怒ってばかりの子育ては取り返しがつくのか?にお答えします!

こんにちは!井上ききです。
10月も【エミークコーチ養成講座】開催しましたよ!みなさん、日々起こる問題に向き合って、どんどん成長中でございます。
そもそも、みなさんのスタート地点も違うし、目指すところも違うから、自分がどれだけ成長できるか、大事なのはそれだけ。
人と比べるのではなく、スタートしたときの自分と比べよう!
うちの子もアダルトチルドレン??
さて、自分の性格がどのようにして出来上がったかを知ると、決まって多くのクライアントさんが口にする不安というのがある。
それは、うちの子もアダルトチルドレンなのでしょうか?という不安。
どういうことかと言うと、うちの子も傷ついてしまっていて、将来、私みたいに生きづらくなっちゃうんじゃないかと不安になってしまうのです。
今日はここを明らかにして、もしもお子さんが傷ついているとしたら、どうすればいいのかを解説していこうと思います!イエイ!
子どもに繰り返しひどいことを言ってしまった
- 毎日、ひどい怒り方をしてしまうんです
- 存在を否定するような言葉を言っちゃったことがあるんです
- 叩いてしまいました
- 「出て行きなさい」とつい言ってしまった
- 「嫌い」って言っちゃった
- すでに娘は親の顔色を見てるんです
- 息子が「自分は死んだ方がいい」なんて言うんです
だから、すでに、うちの子は傷ついてしまってますか?インナーチャイルドが傷ついてますか?将来は生きづらくなっちゃいますか?私みたいになっちゃいますか?
ってみんな必ず質問するよね。
つまり取返しが付くか付かないかを、知りたいんだね!
私もかつてはまったく同じことを自分のカウンセラーに質問したのを覚えています。だんだん忘れかけてるけどね。
私たちは何度も見捨てられる
私たちって、幼少期に何度も親に怒られたり、見放されるようなことを言われたり、どこかで迷子になったりもして、つまり、何度も繰り返し見捨てられた体験をしているの。
厳密にいうと、見捨てられた体験なんじゃなくて、見捨てられると思い込んだ体験ね。
たとえば、私の場合・・・
- 親の言うことを聞かなくて、外に出される
- 「もう、知らないから」と言われる
- 母に「もしもお母さんが死んだら、あんたどうする?」と言われる
- 家に帰ると専業主婦の母がいなかった
- 押し入れに閉じ込められる
- ユニーで迷子になる
- 親の離婚により父と生き別れになる
などなど・・・
こんな体験によって、「自分はイイ子じゃないと見捨てられるんだ」とか、「わたしは可愛くないから嫌われて孤独になるんだ」とか、「お母さんを助けなくちゃお母さんが死んでしまう」など様々な思い込みを握る。
こうやってインナーチャイルドは繰り返し傷ついていくし、傷ついてない人なんていない。
自分ばっかりイライラしたり、クヨクヨしたりしていると思ったら大間違いで、みんな外では幸せそうに見せてるだけで、本当は怖かったり悲しかったりしながら生きてる。
隠してる人もいるし、自分で気づいてない人もいる。
マイナスの体験に注目している
私たちの脳が一番優先してることは・・・
実は「死なない」ことなの。
死なないために危険を回避する機能を私たちは、そもそも標準装備しているのね。
うっかり死んでしまわないために。
だから、見捨てられそうになった体験、見放されそうになった体験、殺されるんじゃないかと思うほどひどく責められた体験ほど、重く記憶する。
だから、みんな同じように幼少期に何度も傷ついているけれど、個人差があるとしたら、その危機管理能力の差かもしれない。
傷ついてることは悪いことではないし、劣っているというわけでもないんだよ。
私たちは同じくらい何度も愛されてきた
しかし、忘れてはいけないのは、何度見捨てられても、何度も愛されたってこと。
愛されたていうのがピンとこない方も多いかもしれないので、私の体験を書いてみるね。
