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恐るべし恩返し教育!!日本人が甘え下手である理由を明かします

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

先日、12月20日(金)にオンライン講座開催しました!

 

今回のテーマは「甘え上手になって豊かな人生を送る方法」。甘えられないとか、助けて、手伝ってって言えない方は非常に多いです。

そんなわけで、それぞれ具体的にどんなときに甘えられずにいるのかをシェア。さらに、そのときにどんな思考のクセを持っていて、ブレーキがかかっているのかをシェアしあいました。

夫に、家事を手伝ってって言えないとか、職場で仕事を頼めばいいのに、自分でやったほうが早いと思ってしまうなど、いろんなご意見をシェアしていただきました。

 

実はね、今回のテーマで講座を開催するにあたって、なぜ日本人はこうも甘え下手なんだろう?という疑問がずっと頭の中にあったの。

助けられることに罪悪感を感じたりするし、助けられたら返さなければいけないと思ってる。しかも、2倍3倍で返さなくちゃいけないような、そんな重いことと捉えてしまう人が多いのです。

私にも身に覚えがあって、親切にされたり世話を焼かれると逃げ出したくなっていた思い出があります。

で、わたしね、わかった。私たちは甘え下手になるように教育されてたの。

 

日本人って、むかしばなしによって、徹底した"恩返し教育"を受けてしまってる。

浦島太郎はカメを助けるでしょ。そうすると、カメが竜宮城に連れていってくれて、しかもアツいおもてなしを受ける。

鶴の恩返しなんてさ、身をけずって機織りをしちゃって、たいそう美しい布を織ってくれちゃう。これ、鶴は何をしてもらったんだっけ?って思って調べたら、罠にかかっていたところをおじいさんに助けられたんだって。

笠地蔵ってお話し覚えてる?雪の日におじいさんとおばあさんがお地蔵さんに売れ残った笠をかぶせてあげる。するとその夜、お米や野菜をお地蔵さんが届けにきちゃう。このお話にいたっては、命を助けられたわけでもない。

これだけじゃなく、各地方にこれでもか!ってほどの恩返しむかしばなしがあるのよ。

こんなのを、子どもの頃にお母さんの口から聞かされたり、先生から聞かされたりする。

これ、お母さんや先生ってところが重要で、子どもにとって命を守ってくれるめちゃんこ重要な人物が言ってることだから、まるごと影響を受けちゃうんだよね。

だから、日本人は助けてもらったら、竜宮城並みのおもてなしをしてお返ししなくちゃいけないと思っちゃってる。

助けてもらったら、2倍、3倍どころじゃないね。10倍にして返さなくちゃっていうプレッシャーにいつもさらされてると思う。

こんなこと思い込んでいたら、そりゃ助けられるのが怖いよね。とうてい自分には返せないと思っちゃうから。

 

私はね、ここのところなかなかの甘え上手なんだけど、よく考えたら、「お返ししなくちゃ」なんていうプレッシャーがないのよね。

誤解のないように伝えておくんだけど、やってもらって当然だなんて思ってるわけじゃなくて、「次に私が何か力になれるときに返せばいい」って思ってるの。その人が何かに困ってるときにね。

そして同時に、わたしにはそれができるっていう自信もあるのよ。相手が困ってるときに全力で助けてあげるフットワークと愛情の余力が常にある感じなの、なんかとにかくそんな感じ。

その愛情の余力やストックがあるのは何故かというと、それはいつもみんなに甘えて助けてもらって、愛を受け取ってるからです。

受け取って感謝していると、やがてそれが溢れちゃうわけです。だからいつでもお返しをする準備が整ってるし、実際にそうしてる。

まさにこれが豊かな人生だと思う。

 

甘えること、愛を受け取ること、助けられることって少し怖いことです。だから少し勇気がいることです。

わたしも未だに、がんばって受け取ることがあるよ。だから、ひとりでがんばることに勇気を使うのではなく、愛を受け取る方をちょっとがんばってみてね。まずは「ありがとう!助かります!」を言えばOKなんだから。

 

 

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