日大アメフト部事件から学んだ大切なこと
こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。
日大アメフト部でタックルによって相手チームの選手にケガを負わせた宮川選手の会見をご覧になったと思います。
実はわたしは彼のまっすぐで潔い姿を観ていてなんとなく落ち着かなくなりました。
「自分が悪いんです」と非を認めるのが苦手な自分が落ち着かなくなっていたのです。
自分の非を認めるということ
あまりにも清々しい宮川くんの姿に自分が恥ずかしくなっていました。
自分は悪くない。
悪いのはあの人です。
こうやって罪を逃れたい気持ちを誰もが持っています。人口の8割が該当するそうです。
そして、翌日行われた監督とコーチの会見。見事に自分は悪くないとグズグズの会見。
ますます宮川選手の在り方に、わたしももちろん、国民みんながプラスの印象を持ちました。
揉め事を早く収束させるには…?
この事件でわたしが改めて学んだことがあります。
それはね、まず自分の非を認めることが争いを早く収束する在り方なんだと。
どんな揉め事、トラブル、問題においても自分にも必ず非があります。
「この点でわたしに非がありました。ごめんなさい」
そう認めて、潔く謝罪する。
これが問題をこじらせない方法。
これを家庭に置き換えてみよう
これ、わたしは家族にできてるかな・・・って自分を大いに振り返るきっかけになりました。
子どもに「お母さんが間違ってたわ、ごめんね」って言えてないときも多々あります。
自分の非を認めるのが怖い原因はね・・・これ以上罪を認めると生きていられないほどの罪悪感をすでに握りしめているってことなんです。
子どもの頃に、罪をかぶせられすぎたり、
おまわりさんに連れていかれるよ!
牢屋に放り込まれるよ!
鬼が来るよ!
地獄に落ちるよ!
と脅されて育つと、ミスを認めることが怖いのです。
さらに言うと、自分で自分を認められていなければ、罪を認めてダメな自分を受け入れるのは怖いのです。
これ以上、価値のない人間になったら生きていけない!と思うからです。
だれもがやってしまう些細な失敗さえも、恐ろしくて「自分がミスしました、ごめんなさい」ってなかなか言えないのは、そんな過去のトラウマが原因なのです。
自分の在り方はもちろん、子育てを振り返るいい機会になりました。