どこに行ってもイジメやパワハラに遭うのはなぜ?
こんにちは!井上ききです。
最近、イジメやパワハラのご相談が多く、中でも繰り返し同じようなことが起こるというケース。
この記事では、イジメやパワハラに遭いやすい方がなぜ、そうなっているのか。
そして、イジメられにくい在り方とは、どんな在り方なのかを解説します。
ここではできるだけ、誰が悪いとか誰が良いという概念は持たずに読み進めてください。
「良い」「悪い」では判断しきれない、いろんな事情をみんな抱えて生きています。
イジメやパワハラをする側の心理とは
実は、いじめる側もいじめられる側も、劣等感が強いという特徴を持っています。
そして、その劣等感を他者否定感情に変えてイジメやパワハラをするのが、いじめる側です。
する側の心理については、以前も記事にしているので、ここではあまり詳しく触れませんが、誰かをイジメることで、心理的な優位性を獲得することが目的です。
(※以前書いた記事のリンクは、最後に貼っておきます)
完全に無自覚に、ですが・・・
いじめられる側の心理とは?
いじめに遭いやすい方は、劣等感や罪悪感といった感情を強く持っています。
が、こちらも無自覚な場合も多いです。
イジメやパワハラをされる側は、その劣等感や罪悪感を自己否定感情に変えてしまいます。
「どうせ自分なんて価値がない」「やっぱり私はダメなんだ」「どうせ自分は愛されない(嫌われる)」などの自己否定感情を強く持っていて、
例えば、おどおどしていたり、ビクビクしたり。
「私なんて・・・」とか「どうせ私は・・・」という言葉を使ったり、いつも謝っていたり。
あるいは、「また、マネージャーに怒られちゃって・・・」みたいに、『弱さ』を周囲に知ってもらう発言を繰り返しています。
これが「良い」とか「悪い」ではなくてね。
とにかく、無自覚にそうしている可能性が高いです。
その『弱さ』を嗅ぎつけて、他者否定感情の強い劣等感を持つ人が、パワハラやいじめのターゲットに決めるわけです。
なぜ、おどおどビクビクしてしまうのか
イジメやパワハラに遭いやすい人は、なぜ『弱さ』をアピールする必要があるのでしょう?
なぜそんなことを無意識にしてしまう習慣を身に付けたのかというと、これも幼少期の体験に原因があります。
例えば、子どものころにいつもお兄ちゃんに意地悪されていて、泣いてイジケていると、お母さんがやってきて、抱っこしてくれた。
そして、「悪いお兄ちゃんね」と言って、お兄ちゃんを叱ってくれた。
イジメやパワハラにおける3人目の登場人物とは
パワハラやイジメでは、いじめる人、いじめられる人だけじゃなく、3人目の登場人物がいる場合が多いです。
それは、さっきの兄弟げんかで言うところの、「お母さん」です。
たとえば、社内でパワハラが起こった場合、イジメられている人を「かわいそうに・・・」と言って、助ける人物です。
この人は、助けるだけじゃなく、パワハラ上司を悪者にして、周囲へ噂を広めたりもします。
「あいつは悪いやつだ」と言って。
こうなると、イジメられている人は、味方ができて、助けてもらえるようになります。
だから、イジメられることにもある意味でのメリットがあったりするのです。
実際はこれ、ただの同情なんですけどね。
イジメパワハラに遭いにくい在り方とは
イジメやパワハラのターゲットになりやすい原因は、つまり『弱さ』を無自覚にアピールしてしまうこと。
好きでターゲットになっているわけではないけれど、なぜかパワハラする人の他者否定感情を刺激して、
3人目の登場人物のお節介感情までも刺激してしまう。
これは方法論ではなく、自己愛に取り組むことで劣等感を克服すると、自然と明るく堂々と、しなやかな佇まいになっていきます。
そんな変化をたくさん見てきました。
もちろん、劣等感はかんたんに克服できることではないので、まずはそのイジメられる環境から離れなければいけません。
いじめを受け続けることによって、ますます劣等感や罪悪感は強くなってしまいます。
どこに行ってもイジメやパワハラをされる原因 まとめ
イジメやパワハラのターゲットになりやすいのは、『弱さ』をアピールしてしまう無自覚な行動習慣のせい。
これによって、他者否定感情を持つ劣等感の強い人が、イジメやパワハラをする。
というケースが多いです。
ということはおどおど、ビクビクをやめて、自己否定発言も止めることがおススメですが、もちろん明日からすぐにできるとは思っていません。
毎日コツコツと、自己肯定する習慣を実行するとイイですね。
自己肯定のためにおススメのワークは、毎日10個自分をホメる、というものがあります。
毎日寝る前に、その日の「できたこと」「うまくいったこと」「がんばったこと」「うれしかったこと」「感謝したいこと」を探して、10個リストアップします。
ノートやスマホのメモに書いていきます。
これを、サボっちゃう日があってもいいので、できるだけ続けていくのです。
しばらくサボっちゃっても、また始めてみる。そんな感じでずっと続けてみてください。
ある日、必ずなんらかの効果を実感できるはずですよ。
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