無限に続く名もなき家事のストレス、その正体と改善方法とは?
こんにちは!井上ききです。
「名もなき家事」っていう言葉も最近は使い慣れてきた感じすらあります。
はじめにこの言葉を耳にしたとき「名もなき詩」みたい・・・って思わなかった?
♪あ~る~がまま~のこころで~生きられぬぅよわ~さを~♪にゃにゃにゃにゃ~♪(歌詞わからん)
名もなき家事とは?
さ、「名もなき家事」の話に戻りますが、「洗濯」とか「お皿洗い」「買い物」といった名前のついている家事以外にも、主婦は名もなき家事を無限にこなしているんだ、
そんな主婦の主張が話題になりました。
イレギュラーなものから、毎日のことまで、名前のついていない家事は無限にある。
子どもの部屋の窓を開けるとか、郵便物を開封して仕分けするとか、買い物してきたものを冷蔵庫とかパントリーとかそれぞれ仕舞うとか、ゴミ箱にゴミ袋をかけるとか、賞味期限の切れた調味料をチェックして処分して補充するとか。
ま、無限にあるわけです。本気で書いたら2万文字くらいは書く自信がある。でも、悲しくなるから書かないよ。
井上の名もなき家事(子どもの歯医者の予約)
わたしのやっている名もなき家事中で割とめんどうなのが、子どもの美容院の予約とか歯医者の予約。
予約を取るのがけっこう難しいのだ。
例えばさ、次男の部活と下校の予定をざっくり聞いて、歯医者に電話をかけると、
「今週はその時間帯ですと空きがないです、次の週ではどうでしょう?」っていわれる。
来週の予定までは聞いてなかった・・・。
「じゃあ、確認してまた改めて電話します・・・」みたいなことになる。
次男学校から帰る、でもわたし予約のことすっかり忘れる。夕方はバタバタするからね。
朝になって、翌週の部活のスケジュールをきく。
昼間に歯医者に電話する。
予約取れた。
次男に伝える。
ところが当日、次男が予約を忘れて友達と約束してることが発覚。
キャンセルする。
再び予約。(←振り出し)
実は歯医者さんは我が家の目の前なのにね。
道を挟んだ目の前なのに、遠く険しい歯医者までの道。
ストレスフルだった以前の井上
こんなとき、以前のわたしだったら、予約を忘れた次男を責めてたと思うし、キレてたと思う。
「もう、知らないから!」みたいに投げ出すようなことを言ったと思う。以前はこういうことを言いがちだった。
上手くいかないと、投げ出す。かんぺきに段取りできないなら、もうやりたくなくなっちゃう。100かゼロがどっちかみたいな。
なんで私ばっかりこんな面倒な目に遭わなくちゃいけないの!?なんであなたは私の苦労をわかってくれないの!?
って被害者っぽくなって悲しくなって、イヤになってしまうというお決まりの流れがあった。
ひょっとすると以前のイライラマシーンだった私なら、今週の予約が取れない歯医者のことも責めたかもしれない。
「え。来週まで予約取れなんですか?ぜんぜん空いてないんですか?ほんとに空いてないんですか?」みたいな笑
受付の娘をわざわざ追い詰める汗
でも、今のわたしは名もなき家事だろうと、名の知られた家事だろうと、ストレスが少ないんです。
こんな絶望的に噛み合わないことすら、笑っていられる。
歯医者遠いな~とか言って。
家事のストレスは本当は家事のストレスじゃない
ここからが、今日の記事で一番伝えたかったことなんだけど。
家事へのストレスって、実は家事の量はあんまり関係ない。しかも、それが名のある家事か、名もなき家事かも関係ない。
夫が家事を手伝ってくれるかどうかも、本当は関係ない。
結局は、私たちの心がストレスを感じやすい状態かどうかがほぼすべて。
心の状態がネガティブでストレスをどんどん大きくしちゃう状態であれば、もう何もかもめんどくさいし、何が起こってもすべてストレスなのだ。
夫が家事を手伝うことすらストレスってわけです。
冬に鬱っぽくなっちゃう方も多いけれど、これも同じ。
つまり、ストレスを人一倍感じやすい人が、冬に「寒い」という爆弾級のストレスを受けることで
途端に鬱々しちゃう。
これも結局は、ストレスをできるだけ小さく感じる心の状態にしておけば、改善するし防げるはずなのです。
家事のストレスは捉え方で減らせる
ストレスって不安と不満と不便と不快のこと。
この4つのストレスは減らすことができるの。なぜなら、ストレスって捉え方ひとつだからです。
子どもの歯医者の予約が取れないとき、「誰が悪いの?次男なの私なの歯医者なの」みたいなことをやってると、すごくストレスによってダメージを受けている。だから疲れやすい。
でもね、歯医者の予約が取れなくても誰も悪くないはず。
もう一度予約を取ればいいだけなのです。
次男が予約を忘れたら、今日じゃない方がいいことがあるんだわ、きっとと捉えればとてもポジティブです。
家事のストレスの意外な正体は?
家事がツラいという方のほぼすべてが、家事そのものが嫌いなのではなく、実は家事をしている自分を批判している心の声がストレスなのです。
自分で自分を無意識に責めたり批判したりしながら家事をしているのです。
「もっと早くやりなさい!段取り良くやりなさい!」
という感じかな?
でもね、さらにその奥に本当のネガティブな声があるんです。
家事を手伝わない夫を責めているだけだと思ったら大間違いですよ。私たちの一番深いところにあるネガティブな声は、これ↓↓↓
「私なんて、どうせ愛されない。どうせ大切にされない。だって悪い子だから。だから家事というバツを与えられているんだ」
実はこんな捉え方を持っているのが人間。自分は存在するだけで迷惑なんだから、バツを受け取らなければいけない・・・みたいな思い込み。
あまりにも自分と一体になっているため、なかなか気が付かないんだけど。
家事をバツだと思ったら、そりゃあツラいです。ストレスです。
名もなき家事まとめ
家事はバツではなく、ただの家事です。
そもそもの物事の捉え方、解釈のクセを変えるだけで、家事へのストレスだけじゃなく、人間関係も仕事もストレスが少なくなるのです。
まさにスルーする力を身に付ければ、無意識に家事に取り掛かって、気が付けば終わっているということも起こるのです。