必読!あおり運転を起こす心理とあおられやすい原因と対策
こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。
この記事では、あおり運転をする人の心理と、あおられ易い人のためにその対策法をお伝えします。
この記事を読んでいただければ、万が一あおられたとき、冷静でいられるようになるだけじゃなく、あおられ難くなるはずですよ。
更に、子育て中の方は、あおる側にさせない育児のアドバイスも書きました。
あおり運転は流行りなの?
最近のあおり運転ブーム・・・て、そんなブームはない。
おそらく、あおり運転はずっと繰り返されていて、今までも被害に遭ってる人もたくさんいたんだろうけど、最近はドライブレコーダーなるものが映像を残してくれるから、報道されることが多くなってるだけなんだろうね。
むしろ、ブームなのはドライブレコーダーなのかもしれない。
話は戻るけど、あおり運転をする人の心理っていったいどんなことになってるんだろう、って最近ずっと考えていたんです。
どんな過去のトラウマが発動すると、あおり運転をしちゃうほど怒りにかられちゃうんだろうって。
あおり運転と癇癪(かんしゃく)
わたしはこんな過去の体験を思い出しました。4才くらいだと想像するのですが、父が遊びにいく約束を破ったのです・・・
記憶は確かではないのですが、悪びれる様子もなく、さも当たり前のように用事ができて、遊びにいけなくなった。
こんな記憶は誰にでもあるとは思うのですが、わたしはこのとき呆れるほどの癇癪(かんしゃく)を起した記憶があります。
その後、手に負えなかったのか、押し入れに閉じ込められるのですが、いま思うと押し入れって中から誰でも空けられるよね(笑)
そんな記憶の中の癇癪とあおり運転ってなんか一致すると感じたのです。わたしはあおり運転をしたことがあるわけじゃないけど、「コノ―――!あおってやろうか-( `ー´)ノ」って気持ちになったことはあります。
癇癪は止めることができない
癇癪を起した記憶がある方、いらっしゃるかしら。あるいはお子さんが癇癪持ちという方もいるでしょう。
癇癪ってね、「わたしはここにいるよーーーーー!」「ちゃんと認めてーーーー!」「ちゃんと私をわかってーーーー!」「思い通りにさせてーーーー!」みたいな・・・。
自分がないがしろにされて、大切にされてないと感じて、存在が消えてしまいそうな感じがして、必死で訴えている姿なんです。決して、「マナーの悪いやつを成敗しなくてはー」ではないのです。
さらにね、お子さんが癇癪を起した姿を思い出すとわかると思うのですが、こっちが何をしようともう手も付けられないですよね。
お菓子あげるからって言っても、機嫌を直してはくれないです。お手上げです。
反対に癇癪を起している側からするとね、もうかんたんには機嫌を直すわけにはいかない感じがしているのです。
次から次へと到底無理な要求をしたくなる。わがままに応えてもらうことで、自分の存在を自分が確認しているようなね・・・。
つまり、あおり運転は癇癪なのです。
癇癪(かんしゃく)っていったいなに?
癇癪をもう少し解説しようと思います。
「今度ね」って親に言われて・・・
「今度っていつーーー!!」って怒った経験がある方は多いです。
そして、それだけじゃ治まらず、「いまーーー!!!いま連れてってーーー!!!」
みたいなね。
で、「もう、わかったわかった。じゃあ、今度の休みはもっと大きな公園に行こう!」ってなだめられても、手遅れ。
ますます怒りが止められない。
「今度じゃヤダーーー!!いま大きい公園いくーーー!」って、欲求は留まらない(^-^;
こんなどうしようもないやつです。
これが、子どもならかわいいもんだけど・・・(いえいえ…子どもであっても、ぜんぜん可愛くないし、お手上げだけど…)これを大人がすると、あおり運転とか犯罪になる。
癇癪と犯罪の関係
ストーカーとか立て籠もり、虐待とかもそうかも。
もう、「イラーーーー!!!」ってなったら本人もわけわからない。
割り込まれたとか、前に入れてあげたのにハザードのお礼が無かったとか。
それは、自分の存在を認識されなかった、深い深い過去の悲しみに触れるのでしょう。
たとえば、お母さんのお手伝いをしたいと思って、テーブルを拭いたのに「これは、お母さんがもともとやってあったのよ」って言われ、むくわれなかった・・・とか。
または、「あなた障子を破ったでしょ!」って身に覚えのない罪を着せられて。どれだけ違うと言っても結局、わかってもらえないままとか。
こんなのが幼少期の体験にあったら、悲しすぎます。
この悲しみが大人になってから、相変わらず満たされずにいると、コントロールできない怒りに変わる。
高速道路を10キロ以上追いかけてしまう・・・相手の車を停めていちゃもんを付ける、ミラーを壊す。
もはや、何をしてもらったら気が治まるか自分でもさっぱりわかないため、「コロシタローカ!」みたいなたいして意味のない言葉しか出ない。
結果どうすることもできずにあきらめて車に戻って離れていく。そして、幼少期に体験したあの悲しみを再び感じる。
自分でも、なぜ、こんなに怒ってしまうのか見当もつかない・・・そんな感じだろう。
あおり運転、あれは子どもの頃に存分に癇癪(かんしゃく)を起こせなかった大人の姿だと思うの。彼らは怒り疲れるまで収まらない。納得するとかはないです。納得できないのが結末なんだから。
じゅうぶんに怒らせてあげるしかないのです。
あおり運転に会わないための魔法の呪文
じゃあ、あおり運転を受ける側になる場合、防ぐことはできないの?って思いませんか?そこを知りたいよ、ですよね。
事実、あおり運転を受けやすい人っています。
なぜか、受ける人は割と頻繁に遭遇してるのにもかかわらず、反対に一度もあおられたことがないという方も多い。
実は、あおり運転を受けやすい方は、罪悪感が強い傾向にあって、「自分のせいかな・・・?」「自分が悪いかな?」「怒られたらどうしよー」という思考を持ちやすい方。
この罪悪感が強いっていう傾向は、あくまで潜在意識レベルであって、気づいてない方も多いかも。
でも、よくあおられるなら、必ず原因があるはずです。偶然という場合もあるけど、あまりに回数が多いなら、対策した方がいいですね。
そこで、よくあおられる方には「私は悪くない!」というおまじない言葉がおススメです。
罪悪感の正体は「わたしは悪い子だ」という思い込みです。
自分が悪いのかもしれない・・・という思い込みがあるからこそ、あおられたときに「やばいっ」「まずいっ」って思って逃げる。で、ますます追われる。
反対に、自分は悪くないと思っている人は、あおられても「何かしら~♪」と、むしろ気づいてもいないのです。逃げないです。
そして、追う側も追っても仕方がないと思うのです。
だから、「私は悪くない」というおまじないをいつも心の中で呟いて罪悪感を癒しておくといいのです。
我が子をあおる側にさせない育児
このブログを読んでくださっている方の中にも、あおる側をやってしまうという方がいるかもしれませんし、あおることはないけど、車に乗ると他の車両に対して強烈な怒りを感じる方も多いですよね。
そんな方はインナーチャイルドを癒すことが根本的な解決になるでしょう。その怒りは過去のどんな体験が根っこにあるのか・・・そしてそのときどんな感情を抱いたのか?
そこに向き合って完了させるのです。
また、我が子があおり運転をするような大人になったらどうしよう・・・と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、お子さんを「わかってあげること」を大事にしながら関わっていくといいですよ。
そして、癇癪を起したときは十分に怒らせて泣かせてあげること。(これがまさに、わかってあげるってことですよね)
そっと信じて傍にいてあげてくださいね。