いつも漠然と焦っている30代が焦燥感の原因に気づくワーク
こんにちは!井上ききです。
ごはん食べてても、ごはんの片づけのことを考えてるし、ごはんの片づけをしてても9時までに子どもたちを寝かさなきゃって、いつも次の段取りを追いかけているんです。
というお話をめっちゃよく聴くの。
忙しそうにしていないといけない気がするという方もいて、家のソファーで横になることすらできない。それどころかソファに座っているだけで落ち着かないという。
問題なのは、そんなにも毎日頑張っててもぜーんぜん満たされていないことなの。しかも、いったい何を目標に日々忙しくしているのか、本人ですらわかっていないということ。
これを続けていると当然だけど、いつか疲弊しちゃうし、体を壊してしまう。
私たちの焦燥感の原因とは?
そんなわけなので、そもそも私たちは、なぜこれほどまでに焦燥感を感じて生きているの?って話からしようと思う。
私たちは決して何かに向かって焦っているわけではないの。どこかに向かっているわけじゃなくて、実は逃げているのね。
何から逃げているかというと、それはいわゆる「失敗」。
失敗する自分とか、できない自分とか、ダメな自分がバレてしまうことを全力で避けるために焦って生きてるの。
家事の段取りが上手くいかないと、子どもが早く寝れなくて、翌日起きれない。幼稚園に遅刻するような子どもの母親だと思われてはいけないから、早く公園から帰って夜に備えなきゃ!
後輩よりも仕事ができないと思われちゃいけないから、早く出勤して少し早めに仕事に取りかからなきゃ。
英語も習っておかなきゃ。料理も勉強しておかなきゃ。素敵なお洋服も買っておかなきゃ。急がなきゃ。頑張らなきゃ。もっとやらなきゃ。
きゃーーーー!!!
これ↑↑が焦燥感の正体。
〇〇だといけないから、〇〇と思われちゃいけないから。〇〇になっちゃうといけないから。という思考の状態を「マイナス回避欲求」という。マイナスを避けているだけだから当然、どこかに向かっているわけでもない。
だから、目標もゴールもない。
本物の目標を手にするために必要な欲求とは?
じゃあ、このマイナス回避欲求の反対はなに?
それは「プラスの達成欲求」。つまり「〇〇したい」「〇〇になりたい」「〇〇で在りたい」という欲求を持っている状態。
プラスの達成欲求を持ってい生きていると、自分の能力を超えた力を発揮できる。たとえば、イチローや藤井聡太棋聖もね、そういう状態。マイナス回避欲求からでは、ああはなれないわけ。
(なんでイチローと藤井聡太棋聖を引っ張りだしてきたのかっていうとね、愛知県のヒーローだから笑)
でもね、私たちからこのマイナス回避欲求をゼロにすることはできないの。
ゼロにするのではなく、自分がどんな失敗を回避したくて、どんなダメなところをバレたくなくて、どんなにかっこつけてるのかってことを知ることで、このマイナス回避欲求を落ち着かせれば大丈夫。
その自分が全力で避けている「失敗」っていうモンスターがたいして脅威ではないと気づくはずだから。
その漠然としたモンスターは逃げていればいるほど、恐ろしく感じて、焦燥感に振り回されて意味の分からない人生になってしまう。
マイナス回避欲求に気づくための3つの質問
そんなわけで、あなたがなぞの焦燥感から解放されるためにまずやるべきことは、自分が全力で回避しているマイナスの条件に気づくこと。
気づくこと!(2回目)
この質問に答えてほしいのだ。
(1)あなたにとって、人生の失敗とはどのような状態ですか?
(2)あなたにとって、人に知られたくない自分のダメなところはどのようなところですか?
(3)あなたは他人にどのように思われること(言われること)を避けていますか?
例えば、わたしだったら・・・
(1)あなたにとって、人生の失敗とはどのような状態ですか?
↓↓
ひとりぼっちの孤独な状態で生きること。誰の役にも立てない状態。経済的に困窮してみすぼらしい私になること。
(2)あなたにとって、人に知られたくない自分のダメなところはどのようなところですか?
↓↓
賢い人みたいにふるまっているけれど、実は何も知らないこと。専門分野以外の一般常識を知らないこと!
(3)あなたは他人にどのように思われること(言われること)を避けていますか?
↓↓
できていないと思われること。たいしたことないと思われること。
こうやって答えていくと、私の場合は「できてる人に思われなきゃ」とか「人の役に立って稼がなきゃ」というマイナス回避欲求を発動させやすいんだな~と気づくことができるわけです。
このマイナス回避欲求は、こうして言語化することで、徐々に手放すことができる。以前わたしは「悪い人だと言われて責められる状態」を全力で回避していたけれど、今ではすっかり手放せているようで、そこら辺の言葉はぜんぜん出てこなかった。
私はさらに、”できる人でいようとする欲求”を手放して、楽になろうと思う。
あなたはどんなマイナス回避の欲求を持っていましたか?そのマイナスを手放して、本当にあなたが生きたい人生を生きるサポートをしています。
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