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何度言っても言うことを聞かない子どもは何故聞かないのか?

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

何度おなじことを伝えても、言うことをきかない、できるようにならない子どもにはいったいどうすればいいのか?今日はこれを解決していこうと思います。

 

繰り返し言ってるのに。

・宿題やってからゲームをやりなさい

・帰ったらランドセルを部屋に置いてきなさい

・トイレの後は手を洗いなさい

・玄関の靴をそろえなさい

・洗濯ものをタンスに入れなさい

・早朝や深夜はテレビの音量に気をつけなさい

・私物を部屋に片付けなさい

などなど・・・

何度も言ってるけど、何度言ってもやってない。同じことを繰り返す。言うことを聞かない。

こんなお子さんの相談はよく聞きます。みんな言うこときかんよね(笑)

多くのお母さんお父さんが「繰り返し言っているのに」っておっしゃるのです。

繰り返し言っているのに、言うことを聞かないのは、なぜか?

その理由は、繰り返し同じことばっかり言っているからです(笑)

 

同じことを繰り返し伝える、は有効か?

同じことばかり繰り返し言っていると、言うことを聞かないってどういうこと?

例えば、こういうことなの。

—————————————

コーラ飲みたいなーと思って自動販売機に160円入れて、コーラのボタンを押した。

でも、アクエリアスが出てきた。

おいおいおい・・・私はコーラが飲みたいの。

と、再び160円を投入。コーラのボタンを押す。

でも、ファンタグレープが出てきた。

えーーー!でも、どうしてもコーラ飲みたい。

もう一度160円を投入し、コーラのボタンを押す。

今度は緑茶が出てきた!

もーーーー!怒ったぞ!なにがなんでもコーラ飲んでやる!

160円投入!今度は強めにコーラのボタンを押してやったぜ!

———————————

ってことなんだよね。

普通はせいぜい2回コーラが出なかったら、なんか別の方法を取るよね。別の自販機探すとか。

なのになぜか子どもに対しては、同じことを同じように何度も言っちゃうんだよね。

 

なぜ、同じことを何度も言っちゃうのか?

上に書いたコーラの例を読むと、確かに、コーラの場合は2回目であきらめるし、なんならアクエリアスでもまあ、いっか・・・とか思うかもしれないのに。

子どもだと2回じゃあきらめられないし、できなくてもまいっか、とはなかなか思えないよね。

これは、教育やしつけをしなくちゃいけないからなんだよね。私たちは自動販売機を教育しなくていいからあきらめることができる。

子どもに対しては、言うことをきくイイ子であってほしいという「期待」もあるから、ここに感情も入ってしまう。

しかしね・・・、人の言うことを「はい、はい」と受け身にきくだけの自販機みたいな人間になられても、それはそれで困るでしょ?

 

子どもが言うことを聞かないわけ

何回も言っても子どもが言うことを聞かないのは、その行為が楽しくないことだからなの。もう少し詳しく言うと、「快」の感情を伴わないから。

宿題やってからゲームをするってことが楽しいことだったり、嬉しいことだったら、子どもは先に宿題をやるだろうと思う。

毎日2時間お勉強することが「快」を伴うことだったら、いっぱい勉強して東大にだって行けちゃうかもしれないわけです。

 

 

主体的に工夫する人に育てよう

それならば、宿題してからゲームをすることが子どもにとって「快」の行動になるための工夫をしてあげるといい。

例えば、小さなお子さんだったら、学校から帰ったらおやつを食べながらママと一緒に宿題をする。ママも隣で一緒に何か作業をするとか、本を読むとかのお勉強みたいなことをするといいんだけど。

そうやって、楽しく宿題を終わらせてからゲームをするという流れを作るといい。

学校から帰って、宿題より先にゲームをしたいのは宿題が「不快」でゲームが「快」だから当たり前なのだ。

同じことを繰り返し伝えるという行為は工夫がないし、相手に期待をしているだけの依存的な在り方なの。

子どもたちはこのお母さんやお父さんの在り方を受け取って身につけていく。実は意識的に教育やしつけをしていることよりも、このような「在り方」をむしろ身につけてしまう。

 

まとめ

トイレの後で手を洗ってほしかったら、洗いたくなる工夫をする。しばらくするとその工夫にも飽きちゃうから、また再度、工夫をする。

片付けをしてほしかったら、楽しく片付けができる方法を考える。どうすればテンションがあがるかは、ママが一番わかってるはずだから大丈夫です。楽しんでやってみて!

子どもであっても誰でも、「不快」を避けて「快」を求めて生きているの。

「不快」を利用してしまうと「おどして言うことを聞かせる」というやり方になる。こうならないためにも上手に「快」を利用する。

その在り方は子どもにしっかり受け継がれて、みずから考えて主体的に関わって、工夫する人、そして楽しめる人に育ってくれますよ。

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