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自分は何もできないと思い込んでいる人ほど何かをやりすぎている

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

 

「自分は何もできない」とか「自分は誰の役にも立てない」というような思い込みを持つ人は少なくないです。

 

これらの思い込みを【自己無力感】と呼んだりします。

 

この記事では

 

・「自己無力感」が強いとどんな人生になりやすいか?

・なぜ「自己無力感」を持ってしまうのか?

・「自己無力感」を手放すためにはどうすればいいのか?

 

について解説します。

 

 

たくさんの資格を持っている人ほど自己無力感は強い

 

 

今まで私がカウンセリングをさせていただいた体験から、わかってきたことがあるんです。

 

それは、「自己無力感」を持つ人は、むしろたくさんのことをしようとしている、という傾向です。

 

なぜか、たくさんの資格や認定を取得していて、むしろ「わたし、これもできます」「あれも資格持ってます」という状態。

 

にもかかわらず、「私はどうせ何もできない」とか「誰の役にも立てない」というような思い込みを持っているので、どの認定資格も中途半端にしか活かせていないのです。

 

中途半端に活かせていればいい方で、取っただけの資格をいくつも大事に持っておられたりします。

 

むしろね、「こんなに資格を持っているにもかかわらず、ほら、やっぱり私は誰の役にも立たないでしょ」という証明でもするかのように。

 

資格をたくさん持っていなくても、「自己無力感」の強い人は、必要以上に人の役に立とうとして、いろんなボランティア活動に参加したりしていることもありますし、

 

必要以上に身内の面倒をみているケースもあります。

 

 

自己無力感は親の呪縛

 

 

この自己無力感ですが、「どうせ私は何もできない」とか「私は誰の役にも立てない」と思っているだけなら、役立たずのままで満たされて生きればいいのです。

 

しかし、そうはいかない。

 

「自己無力感」って、「私は誰の役にも立てないから存在する価値がない」とか「私は何もできないから生きている資格はない」のような言葉がくっついているんです。

 

だからこそ、なんとか役に立てる自分でいようとして、次々と資格を取りたくなっちゃうし、ボランティアや身内のお世話のような、役に立てる場を作っていく。

 

なぜ、このような思い込みを握ってしまうのかと言うと、育てられた過程で親の呪縛にかかっているからなの。

 

おおむねこんな仕組みです。

親にお手伝いを頼まれる。例えば、洗い物しておいてとか。
 ↓
しかし、母親は洗い物のやり方なんてろくに教えてもくれない。
 ↓
だから上手くできず、「もういいわ、あっちいってて」と言われる。
 ↓
「お母さんを助けてあげられない私は、本当にダメな娘だ」とか思う。
 ↓
そして、これは幾度となく繰り返され、「私は何もできない」という思い込み、つまり『自己無力感』としてしっかり呪縛をかけられる。

 

こんな体験をしている方は少なくないのですが、実は母親は娘が上手に洗い物ができないことをわかっていて、あえて教えずにやらせているんです。

 

無意識ではあるものの、わざとなんです。

 

わざと、上手くできないお手伝いをやらせて、「ほら、あなたできない。お母さんはできる」という家事マウントを取るためなんです。

 

ビックリでしょ?

 

これは、母親たちも同じく「自己無力感」に苦しんでいたからと言えます。

 

娘を使ってマウントを取って、自分の「自己無力感」を一時的に癒していたのです。

 

そして、「ほら、あなたできない」「ほら、また役に立たない」と繰り返し繰り返し刷り込むことで、次の世代にも「自己無力感」の呪いがかけられているわけです。

 

 

ボランティア活動がちょうどいい理由とは?

 

 

上に書いたような幼少期の体験を持っていると、無意識にできちゃうことを避けて生きていたりします。

 

自分では気づかないけれど、無意識に上手くいきそうなことは早めに手を引いていたり、

最初から上手くいきそうもないことに執着して取り組んでいたりもします。

 

だって、上手くいっちゃいけないのです。お母さんができる人で自分はできない人、という立場を守らなくちゃいけないのです。

 

上手くできちゃってもいけないし、何もできない自分は生きる価値ないし、どっちみち苦しい、という人生になっているかもしれません。

 

さて、「自己無力感」の反対は【自己効力感】です。

 

「自分は役に立つ存在だ」「自分は何かを成すことができる存在だ」という感覚です。

 

役に立てるという根拠なき自信があれば、何かにチャレンジしてみようと思えるし、もしも上手くいかなくても、もう少し頑張ってみようという粘りにもなります。

 

また、「自己効力感」つまり役に立つ自信を持っていれば、お金をもらって誰かの役に立とうとするでしょう。

 

ボランティア活動の居心地がいい理由は、役に立たない自分というセルフイメージには、お金をもらわない方がちょうどいいと感じているからなのです。

 

 

自己無力感を手放すには?

 

 

自己無力感を手放して自己効力感を手に入れるためには、インナーチャイルドセラピーがおススメです。

 

インナーチャイルドのお母さんになって、小さな自分に、「あなたは本当によくやってくれてるわ。本当に助かってる、ありがとう」と繰り返し伝えることが大事です。

 

が、インナーチャイルドセラピーをしなくても、簡単にできることもあります。

 

それは、今までの人生でできたことや成したこと、誰かに喜ばれたこと、感謝されたことを、どんなに些細なことでもいいので、書き出してみて欲しいのです。

 

必ず誰にでもあります。

 

・高校生のとき、近所のおばあちゃんが道でうずくまっているのを発見して通報した

・電車で席を譲ったことは何度もある

・本当は子どものころも洗濯物をたたむのは私の役割だったな

・毎日家族のために食事を作っている

・日々、子どもたちのお世話をしている

・友達のためにケーキを焼くこともある

・パソコンのことならみんなに教えてあげられる

 

こうして、リストアップしてみると、人並み以上に自分ができる女であることに気づくはず。

 

そうなんです「自己無力感」の強い人はたいてい何でもできる器用な方が多いんです。

 

だから、自信を持ってひとつ決めたことを長く続けてみて欲しいのです。

 

今までは広く浅く色んなことをしてきたかもしれないけど、これからは狭く深く何かと関わってみるのです。

 

そうすることで、何もできないように感じていた人生が、できる人生に変わっていくはずです。

 

 

まとめ

 

 

「自己無力感」とは「どうせ私は何もできない」とか「自分はどうせ誰の役にも立てない」という思い込みのことです。

 

この思い込みを持っている人は、認定や資格をいっぱい持っていたり、ボランティア活動をしていたり、人一倍なにかをしていたりします。

 

でも、「何もできない」という思い込み通りに、これと言って成果を出さずに生きているのも特徴です。

 

このような状態になっているなら、ぜひ、「自己無力感」を手放して「自己効力感」を手に入れてほしい。

 

そのために、今までの人生でやってきたこと、できたこと、成し遂げたことを、どんなに小さなことでもいいので、リストアップしてみてほしいのです。

 

今までの人生で、人一倍なにかをしてしてきたあなただからこそ、本当は器用に何でもできちゃう自分に気づくはず。

 

それに気づいたら、ぜひ、今度は一番得意なことに集中して深めてみてほしいのです。

 

かならず、「できる自分」に出会えるはずですよ。

 

インナーチャイルドセラピーについて詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
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