井上ききがカーネーション嫌いな理由を掘り下げてみたら…
こんにちは!井上ききです。
母の日が近くなると花屋さんがカーネーションだらけだよね。
実はわたしはどうもカーネーションが好きじゃない。
ぶっちゃけると、嫌いなのです。
カーネーションが嫌いな理由を掘り下げる方法とは?
私がカーネーションを嫌いでも特に問題はないし、誰かに迷惑を掛けるわけでもないし、
家族はわかっているので、うっかり買ってきちゃうこともないです。
なので、わざわざこの「カーネーションが嫌い」という問題に向き合う必要はないんだけど、
あえてこれを「エミークコーチングシート」で掘り下げてみることにします。
最近、エミークコーチングシートはこんなに可愛くなったのだ。
ヘイ(‘ω’)ノ ←ドヤ顔
これは、卒業生の大野純子さんが猫のイラストを描いて、全体のデザインは、これも卒業生でウェブデザイナーの泉谷梨恵さんがしてくれました。
猫を無理言ってリクエストしたので、二人が困ってた(笑)
猫がよかったの。どーしても。
泉谷梨恵さんデザインの他のバージョンもあって、それはまた追々、どこかでね。
エミークコーチングシート実践
さて、話が盛大に反れましたが・・・
ワークシートで「カーネーションが嫌い」を深堀りするんでした。
エミークコーチングシートは、まず起こった出来事から掘り下げていきます。
今回わたしは、いつも行く花屋さんで、大量のカーネーションを目にしてモヤモヤしたことから掘り下げて行こうと思います。
さっそく、ワークシートの①から順に⑫までの項目を埋めていきまーす。
① 起こった出来事は何ですか?
花屋さんで母の日用のカーネーションがたくさん売られてた。全体の半分以上がカーネーション。
② そのときに考えた否定的な解釈とは?
母の日にカーネーションなんてとりあえずって感じだ。
とりあえずのプレゼントなんて絶対やだ。
カーネーションをプレゼントされる私は愛されてない。
③ その時の感情は?
罪悪感、悲しみ
④ 感情を感じ切る
「そっか・・・わたしは悲しかったんだ」
⑤ ②の考えや③の感情を握る原因となった過去の体験は?
幼少期、母は服でも日用品でも食べ物でも、なんでも一番安いものを買い与えた。
「だって、これ安かったから」が口癖だった。
⑥ ⑤のときどのような解釈をし、どんな気持ちになったか?
わたしはお母さんにとって大切な存在じゃないんだな。
迷惑ばかりかけるから安いものしか与えられないんだ。
私はお金をつかってもらう価値がないんだ。
⑦ もしも、⑤や⑥の体験を書き換えられるとしたら、どんなシナリオを望みますか?
安いからではなく、本当にいいと思ったものを買ってきて欲しかった。
「これ、かわいいでしょー。あなたに似合うと思ったからー、ちょっと高かったけど・・・」って言ってほしかった。
⑧ ⑤や⑥の体験を通し、どんな思い込みを握ったのか?
わたしは存在するだけで迷惑だ。
⑨ もしもあなたのもっとも大切な人が⑧のような思い込みを持って苦しんでいたら、どんな言葉をかけますか?
本当にお母さんは何でも「だってこれ、安かったから」って言ったよね。
ほんと、イヤだったね。
自分は迷惑な存在だって思っちゃうよね。
悲しかったね。
でもね、迷惑かけてもあなたはちゃんと愛されてきたんだよ。
これからも迷惑かけてもいいんだよ。
迷惑かけても大事な存在なんだよ。
わたしがいつも一緒だから、いっぱい迷惑かけて生きようね。
※わたしは自分に伝えています。
⑩ ⑧の思い込みを真実の言葉に変えましょう(アファメーションを作る)
迷惑かけたらますます愛されちゃった♥
⑪ ①②③のような出来事はあなたを不機嫌にさせましたが、あなたは本当はどうありたかったですか?
カーネーションを観てもモヤモヤしない状態。
⑫ そのためにどんな行動をとりますか?
・アファメーションをつぶやく
・迷惑を掛けて生きる
・母親と「いつも安物を与えてたよね」って話をして真意を知る
・安くていいものを買ってみる
・カーネーションを買ってみる
ワークシートで掘り下げてみて気づいたこと
要するに、わたしはカーネーションを「安物のとりあえずの花」という、あまりにもひどすぎる解釈をしてました(笑)
関係各所のみなさま、すみません本当に(*´Д`)
子どものころに、母親に安物ばかり与えられていたので、安くてとりあえずのものに対して嫌悪感を感じるようになっていたみたいです。
でも、カーネーションはとりあえずの花ではありませんよー。誤解のないようにー(;´∀`)
このワークシートをすることで私が安物嫌いな理由がわかったのは、とても大きな気づきでした。
母がいつも「だって安かったから」って言ってたのを今回初めて思い出しました。この仕事をして、しこたま自分と向き合ってきたと思ってたけど、盲点だった。
百均とかあんまり好きじゃないのは、だからなんだな。
夫が安いごわごわのトイレットペーパーとか買ってくると、謎の憎しみが湧いてくるのはだからなんだな・・・(笑)
納得です。
わたしはそんなに安い女じゃないんだ、という想いは夫ではなく、母に言いたい言葉だったようです。
これは推測だけど、母はお金を使うことに罪悪感を持っていたんじゃないかと思うの。
専業主婦だったから、父の給料を節約して上手に使ってるよっていうアピールが、「これ、安かったから」という言葉の真意だったんじゃないかな。
わたしは、ちゃんと大事にされていたけれど、母の言葉を私が勝手に拡張して、自分の価値に結び付けて受け取ってきたのです。
※↑ここまでは、5月8日に書きました。9日母の日に、実際に母に会って話をしたので、その報告はここから↓。
母と「安物ばかり与えた問題」について話してきた
というわけで、ちょうど母の日なので、実家に行ってきました。
車で1時間の距離なので、ちょくちょく行きますが、コロナもあるのでお正月ぶりでした。
私 「お母さんさ、私が小さいころ、なんでも安いって理由で買い与えたよね。いつも、これが安かったから、って言ってたよね」
母 「そうだったかね」
私 「おかげで私、”自分は安いモノしか与えられないような価値のない特別じゃない子”って思ってた(*´з`)」
母 「そんなことないよ。これいいなーと思って買ってたよ、なんでも。ちょっと高くても、この服着せたいと思ったら買ってたよ(´ー`)」
私 「きっと、高いもの買っちゃったって罪悪感があったから、安かったって言い訳してたんだねぇ」
母 「そうかもしれん。これ高かったけど可愛かったから買ったよ、って言わないかんかったね(´ー`)」
というわけで、私の想像の通りだったし、しかも、母から言ってほしかった言葉(↑ワークシートの⑦で書いてた言葉)を受け取って帰ってきたのでした。
絹代(←母)ちょろいぜ。
「エミークコーチング」は間違った思い込みを、こうやって愛に変えてくれるコーチングです。
たった1枚のワークシートだけど、わたしはすこぶるご機嫌になったし、最後に愛があふれてくるのです。
ワークシートでおこなうコーチングだからこそ、こんな風にセルフコーチングができるし、認定エミークコーチとして卒業後に活動しやすくて喜ばれています。
【エミークコーチ養成講座オンライン校】2期は8月開講です。
けっきょく、母にはクレマチスを買っていきました。
ちなみに、母はカーネーション好きなんだって。「だって、安くて長持ちするじゃん」だって( ̄▽ ̄)
なんだか、カーネーション少し好きになってきた。