上に書いたような見捨てられると思い込んだ散々な体験をした私なんだけど、実はそれ以上にちゃんと愛された体験をしているの。
- 体調の悪い母がいつも朝ごはんも夕ごはんも作ってくれていたこと
- 体調のいいときには、手作りのスカートを何度も作ってくれたこと
- となりのおばちゃんがいつも見守っていてくれたこと
- 父と母の離婚は私たちの幸せを願うからこそのベストの選択だったこと
- 中学の西先生が片親の私に奨学金の手続きをしてくれたこと
- 片親なのに短期留学も進学もさせてもらったこと
- 両親の離婚によって、もう会えないと思っていた幼なじみ達が私の住む町まで遊びに来てくれたこと
こうやって書いてても、こっちの愛された体験の方が圧倒的にドラマチックで涙があふれるのに、私たちはぼーっとしてると、マイナスの過去にばかり注目してしまうのだ。
あなたが変われば子どもも変わる
みんな傷ついた体験と愛された体験の両方を持つ。それは誰でも同じだし、それでいい。
母子って、お互いに大きく影響を与え合ってるから、母親がマイナスの体験に引っ張られてて、マイナス思考でイライラクヨクヨしている不機嫌状態だと、子どもの傷が痛む。
反対に、母親がご機嫌でいて自分自身を好きでいる状態ならば、子どもも同じく自分を好きで自信が持てる状態になる。
傷ついてはいても、その傷が痛まない。
つまり、今までの子育てがどうであっても、今のあなたの心の状態しだいで、子どもの今の心の状態も変化する。お母さんしだいで、いくらでも取返しがつくのです。
すでに子どもを傷つけてしまったかも、という心当たりがあるならば、なおさら、これからあなたが自分に自信を持って本物のご機嫌でいることが大事なんです。
「うさぎドロップ」から学ぶ「愛」の存在
見捨てられても、ちゃんと愛される温かいストーリー「うさぎドロップ」を知ってる?
30才の独身男が、身寄りのない6歳の少女を引き取って育てていく物語。原作は宇仁田ゆみさんの漫画で、アニメ化、映画化された作品。
子どもって、どんなに傷ついていても、近くに自分を愛してくれる人が居て、安全な居場所さえあれば、こんなに素直に明るく生きられる。ということを学べるストーリー。
漫画も、アニメも映画もそれぞれいいから、全部観てほしいけど、そんな暇な人いないよね(笑)
芦田愛菜ちゃんに癒される映画版「うさぎドロップ」
Amazonプライムで無料で観れる。芦田愛菜ちゃんが可愛くてヤバいよぉ!原作のいいとこ取りでギュギュっと2時間で観れるのが良い。
子育てのヒントがいっぱいアニメ版「うさぎドロップ」
いち押しはこれ。こちらもAmazonプライムで無料で観れる。全11話だったかな?
映画に比べても、色んなエピソードが描かれてるし、子育てのヒントも多い。ずいぶん大昔に観たから、あんまり覚えてないけど・・・(笑)
思春期の女の子を持つならコミック版「うさぎドロップ」もおすすめ
6才だった少女が高校生になるまでを読める。自分を捨てた母親に会ったりもする。後半は恋愛の話が盛りだくさん。そちらがお好きな方には超おススメ。
宇仁田ゆみさんは幼児から少女まで描写が上手だなーって思う。
まとめ
我が子が傷ついてしまっているのではないかと思ったら、母親としてはただ事じゃないよね。
でもね、傷ついてない人はいない。親にも傷つくし、生きる中で繰り返し誰かに傷つくのだよ。
そして反対に、愛されない人もいない。みんなちゃんと親に愛されたし、生きていく中でちゃんと誰かにも愛される。それを受け取ればますます愛される。
つまり、人生っていっぱい傷つくもので、いっぱい愛されるもの。
だから、傷ついたことじゃなく、愛されたことにフォーカス、つまり注目して生きれるかどうか。大事なのはそれだけ。
それが、幸せか不幸かを決めるんだよね。
あなたが「愛」につながれば、子どもたちも「愛」につながって生きることができるのです。