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[いい人]とか[マジメ]と言われて傷ついてしまう理由と対処法

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

 

「Aさん、いい人過ぎます~」って言われてなぜか傷ついて落ち込んでいるんです。

 

「Bちゃんってマジメだよね」って言われて腹が立ってしまいました。

 

このように「いい人」とか「マジメ」のような一見、ポジティブな言葉にも私たちは落ち込んでしまうことがありますよね。

 

これ、実は「解釈」によるものなんです。

 

こんな風に人に言われた言葉が引っかかってしょうがない、というときはまさに自分と向き合うチャンスなんですよ。

 

本当は自分が自分を傷つけている

 

 

事実は「いい人だね」って言われた、「マジメだね」って言われたということだけなんだけど、これをどう解釈したかが私たちのすべてなんです。

 

傷ついたり腹が立ったりしている場合、必ず何らかのマイナスの解釈をしています。

 

「いい人って言われた。どうせ私はつまらない人間なんだ」

 

「マジメだねって言われた。バカにされたんだ。否定されたんだ」

 

私たちはその言葉を発した相手に傷つけられていると思っているけど、本当は自分の中の解釈で傷ついているのです。

 

つまり、自分しか自分を傷つけないのです。

 

私たちはめちゃめちゃ自分に厳しい

 

 

つまり、「私はつまらない人間だ」とか「どうせ私はバカにされるような大したことのない人間だ」という自己評価をしている可能性が高いのです。

 

気づいていない方がほとんどなんですが、私たちはありえないほど辛辣な言葉で自分をののしっています。

 

「つまらない人間だ」どころではなく、「存在する価値もない!」「バカ」だの「マヌケ!」だの心の中のつぶやきはかなりひどいものなんです。

 

イヤイヤそんな言葉つぶやいてる覚えはまったくありませんけど、って思われる方が多いですが、

 

これは必ずしも言語化されておらず、あくまでそういうエネルギーを自分の内側で自分に向けて発しているという感じ。

 

もちろん、言語化されている方もいます。

 

 

ネガティブな自己評価はどこから来るのか?Aさん編

 

 

Aさんは3人兄弟の真ん中で育ち、家族の中でいつも注目されていない気がしていました。

 

親はいつも手のかかる末っ子に翻弄されていたし、同時に家父長制の残る家庭の中で長男を大事にする空気が漂っていたそうです。

 

末っ子は可愛くてみんなのマスコット的な存在で、お兄さんはとても面白くて、いつもみんなを笑わせたり和ませていたそうです。

 

何を言われたとか、何をされたというわけではないけれど、その間に挟まれて育ったAさんは、自分で勝手に「どうせ私はつまらない人間だ」と思ってしまったのです。

 

誰に言われたわけでもなく、こうして自己評価を確立するケースもあります。

 

 

ネガティブな自己評価はどこから来るのか?Bさん編

 

 

Bさんの場合、親に繰り返し言われた言葉をそのまま自分に対して言っていました。

 

幼少期、親に「あんたは本当にバカだ」と言われて続け、そのままのフレーズを無自覚に繰り返し繰り返し自分に言っていたし、

 

自分のことを「私は本当にバカだ」という認知のままずっと生きていて、

 

上手くいかないことがあると「バカだから仕方がない」と簡単にあきらめてしまう一方で、バカにされると何故か無償にイライラするという矛盾に苦しんできたのです。

 

親による刷り込みです。

 

 

自己評価なんてただの思い込み

 

 

親に繰り返し言われた言葉により呪縛にかけられたケースも、自分で勝手に信じてしまったケースも、いずれにしても単なる思い込みです。

 

親がどれだけ繰り返し言ったとしても、あくまで親の評価です。

 

全世界があなたに向けた評価ではない。

 

まして自分が勝手に握った自己評価なら、尚更ただの思い込みで、すべて間違いなのです。

 

このような間違った思い込みが解釈を作り出しています。

 

「私は大バカ者で、ダメな人間だ」という自己評価を持っていると、誰かに「マジメだね」と言われたときに、

 

「否定された。大したことない人間だと言われたんだ」と解釈し腹が立つし、

 

「いい人だね」と言われたときに、「やっぱり私はつまらない人間で存在する価値がないんだ」と解釈し、傷ついてしまうわけです。

 

こうやって私たちは自分で自分を傷つけているのです。

 

まとめ

 

 

すべては解釈次第であって、その解釈は幼少期に握った思い込み次第なんです。

 

それならば、その幼少期の認知を書き換える必要があります。

 

親に「あんたはバカだ」と言われた記憶は、確かに事実かもしれないけど、親は自分の思い通りにならない現実に、よく考えもせずに言っていただけかもしれない。

 

それほど意味のある言葉ではないかもしれません。

 

また、自分で「つまらない人間だ」と思い込んでしまった場合は、そもそも誰もそんなこと言ってないわけです。

 

家族は自分のことも大事に思っていたけど、手が掛からないし、手も回らないし関わるチャンスが少なかっただけなのかもしれない。

 

こんな風に自己評価を握った場面に戻って、解釈を疑ってみるのです。

 

誰かに言われた言葉によってイライラするとき、悲しくなっちゃうとき、すべて解釈がそうさせています。

 

常に解釈を疑ってみるといいですよ。間違っていることがほとんどです。

 

まさにその解釈を書き換えることができるのが【エミークコーチング】です。

①~⑫の質問に答えて行くワークシートを使います。①と②で事実と解釈を分けるところからはじまります。

 

さらに、⑤⑥で幼少期の体験と結び付けていきます。

 

そして⑩で肯定的な解釈に書き換えていきますよ。

 

グループセッションで体験できます。
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