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カウンセラーが教える受験生の親がやってはいけない意外な4つのこと

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。

長男は高校受験を経験して、ますます自信をつけ自分の人生に主体的で積極的になってきました。

受験という神経質になりやすいときだからこそ、親の対応によって子どもは傷ついたり大きく成長したりします。子どもは親の言動によっていったい何を受け取るのか?たくさんのクライアントさんの話をもとに、心理カウンセラーだから知っている真実を書きます。

 

なぜ「勉強しなさい」という言葉は子どものやる気を奪ってしまうのか?

子どもの立場になって想像すればカウンセラーじゃなくてもすぐにわかりますよね。親に「勉強しなさい」って言われたら返ってやる気なんかなくなります。すべての子が例外なく。

でも、心理カウンセラーとしてちゃんとその原因を説明したいと思うの。なぜ、やる気がなくなるのか?それは・・・親の「勉強しなさい」という言葉は子どもにこう伝わっているからです。

「あなたを信用できない」

と。

親が「勉強しなさい」って言わなくちゃいけないのは、「勉強してないかもしれない…」と不安だからです。
更に言うと「勉強しないと、将来どうなっちゃうかわからない…」が本音なんです。
お子さんは受験勉強だけではなく、そもそも人生を信じられていないと感じ取っていきます

 

実はカウンセリングをしていると、うるさく指示や命令をされて育ったという方は多いです。そのような方は一貫して自分の未来に自信を持てずに過ごしています。そのため、今ここを楽しむことができずにいつも、少し先のことを心配しながら準備ばかりする人生を送っています。

もしも、子どもに「勉強がんばって欲しい」という気持ちを伝えたいならこう言っておけばいいのです。
「お母さんも応援してるから、何か手伝えることがあったら言ってね。必要なものとかあったら言ってね」

こう伝えておいて、なにか言われるまで待つのです。

 

脅して合格しても、結果あなたは裏切り者

「落ちたらどうするの?」「行く高校が無かったら、どうするの?」さらに、「落ちても知らないからね」などの言葉で危機感をあおるのはおススメできないです。
子どもは「失敗したら見捨てられる」と受け取ります。例え、結果的に合格できたとしても、残念ながら、あなたは成功したときだけの味方だと子どもの無意識に刻まれます。

「失敗したら見捨てられちゃう…。人は上手くいったときだけ味方でいてくれる」

と、人間関係すべてにこれを当てはめて生きることになります。

 

このような信念や価値観を持って生きている方は実際多いですよね。本当はいっぱい失敗を経験した人生経験豊かな人ほど人気者になれるのに・・・。 実際は、失敗を恐れて無難につまらない人として生きることになるのです。

わたしは、たとえ受験に失敗してもずっと味方でいようと心から思っています。おそらく、わたしだけじゃなくすべての親が結局は何があっても我が子を見捨てることはないはずです。
それならば、「失敗しても上手くいっても変わらずあなたの味方だから、思いっきりやりなさい」と言って構えていたいものです。

 

進路を親が決めることで失っていることとは?

偏差値の高い高校へ進学して、さらに難関大学へ進学し、大手の会社に勤めるという幸せの掴み方も素晴しいと思うのですが、わたしが信じているのは「縁」の力です。
わたしの今までの人生はすべてこの「縁」で作られました。

どんな人と出会って、どんな影響を受けるのか。

これがすべてだと思うの。
志望校に合格できないってことも、あるかもしれません。でも、それすら「縁」だと思うの。滑り止めの学校でも、そこで必ず素晴らしい「縁」に恵まれると信じているのです。

 

もちろん、イイことばかりではないとわかっています。傷つくこともあるでしょう。しかし、それすら「縁」です。私はそれが息子の人生に必要なものであると信じているんです。

だからこそ、進学先はどこを選んでもいいと思っています。

もちろん、お金を出すのが親である以上、公立か私立か、また通学方法などの経済的な要望は伝える権利はあります。

しかし、それ以外は子どもが決めることです。自分で決めるということはそこに必ず「責任」が発生するんです。

「決める」と「責任」はいつもセットです。

大人になっても自分で決めることができない方をよく見かけます。「旦那がダメって言ったので・・・」と。これは、責任が取れないから誰かの判断で生きているのです。自分の人生を他人の判断で終わらせちゃうのは残念過ぎます。

子どもに受験校を決めさせるということは、その学校に3年間通うことへの責任を取らせて、それができたことをねぎらうチャンスです。

親の経済的支えのもとで、責任を取るトレーニングができるちょうどいい時期です。義務教育を終えるのですからね。

 

出願などの手続きも親は口出ししてはならない

願書をいつまでに出して、試験当日は何が必要で、何時に家を出るのか?
そんな事務手続きやスケジュール管理を取り上げてはいけません。
勉強ができることよりも、むしろこっちの方が大事。こういう申し込み手続きや具体的に計画を立てることが上手くできないと、人生で成果なんかなにも作れないのです。
5W1H。

「いつまでに」
「なにを」
「だれが」
「どこへ」
「いくら」
「どのように」

を考え、行動する力です。

受験生になったころから、しっかり伝えておくといいですね。わたしの場合は「お母さん、何かとボケてるからお願いね。頼りにしてるね」と伝えておきました。

 

長男は何も言わなくても「ここに、〇日までに受験料を振り込んで欲しいの。ネットで手続きできるから、今日か明日、一緒にできる時間ある?」と言ってきました。

「やっといてね」は責任転嫁だから「一緒にやってね」なのです。むしろお母さんが心配で任せられないくらいがちょうどいい。

 

中学2年生の終わりかけからまさに受験祭り

受験生の親になって、まず驚いたのは中2の後半から先生は受験をささやき始めること。だからね、中学生のおよそ半分は高校受験に向かっているのです。
3年生になると早々に志望校を聞かれます。もちろん、最初はどこか適当なところを書いておけばいいのですが。
私たち親子の場合はそもそも選択肢もわからなかったので、ちょっと困惑しましたが、結局はわたしが何かをしたということはなく、長男が自分で決めてきました。

受験に対して熱心であろうとなかろうと、受験祭りは勝手に始まるし、親が無関心であっても子どもはいつの間にかその祭りの輪の中へ入っていた。そんな感じでした。

わたしがそろそろ高校についてリサーチしようかなって思っている頃に、長男は勝手に志望校を決めていたし、塾を週2から週3にしたいと言ってきました。

いま思うと我々親がしたことと言えば、塾のお金をせっせと出したこと。いつも通り穏やかでいること。自分のことに取り組むこと。そうすれば、子どもはいらない心配をせず、自分のことに取り組めるのです。

 

まとめ

というわけで、心理カウンセラー井上ききが考える、受験生の親がやってはいけない4つのことは、

1)「勉強しなさい」とうるさく言うこと

2)悲観的な言葉で脅すこと

3)進路を親が決めること

4)出願や当日のスケジュールに手を出すこと

でした。

常に本人に任せる。しかし、放っておくのではなく、「必要なことがあったらいつでも言ってね」「助けてほしいときは言ってね」「いつも味方だから」とSOSを出せるようにしておくことは大事です。
あとは、子どもの人生をまるごと信じてやること。

これだけでいいのです。そうすると受験を通してお互いに成長できるし信頼関係も強くなります。
うちの長男は中2のとき、1ヶ月ちょっとですが不登校になりました。
そのときに書いた記事はこちら
  ↓ ↓

たとえ不登校であっても大丈夫。いつからでもやり直すことができます。不登校は子どものSOSです。子どもはちゃんとSOSを出してくれるし、しっかり向き合えばどんな問題でも必ず解決できますよ。必ず。

 

 

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