私が目指してる「お金持ち」じゃない「○○持ち」とは?
こんにちは!井上ききです。
おととい美容院に行ってきたんだけど、また今日も行ったの。
なんとなく髪の色が黒すぎて鏡を見るたびに「え?どちらさま?」って思っちゃうもんだから。
18年くらい通ってると遠慮なくお直しをお願いできる。もちろん無料。
そんないつものサロンのいつものスタイリストさんが、「2日後にまた来れるなんて、少し前の井上さんだったら考えられなくないですか?」って言うの。
確かに。
わたし、最近は週に2~3日は休みってことも多いのだけど、1年前は「ここ1か月一度も休めてない」とか言ってたかも。しかもドヤ顔でな(笑)
忙しい人に憧れてたころ
ひとつ、思い出したことがあるの。わたしがメンタルコーチとして開業して間もない頃のことなんだけど。
最初の何年かはあんまり仕事がなくて、もちろん収入もほとんどなかったにもかかわらず、幼い次男を保育園に預けててなかなかの保育料を支払わなきゃいけない。
だから夫の給料を当てにして支払っていたのですが。
そのころの私はスケジュール帳がほとんど真っ白で、ぽつりぽつりとランチの約束が入ってたり、コーチングのスクールには通い続けていたので、講座の日程が書き込まれている程度。
なのに立派な手帳を持っちゃってて。
でもね私は、忙しくなりたくてしょうがなかったのだよ。
忙しく活躍するメンタルコーチとして日々のスケジュールをこなして、あちこち飛び回ってる自分っていうのをいつもイメージしてたの。
それはそれはキラキラしちゃってて、高そうなバックとか持っちゃって。どんどんコーチングの申し込みが入っちゃったりして、「あー、忙しい忙しい」なんて言っちゃって、立派な手帳に書き込みまくっちゃってる自分をね。
妄想手帳とは?
そのころの私が、妄想を暴走させた結果、やっていたことがあるんだけど。
実は、手帳のマンスリーページに架空のスケジュールを書き込んでたの。
「10:00 山田花子様。12:00 鈴木夢子様」とか「10:00 PTA講演」みたいに。けっこうぎっしりと。
誰にも迷惑かけてないから許されるけど、ずいぶんイタい人でしょ?「この人友達じゃなくてよかったー汗。イタすぎて見ていられないわー」って思ったでしょ?
架空のスケジュールでマンスリーページを埋めるのもなかなか大変だったけどね。大変ならやらなきゃいいと思うでしょうが、ほら、暇だからさ(笑)
でもね、妄想ってすごいのよ。何年か経って、わたしは本当にスケジュール帳がぎっしりな女になったの。
インナーチャイルドセラピーを学んでカウンセリングをメニューにしたころから徐々に。最初のころは仕事と思えないほど楽しかったし、やりがいを感じていたけど、私はかんぜんに仕事をし過ぎてた。
自分が望んでいたこととはいえ、私はぜんぜんキラキラじゃなくなっていたのでした。
期待に応えなくちゃ
そんなふうに、カウンセリングのお申込みが増えていって、休みなく仕事を入れるようになっていって、なんだか苦しいと感じていたのに、
そのころの私は、休みたいのになぜだか休めないという状態だったの。
でも、おかしくない?わたしはフリーランスだから自分でスケジュールを決めれるはず。なのに、休めないのはなぜだったのか?
その原因は、「期待に応えられない私は価値がない」という私の中にある思い込みだったの。常に「期待に応えなくちゃ」という強迫観念に見舞われてた。
だから、悩んだり困ったりしてるクライアントさんの申し込みにすぐに対応したし、次の予約をできるだけ早く入れていた。
当然そうあるべきだって疑うこともなく。
そもそも期待はなかった
でもさ、本当にクライアントさんは次の予約を早く取りたかったのかい?2週間後が3週間後になっては困ると言った人がいたのかい?
誰かに「ききさん、忙しすぎてぜんぜん予約が取れないじゃないですか!」って言われたのかい?
答えはNOです。だれにも何も言われてない。
当たり前だけど、みんな私に休みなく仕事をしてくれなんて言ってないし、求めてもいなかったよね。考えてみたら当たり前だけどね。
わたしはそもそもなかった期待に一人で勝手に振り回されていた。
忙しいはそれほどカッコ良くなかった
そもそも、私ったら、スケジュール帳に休みを決めて書いておくってことすらしてなかったの。つまりたまたま予定が入らなかったら、その日はお休み、という休みの取り方をしてた。
そら休めないわけだわ。
でも実はね、何をするために休めばいいのか本当はよくわからなかったのかもしれない。
それこそ美容院行って、歯医者行って、確定申告やって、免許の書き換え行って・・・みたいなことしかわからなかった。
ということはだよ。わたしったら、「休みがない」とか「ぜんぜん休めない」とか言っちゃってたけど、本当は「休めない」じゃなくて「休まない」だったわけ!あらやだ、お恥ずかしい。
このことに気づいても、しばらくは私にとって休むことは稼ぐことよりだんぜん難しいことだったけど、最近どうやら2日後に美容院にもっかい行けちゃうくらいになっているようです。
忙しいことはかっこいいと信じてたけど、忙しいときは髪型が気に入らなくても直しにも行けなかったんだよね。忙しいってぜんぜんかっこよくもないし、かわいくもないね。
私が目指す働き方とは?
「成功」の定義とか価値観ってどんどん多様化してると思う。
みんながそれぞれの成功の定義を持っていて、それぞれの幸せを追い求めて生きることが普通になってきてる。
しかも、忙しくなくてもたくさんのお金を稼ぐ方法は実際にいっぱいあるし。
今のわたしは、期待に応える自分でもなく、お金持ちの自分でもなくて、\お時間持ち/になりたいと思ってる。
かっこいいお金持ちじゃなく、かわいいお時間持ちになりたい。
目指すのは週に2~3日だけ仕事をして、全国をドライブしながらめぐりたい。お金によって手に入れる何かもいいけれど、時間があるからこそできる何かをしたい。
忙しいと自分を愛せないし、自分を愛せなかったら誰かを愛することなんてできないもんね。
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