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何を言っても「でも無理」っていう人の本当の目的とは?

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

お友達の相談にのっていて、最終的にイライラさせられるケースはない?今日は、優しいあなたが相談に乗って、いつも疲弊してしまうケースについて書きました。

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こんな人、お友達にいない?

お茶をしているときに、友人が「旦那がやたらお金ばっかり使うんだよね~」って困っている様子。

それは大変だね、と優しいあなたは「おこづかい制にしたら?」と提案をする。

そして、友人は「でもね、前にも言ってみたことあるから」という。

「じゃあ、一緒に家計簿をつけてもらったら?一緒にやるといいと思うの」とアドバイスしたら、今度は「でも、わたしも何を買ったか知られたくないから無理」と言われ、

それなら・・・と「一緒に目標を決めて貯金するといいよ」ってアドバイスすると「でもね~、毎月カツカツで貯金は無理」と言われる。

つまり、ぜんぶを否定されて、結局は問題を解決する方向に向かっていかないってケース

これね、このお友達はぜんぶ否定するつもりの会話なの。いつからかって?最初からさ。はなっから問題を解決する気もない。

イラつくよね?

ただし、かんぜんに無意識にしてるから、許してやって。

 

「はい、でもゲーム」のカモ

これは心理学でいう「はい、でもゲーム」という会話の典型的なパターンで、優しくていつも相談にのってあげちゃう人は、この会話のカモにされやすいのです。

あなたはもしかすると、その友人のために膨大な時間を使っているかもしれない。なのに、なにひとつ見返りもない。

見返りがないどころか、実は日に日に疲弊していたりしない?

 

なぜ「はい、でもゲーム」をするのか?

ところで、この「はい、でもゲーム」を無意識にしている人は、なぜそれをするのかという話をするね。

それは、劣等感をいやすため。「でも無理」と言ってあなたの提案を否定することで、一時的に競争に勝った気持ちを得る。そうすると、脳内でドーパミンが分泌される。ちょっといい気分になる。

この一時的ないい気分に対する依存症ってこと。本人はまったく気づいてないし、もちろん悪気もない。何度も言うけど。

 

良い質問すら意味がない

じゃあ、カモにされてしまうあなたは、どんな対策を取ればいいと思う?

これね、アドバイスするのをやめて、質問をすればいいのでは?とか思うでしょ?なんかこう、素敵な質問をさ。

井上はカウンセラーだから、ふた言目には「質問をしましょう」って言うに違いないって。

実は、違うの!

この「はい、でもゲーム」の人の場合、質問しても効果がないことが多いです。優しいあなたが、「じゃあ、どうなったらいいと思う?」とか、「そのために、どのようなことができそう?」なんてすごくいい質問をして、なんとか助けてあげようとしたとする。

そうすると、「旦那と話し合わなくちゃいけないんだけど、どうせ無理」って、やっぱり質問しても「だけど無理」が返ってくる。

なぜこうなっちゃうのかと言うとね、この方は問題を解決する気がないから。だって、困ったままでいないと「はい、でもゲーム」ができなくなっちゃうもんね。

どんなに優れた質問も、問題解決に興味がない人には糠にクギ。暖簾に腕押し。

 

なぜ、いつもカモになってしまうのか?

さっきも書いたけど、優しい人ほどこの「はい、でもゲーム」のカモにされやすい。優しい人ほど、なんとか助けてあげようと一生懸命アドバイスしたり、気の利いた質問までして対応してあげちゃうから。

しかし実はね、カモにされてしまう側も、優しくすることの依存症なのです。優しくして役に立つことで一時的に劣等感がいやされるからだよね。

この点では、「はい、でもゲーム」をする友人と目的は変わらないのです。しかし、今回のケースにおいては、いつも役に立てないから、敗北感でいっぱいになってしまう。

結果、劣等感が癒せないだけじゃなく、悪化してしまう。だから、最後はイライラして終わるのです。イライラするどころか、疲弊してしまう方も多いです。

 

「はい、でもゲーム」へのもっとも賢明な対応とは?

というわけなので、この「はい、でもゲーム」への賢明な対応は、質問をすることではないですし、話を聴いてあげることでもないです。

ただただ、最後まで話を聴いたとしても、友人の問題は解決しないし、あなたは感謝もされない可能性が高いです。

だから、もっともおススメの対応は、きっぱりと距離を置くこと。二度とカモにならないと決めること。これしかない。

 

カウンセラーやコーチの方へ

この「はい、でもゲーム」をするためにカウンセリングやコーチングに来ちゃうお客さんもいます。

もちろん本人は「はい、でもゲーム」をしようとか思ってなくて、おそらく、お金を払わないと話を聴いてくれる人がいなくなっちゃったんだと思う。

カウンセラーやコーチをしている方の多くはそもそも優しい方が多いので、もちろんカモになってしまう方もいます。

割と安い単価で受けていると、このような方がお客さんに来やすいので気を付けてね。

カウンセラーやコーチの側が自立的な精神状態で接する必要があります。

 

劣等感と生きていく

さて、誰もが少なからず持っている劣等感なんだけど、わたしたちは日々、無理をしたりかっこつけてみたりして、この劣等感を隠してる。みんなにバレないように。そして、自分が見なくて済むように。

なぜなら劣等感っていう感情は本当に苦しい感情だから。しかし、この劣等感やコンプレックスを持ったまま、わたしたちは幸せになることができます。

上手な付き合い方、劣等感やコンプレックスを愛する方法を、ぜひ、笑み育カウンセリングやエミークコーチングで学んでくださいね。

 

 

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