義母へのイライラを何とかしたい方のためのブログ
こんにちは!井上ききです。
義母のことが大嫌いで、不必要にイライラするというご相談はとても多いです。
このケース、例外なく義母に向き合うのではなく、実母や自分自身との関係を見つめ直すことで改善します。
この記事では、義母を無条件に嫌いと感じてしまう原因とその改善方法について書いていきます。
存在が嫌いという種類の「嫌い」について
私たち母親って、子どもに対して繰り返し腹が立つようなことがあると、我が子であっても正直、嫌いになる瞬間はある。
「何回おんなじこと言わせるんだ」とか「どんだけ自己中なんじゃ」とか「なんちゅー口のきき方するかなー」とか、いろいろある。
でも、それは行動とか考え方に対してです。行為(doing)を嫌っていて、決して存在(being)は嫌っていないわけ。
死んでしまったらぜったいに困るもんね。
でも、義母に対しては、決して嫌がらせをされたわけでもないのに、嫌いだったりする。お客様にもこれ、かなり多いです。
あなただけではないです。
会ったときから無条件に義母が嫌いみたいな(笑)
これは、逆に行為(doing)を嫌っているのではなく、存在(being)を嫌ってるんだよね。
存在そのものが嫌いだから、どんな行動もムカつく!わずらわしい!ってなっちゃう。
いつ死んでくれるんじゃ!って思ってる人もぶっちゃけいっぱいいるわけです。
これ、かなり興味深くないですか?
義母の存在が嫌いな3つの理由
義母を無条件に嫌いになってしまう原因を3つ挙げておきます。
1)実母を投影している
幼少期の私たちは母親のことを、本当は怖くて怖くて大嫌いだったとしても、生きていくために決して嫌いにはなれないんです。
そのため、無自覚に母親を美化して好きってことにして生きているんです。
とはいえ、本当は「嫌い」という意識が内側にあるわけで、その意識がいつまでたっても自分に共感されないので、ますます「嫌い」が強まります。
そして、その「お母さん大嫌い」が間違って義母に向かう、という現象です。
2)義母をライバル視している
幼少期から誰かと比べられて生きてきて、劣等感が強くなってしまっているケース。
きょうだいで比べられて育って、内側にもともとあった「負けてはならない」とか、「勝ちたい」といった競争意識を義母にぶつけてしまいます。
なぜ、義母にぶつけるのか?
その理由は夫という自分の大切な存在をめぐって負けるわけにはいかないからではないかと思う。
義母にというより夫に、義母より認められたいのです。
だから、敵対心とか対抗心、競争心みたいなものが発動するんじゃないかと個人的には考えている。
3)「好かれなくちゃ」が負担過ぎる
いい嫁だと思われなくちゃって思わない方はまずいませんよね。
「認められなくちゃ」「しっかりしてると思われなくちゃ」「好かれなくちゃ」って頑張ってしまいますよね。
しかし、これが次第に負担に感じてきて、義母という存在がプレッシャーになって煩わしく感じていきます。
もちろんこれら「好かれなくちゃ」も、実母に好かれなくちゃ生きていくことができなかった幼少期のトラウマです。
義母嫌いを改善する方法
先に書いたように義母への感情に関わっているのは、実母との関係と、自分自身の劣等感です。
ということは、実母に対して感じて来た恐れや悲しみを顕在化、つまり自覚して癒す必要があります。
そして、「認められなくちゃ!」「勝たなくちゃ!」「すごいと思われなくちゃ!」という欲求に向き合って、自分に厳しすぎる自分を自覚して、
そして、ありのままの自分を無条件に受け入れていく練習をする必要があります。
つまり、母親との関係と自分自身との関係を改善させるのです。
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義母へのイライラを何とかしたい方のためのブログ まとめ
嫌いなのに割り切れないとか、嫌いなのに義実家に帰省しなくちゃいけないとか、もろもろ煩わしい問題があるのが義母問題です。
なにも大好きになる必要はありませんが、感情を乱されることなく気分よく関われるといいですよね。
ただ、義母問題に限らず、すべての人間関係で何らかの不快な感情があるなら、それは実の両親に関係しているし、
究極言えば、自分自身との関係に原因があります。
嫌いな人が多い方は、自分のことが嫌いです。
人のことをすぐ嫌いになっちゃう方は、自分のことも簡単に嫌いになっちゃいます。
他者に対する「許せない!」という感情は、自分が自分を許せていないことの証明です。
自分を許して愛するという取り組み以外に、他者との幸福な関係を築く手段はないみたいです。