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年末年始に気分が落ち込む、焦る「冬うつ」の原因と対策

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

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12月になると、と言うか12月が近づいてくるだけでも、なんだか焦燥感で苦しくなってしまったり、緊張状態でついイライラしてしまうという相談が多くなります。

世の中で「もう12月!早いね~!」なんてくちぐちに呟かれるようになって、テレビをつけるとクリスマスやお節料理の話題が多くなる。

そうすると、アレもしておかなくちゃコレもしなきゃなんて思ったり、特にすることがなくても、ソワソワしてきちゃうわけです。

でも、そのソワソワは本当に必要なのでしょうか?

先日も会議の席である経営者さんが「12月はみんな忙しいから1月にしたら?」と言ってた。みんな忙しいと思い込んでいるのです。

それって本当なの?

この記事を読んでいただくと、その焦燥感や緊張感の原因がわかり、自分らしい心穏やかな12月を過ごすコツをわかっていただけますよ。

 

12月に焦燥感が強くなる3つの原因は?

 

年末が迫ってくると平常心を保ちにくくなる方が多いです。グズグズしてる人を見るとイライラしちゃうとか、何から手を付けたらいいのかわからなくなってパニックになってしまうとか。

あるいは、緊張状態が続くことで非常に疲れやすいわけですが、疲れていることにも気づかずに年明けまで走り抜けてダウンしてしまった方もいらっしゃいました。

ところで、何がこれほどまでに私たちの心を落ち着かなくさせるのでしょう?

今回は「12月」「師走」「年末」と聴くと焦ってしまう原因を3つにまとめてみます。

 

1:親が忙しいと言っていたから

 

幼少期に自分の親が、年末になるとストレスフルな状態で「忙しい忙しい」と言っていたことがひとつの原因です。

とくに心配性で不安が強い親は、年末はパニックなのです。

忙しいと言っていただけなら、問題はないのですが親自身も非常に焦っていたり緊張状態なので、それを子どもは体で感じています。

私たちの母親の時代は、年末になるとスーパーも閉まってしまい、もちろんコンビニもないですから、確かにお節の準備や大掃除に忙しかったのでしょう。

お歳暮送って、年賀状も手書きで書いて、そこにクリスマスなどという舶来の行事も登場しちゃって、物理的に大変だったのかもしれません。

そんなときに、親に迷惑をかけて怒鳴られたり相手にしてもらえなかったり、あるいはお手伝いを強要されたりと、この時期に傷ついた幼少期の心のキズが痛み出すというわけです。

 

2:社会からの影響

 

親だけが原因ではありません。そもそも社会全体が「忙しい、忙しい」と言い始めます。職場で「もう年賀状書いた?」ときかれたり(笑)

テレビで素敵なクリスマスの過ごし方を特集してたり、若いのに自分でお節を手作りする人がSNSに投稿したり・・・

他人に「ダメな人間」だと思われてはいけないという思考が強い人の場合、良い母親、良い嫁、良い人でいようと特に12月はがんばらなくちゃいけないことだらけになるのです。

本当は忙しくなくても、忙しくしていなくちゃいけないような強迫観念さえ感じる方もいます。

 

3:そもそもストレスに弱い

 

不安の強い心配性の親に育てられた方はそもそもストレスに弱い傾向にあります。

いつもと違うことをするとストレスを強く感じたり、問題やトラブル、想定外の出来事に過剰に反応してしまいます。

そのため、トラブルにならないようにいつも、何かしら準備をしながら生きていたりするのです。

そんな方が、年賀状や大掃除、お正月の準備、あるいは旅行なんかを企画しちゃったら、ストレスにやられてしまいます。

夫の実家で年越しをする場合も考えただけでストレスを感じる方もいますし、実は自分の実家で過ごすことにもストレスを感じている方も多いのです。

もっと言うと、実は「寒さ」もストレスの一つですので、追い打ちをかけるようにこの時期グッと冷え込むのもこたえるのです。

 

幸せな12月を過ごす3つの方法

 

ある年のことですが、わたしは年末に体調を崩してしまって、まったく動けなくなってしまったんです。

当時は、まじめで誠実なキャラで生きていたので(笑)、年賀状もお節料理も大掃除もなにもできなくなって絶望したわけですが、

とはいえ、私が寝込んでいても何事もなかったように新しい年はやってきました。当たり前ですけどね。

あれあれ?いままでの頑張りはいったいなんだったの?と思っちゃったわけです。

それ以来、わたしは心を入れ替えて、穏やかに12月を迎えるようにしています。

そのために私がやったことと、やっていることを3つにまとめました。

 

1:自分の心の声を丁寧に聴く

 

これは、12月に限ってというわけではないですが、自分の心の声を丁寧に聴いて、いま私はどうしたいの?何をしたくないの?を無視しないようにしています。

年末でもドライブに行きたかったらいきますし、ネットフリックスで映画を観たかったら観ます。

さらに言うと、我慢して何かを引き受けたりしないように、頼まれごとは、いっかい保留にして、一人の時間にゆっくり向き合って引き受けるかどうか決めるようにしています。

「頼まれごとは試されごと」なんていう言葉もありますが、「はい!よろこんで!」なんて引き受けていると、そのうちに喜べない現実が必ずやってきます。

引き受けてはいけないことも当然あるのです。

 

2:やらなくてもいいことを手放す

 

この話は何度かブログでも書いているのですが、私はまず、年賀状をいっさいやめました。

届いた年賀状にも返さないで、可能な限りメールでお返事をしました。

年賀状だけのやり取りになっていて、メールアドレスもわからない人間関係はもう必要ないと割り切ったのです。

社交辞令で「今年こそ会いたいね」とか嘘を書くことにも実は心がストレスを感じてるんですよ。

さらに、大掃除はしないと決めました。普段から大掃除をしなくてもいいように掃除をする。これで何も問題は起こりません。

掃除なんてもっとヒマなときにすればいい。

こんな風に本当にしなくちゃいけないこと以外は、切り捨てていきました。

そうしたら、年末だからといって特別にしなくちゃいけないことは、ひとつもありませんでした。

 

3:ゆっくり呼吸をする

 

とはいえ、我々が幼少期に身に付けてしまった体の反応はそう簡単には消えません。

街でクリスマスのイルミネーションを見ると、なんだか落ち着かない気持ちになるかもしれません。また、少し空気がひんやりしてきたり日が短くなったりすることで、反射的に体に力が入ってしまうかもしれません。

しかし、それは悪いことではないです。

そんなときは、意図的に深くゆっくり呼吸をするのです。

電車の中でもカフェでも職場でも、呼吸なら場所を選びません。

そのうえで

わたしには十分に時間があります

とつぶやいてみましょう。本当にじゅうぶんに時間がある年末年始がやってきますよ。

 

穏やかな12月を過ごす方法まとめ

 

みんなが12月を忙しく過ごしていようと、育ってきた環境がどうであろうと、実は12月は他の月と何も変わらない1ヶ月です。特別に短かったりしません。

年が変わるからと言って、自分自身は何も変わりません。変わらなくちゃいけないわけでもありません。

なんなら、中国では2月4日あたりに年が明けますね。

地球は何も変わらず回っていて、1月1日の朝はいつもの朝と変わらずやってきます。「初日の出」とかいいますけど、その正体はいつもの太陽です。毎日いるやつ。

年末を年末と思うか思わないかは実は自由なのです。

ということは、この時期に忙しくするか、穏やかにいつもと同じように生きるかは、自分が決めるべきなんですよ。

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