母親の不機嫌はなぜ、子どもを生きづらくしちゃうのか?
こんにちは!井上ききです。
18年間カウンセリングやコーチングをしてきましたが、人は何に傷ついているのかっていうと、最も多いのはなんと!
「母親の不機嫌」なんです。
もちろん、不機嫌とかのレベルじゃなく、虐待を受けたとか、お母さんじゃなくお父さんがいつも不機嫌だったっていうケースとか、いじめとか他にも様々あるけど、
カウンセリングを進めていって、幼少期にどんな体験があったのかを聴いていくと、圧倒的に出てくるのは、意外にも「母親の不機嫌」なんです。
そして、その体験を通して認知したこと、受け取った思い込みが人生を生きづらくしてるのです。
井上のケース
これは、私のお客様に限った話ではなくて、私の幼少期も母親の不機嫌に振り回される毎日でした。
突然、何の前触れもなくキーキー怒り始めたり、一度不機嫌になるといつまでも不機嫌で、「私が不機嫌なのはあなたのせいだ」とはっきり言われたり。
小さな子どもの私から見たら、母親は不機嫌な怪物って感じでした。
お母さんの不機嫌を体験すると生きづらい人生になる
お母さんが不機嫌だった体験がなぜ、生きづらさにつながるのかという解説をしていこうと思います。
お母さんのご機嫌取りのために勉強やスポーツを頑張ってきた子は、大人になっても身体を壊すまで頑張ることをやめられなかったりします。
お母さんを決して怒らせてはいけなかった子は、大人になっても人のご機嫌取りをしたり、周囲の空気を読んでビクビクしたりします。
お母さんに迷惑をかけないように何でも自分でやってきた子は、大人になっても誰にも甘えられずに強がって決して弱音を吐くことができません。
お母さんを笑わせなくちゃと思っていた子は、大人になっても自分をネタに周りの人を笑わせたりしています。
親の不機嫌によって自己犠牲するようになる
要するに、自分を犠牲にして他者が不機嫌にならないように、あるいは他者を不快にさせないように生きているのです。
こうなってると、生きづらいのは当然ですよね。
お母さんが不機嫌なのって、本当はお母さん自身の問題なんだけど、小さな子どもたちは、そのすべてを背負っちゃう。
自分がバカだからだ。
自分が間違ってばかりだからだ。
自分がだらしないからだ。
自分が上手くできないからだ。
自分が悪いんだ。
こうやって、劣等感と罪悪感を積もらせてしまって、生きづらくなるのです。
子どもは無条件に親を愛している
それとね、お母さんの不機嫌が自分のせいではないとわかっていても、それでも、お母さんのご機嫌取りをして生きてきた方もいる。
おじいちゃんがお母さんをいじめているとか、お父さんがお母さんを泣かせているとか。
明らかに自分が悪いわけじゃなくても、それでも子どもたちは、お母さんを何としても幸せにしたい生き物なんですよね・・・
そういう意味で、子どもは本当に無条件にお母さんを愛してくれる存在なんだなーって思います。
だからこそ私も、子どもたちを無条件に愛せるようになりたいって思ったんです。
生きづらさを抱える人がやるべきこと
さて、そんなふうに幼少期の母親の不機嫌によって、今でも生きづらさを感じながら、人生をサバイブしている方は、どうすればいいのかというと・・
まず、幼少期に思い込んだ「私がだめなんだ」「私が悪いんだ」をゆるめて、お母さんを幸せにすることができなかった自分を許すことが必須です。
許してないのは自分だけで、本当は誰もあなたをダメとか悪いとか思っていないんです。
自分を許すと他者を許せる
私の話をすると、母親を幸せにできない(ご機嫌にできない)(笑顔にできない)自分をずっと責めて生きてきたので、とうぜん自分に厳しく生きていたんですが、
そうすると、自分だけじゃなく、他者にも厳しくなっちゃうわけです。
だからこそ、我が子に対しても許せないことが多くて、怒ったり不機嫌になったりする。
つまり、子育てでイライラしまくりだったのは、自分を許せてないからだったんです。
子どもたちのすべてが心配で、ピーピーとうるさく言っちゃうのも、「失敗するあなたを許せない」という意味だったんだな~、と今ならわかるんです。
私が許せない世界から許せる世界に行きたいと強く思った理由は2つあって、
子どもたちをありのまま無条件に愛せるようになりたいと思ったからっていうのと、もうひとつは、カワイイお母さんになりたかったから。
カワイイおばちゃんにもなりたいし、カワイイおばあちゃんにもなりたい。
そう切望したからなの。
だって、不機嫌な女は可愛くないですもんね(笑)
つまりね、家族のことも自分自身も無条件に愛したかった、というわけです。
自分を許せた後の世界は、相当いいものですよ。かわいくなれるし、豊かにもなれる。
自分を許して自分の機嫌を自分で取れるようになる「エミークコーチング」を体験しにきてください。
もちろん可愛くなれたのは、私だけじゃないんですよ。
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