようです。
今回の件でも、「私もお土産欲しかったな」って言ってみました?と質問すると、「いう訳ないです!」と。
そして、さらに「わたしはお土産が欲しいわけじゃないんです」と。
実はAさんはこれまで、家族に「お土産なにがいい?」って聞かれたときに「わたしはいいよ~」って言って遠慮したり、
家族がお菓子を買ってきたときも、遠慮して食べなかったりしてきたそうです。
目の前の出来事は自分の心が投影された世界
Aさんは、自分なんて遠慮するのが当たり前なんだと思って来たのです。
まさに、これが原因なんです。
実は、目の前で起こっていることは、自分の内側を投影しています。
つまり、Aさんを大切にしていないのは、まさにAさんご自身だったんです。
おそらく、家族はAさんを大切にしたいのに、Aさんこそが無意識にそれを受け取らなかったんです。
想像するに、家族には「わたしなんて大切にする価値はないですよ」っていうメッセージが伝わっていそうです。
自分を大切にする方法とは?
Aさんは「こんなにやっているのに」と何度かおっしゃいました。
つまり自分を犠牲にもしてきたんです。その在り方はまさに、自分を大切にしていない在り方なんです。
Aさんには、まず自分が自分を大切にするための具体的な方法をいくつかお伝えしました。
そのうちのひとつをシェアしますね。
自分を大切にするためには、まず自分が何を望んでいるのか知る必要があります。
なので、「やりたいことリスト」と「やりたくないのに仕方なくやっていることリスト」を作っていただきました。
Aさんの場合は、「やりたくないのに仕方なくやっていること」がとてもたくさんあります。
それを少しずつ、誰か他の人に協力をお願いしたり、やらなくてもいいことを手放したり、他の人にお願いする作業をがんばっていただいています。
よかったら、あなたもチャレンジしてみてくださいね。
自分を大切にしていると、周りの人もあなたを「大切な人なんだ」と認識します。
そうすると、次第に家族から大切にしてもらえるようになりますよ。