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子どもにコロナを伝えるときに大切な3つのこと

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

子どもたちにはコロナについてどんな風に伝えたらいいのかブログに書いてください。

こんなリクエストをいただきました。

子どもがどんな年齢であろうとも、親はコロナのことをどう伝えるのがいいのか伝えなくてもいいことは何なのか、私の考えをまとめてみるよ。

 

こういう親にはなりたくない!コロナ対応6つのパターン

いつもわたしは理想の状態を考えるとき、失敗例、しくじり例から学ぶようにしてる。

在りたい在り方は、在りたくない在り方の反対に存在する。

コロナについて子どもにどんな伝え方をすればいいのかを考える前に、「こういう親にはなりたくない!」を考えよう。

 

1)神経質に伝えすぎる親

東京とかにいたら多少は神経質になる必要はあるけれど、必要以上に

「すぐ手洗いうがい!」

「あちこち触らないで!」

「公園もだめ!」

「これ飲んで免疫力あげなくちゃ!」

「スーパーにもウイルス飛んでるかも!」

「遊具にコロナついてるかも!」

と、こんな風に子どもに伝えてしまうと、目に見えない脅威に子どもは怖くて仕方がないよね。

「死んじゃうかもしれないのよ!」という発言はさらにナンセンスだ。だってコロナで死ぬ確率よりも交通事故や自殺で死ぬ確率の方が高いじゃん?

それを言うのならば、今までも「交通事故で死ぬかもしれないのよ!」って言ってお外を神経質に歩行、運転している必要がある。

子どもは何かに感染することを異常に怖がって生きることになりかねないから注意しよう。病気になることや、感染することがたちまち死んでしまうことではないからね。

 

2)平気だと伝える親

根拠なく「大丈夫、大丈夫」「コロナなんて風邪と一緒だ」と強がって見せることも、もちろんいいことでもない。まるちゃんのお父さん、ヒロシ的なやつね。

本当は怯えているのに、平気なフリをしてしまうのはもっと良くない。なぜなら、子どもは親の怯えに気づいているから、めっちゃ混乱するのだ。私から観ててもヒロシの能天気の奥には怯えがあるのがわかっちゃうもんね(笑)

子どもは“怖いことがあればあるほど、平気なフリをしなきゃ”と学んでしまう。

 

3)国や自治体や学校などへの批判を子どもに伝えてしまう親

コロナの混乱を国や自治体の対応のせいにして、愚痴を子どもに聴いてもらってる親は多い。授業の遅れへの対応をしない学校への批判を子どもに言っちゃうのはもっとNGだ。

国や自治体、学校へのイライラは、親の不安や恐れから発生する。子どもが親の不安を受け取ってしまうだけじゃなく、それを子どもがなだめたりするような親子関係もときどき見かけるよね。

子どもと親が逆になってるやつね(笑)

 

4)情報を取らない親

難しいからと情報を取らずに、「ママは良くわからん」と説明しない親もいる。子どもにどう伝えていいのか、自分はどうあるべきか分からないから「知りません」「わかりません」という立場を取るのもNG。

コロナと向き合うことから逃げてる状態。もちろん、コロナだけじゃなく様々な問題について、情報を取って分析して自分なりの答えを持つことから逃げてしまう。

この姿勢も子どもがマネしちゃったらヤダよね…

 

5)好きにしなさいと責任転嫁する親

「そんなに遊びに行きたいなら勝手に行きなさい!その代わり、コロナになっても何があってもお母さんは知らないから」と説得を放棄して、適任転嫁するのももちろんNG。

子どもと向き合えていないのか、余程やんちゃな子どもなのだろう(笑)

実際に何か問題が起こると、「ほら~~言ったこっちゃない~~!!」ってなるやつね。「知らないから」と言っても、我が子がコロナに感染して知らないってことにはできないから、結局は対応することになるんだよね。

親だから仕方がないね(笑)

 

6)将来の不安をぶつけてしまう親

不安は隠してもどうせ子どもにバレるから、不安があるならぶつけても隠してもどっちでもいいけどね(あはは)

「これからパパの給料も減っちゃうかもしれないのよ!」って。子どもが抱える問題なのか、夫婦で解決すべき問題なのかを考えよう。

 

子どもはすべてわかっている

今さら、子どもにどう伝えても親の内側に混乱があることも怯えがあることも伝っているのよね。残念だけど。

それくらい子どもって親を見てるし感じ取ってる。高学年の子どもなんて、子どもだと思ってると親より大人だったりするし。

今回の事態なんて誰だって多少の不安や混乱はあるんだから、まずはそれをかっこつけて隠したりしないことが大事。

そして、もしも子どもが混乱するほど不安になってるなら、親の不安が原因です。今こそ不安と向き合って解消する必要がありますよ。

 

子どもとのコロナ会議で必要な3つのこと

1)“Iメッセージ”で親の意見を伝える

上に書いたように子どもは親の混乱や不安を感じ取っているからこそ、ごまかす必要は一切ない。

「病院が患者さんでいっぱいになってしまうのを、ママは心配してて、だからお家にいるようにしたい」など、「ママは・・・」を主語にして伝えるといい。

「今は~~するべきなの!」とか、「とにかく家にいなくちゃいけないの!」のような感じでなく、ママやパパの考えを“Iメッセージ”でしっかり伝えていくのです

 

2)小さくても子どもの意見を聴く

子どもと話し合うという立ち位置を取ろう。子どもを世界中で起こっている出来事の中にちゃんと入れてあげるのだ。

4~5才でも「家族みんながコロナにならないためにどうしたらいいと思う?」「公園でコロナに感染しないためにはどうしたらいいかな~」と質問して考えを聴くようにする。

一緒に家族を守ろうというプロジェクトの一員にしっかり入れてあげることが大事。

そして、たとえしょうもない考えでもちゃんと「なるほど」と受け取っていくのです。

 

3)みんなに守られていると伝える

もしも、子どもが怖がっているのなら、根拠はなくとも「パパもママも何があっても、あなたを守る」と伝えるのも大事

同時に、社会もみんなを守るために一生懸命動いてくれていると伝えることも重要。

本当は根拠なんてない。わたしもコロナに感染したら死んじゃうかもしれん。約束はできないけど、高確率でもしものときに全力で対応できるし、高確率で周りの人が全力で助けようとしてくれる。

 

子どもとコロナまとめ

子どもたちはおそらくコロナで死ぬ確率は低い。そして、無事にある程度の年齢まで生きる可能性はかなり高い。

それならば、コロナの脅威を語るよりも、しっかり守られている安心感を持って、さらに問題解決力を持って生きられることの方が価値がある

この先、コロナがあってもなくても、子どもたちには様々な困難が待ってる。だったら、コロナに関係なく生きる力を付けてあげる関わりをしたいものです。

動画も観てね。

 

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