私だけホメてもらえない!ホメられないたった一つの原因とは?
こんにちは!井上ききです。
家事も育児も頑張っているけどホメてもらえない、職場で思うように評価を得られない、というお悩みを持つ方も多いですが、
そんな方にAさんとのセッションをシェアします。
わかりやすいヒントになるはずです。
娘がホメられるとイライラする
4才の娘が夫にホメられているのを見るたびに、イライラすると訴えたAさん。
娘が「パパ、どうぞ」とお菓子を渡して、パパが「ありがとう。〇〇ちゃん、やさしいね」ってホメたそうです。
よくあるほのぼのとした光景ですが、
それを見ていたAさんは、モウレツにイラっとしたそうで、反射的に「〇〇ちゃん、やさしくないときもあるもんね。どうぞできないときもあるよね」と余計なことをわざわざ言ってしまった、という出来事があったそうです。
私だけなぜ、ホメてもらえない!?
Aさんは、これ以外にも、娘がご近所さんに「かわいいね」とホメられると、素直に「ありがとうございます」って言えないことがあったり、
義実家では、娘がホメられるのはもちろんだけど、夫までも「あなた子どもの扱いがなかなか上手いわね」と親にホメられていて、
自分だけはホメられることがなく、むしろ何だか否定されている気分になって夜はモヤモヤとイライラで一睡もできなくて、お正月の義実家帰省は大変だったそうです。
などなど、Aさんどうやら「ホメられる」に関して相当こじらかしている感じでした。
原因不明のイライラの正体はこれ
さて、この一連の出来事をセッションしていくと、色んなことがわかってきました。
Aさんは弟との二人きょうだいで育ったんですが、弟は愛想が良くて素直な可愛いキャラだったそうです。
何かと親に手をかけさせる問題児ではあるけれど、ご両親は「もう!仕方がない子ね!」という感じで、いつも喜んで弟のために時間を使っていたそうです。
Aさんから見ると、弟は愛されキャラでいつも親戚やご近所からも可愛がられていて、一方、Aさんは素直じゃなかったそうです。
つまり、ここがポイントなんですが、Aさんは自分のことを「どうせ私は可愛くない」と幼少期に決めてしまっていたのです。
もちろん、Aさんが自分を可愛くないと決めてしまった理由は、もう少し色々な事情も絡んでいますが、
とにかくAさんは、弟が生まれたころ、少なくとも3~4才からずっと拗ねて生きてきたことに気づきました。
これが、娘がホメられると、なぜかイライラする原因だったのです。
私だけホメてもらえないのはこれが原因だった
こんな風に、拗ねたまま大人になってしまっている方は、Aさんだけじゃなく、たっくさんいらっしゃいます。
「どうせ私なんて可愛くない」とか「どうせ私なんて大切じゃない」とか「どうせ私なんて必要ない」というような思考にいつもハマってしまう原因はこれなんです。
こうなっているとね、周囲の人からホメられたときや承認されたときに、それを素直に受け取っていないんです。
拗ねてる状態の方は、例外なく受け取れていません。
「そんなはずない、私は可愛くないんだもん。何にも私のことなんてわかってないくせに」って感じかな。
なので、無自覚にホメられても受け取らないし、不快な表情や態度になっちゃうわけです。
だから、承認を拒絶された周囲の人もやはり無自覚に、できるだけホメないようになっちゃうんです。
ホメられないたった一つの原因 まとめ
Aさんに許可を得てシェアさせてもらいました。
Aさんは、ずっと弟みたいに素直になりたかったけど、どうしてもなれなかったとおっしゃいます。
だって、もしも素直になっても、それでも可愛くないとか言われたらどうしようって、怖いじゃないですか。
そんな絶望を味わうくらいなら、もうこのまま拗ねていようって、きっと小さなAちゃんは決めたんです。
このAちゃんには痛いほど共感してしまった私でした。
さて、このようなイライラや、不安は問題の根っこに気づいただけで、すでに何かが変化しているはずですが、Aさんには傷ついたインナーチャイルドを癒すためのワークを、いくつか私から提案しました。
拗ねた思考を素直な思考に変えて行くには、練習が必要です。
右バッターを左バッターに強制したりするのも何ヶ月かかかります。
思考のクセも同じです。個人差はありますが、半年くらいトレーニングするとしっかり定着するはずです。
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