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ジャッジをやめると生づらさもやめられる

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

 

今日はジャッジ(批判)をやめると自己肯定感が上がって生きやすくなる、というお話。

 

なぜ、ジャッジや批判が生きづらさにつながっているのか?

 

そして、ジャッジをやめるためのかんたんな方法についてお伝えします。

 

この記事はこんな方におススメです。

・自己肯定感を上げたい方
・つい人の批判ばかりしてしまう方
・つい自分を責めてしまって苦しい方

 

 

私たちはいつもジャッジしている

 

 

実はジャッジ癖が強ければ強いほど自己肯定感は低いです。自己肯定感が低いから、ジャッジをしてしまうと言い換えることもできます。

 

「あの人の化粧はちょっと濃すぎるわね」
「あの言葉遣いはカッコつけてるわ」
「SNSであんなこと書くなんて信じられない」
「あのサロンは場所が悪いからダメだ」

と電車の中でもどこに居ても人やモノの粗探しをしてしまうという方は非常に多いんです。

 

人と会えば誰かの悪口が止まらない、という方もいるかもしれません。

 

 

そもそもなぜジャッジしてしまうのか

 

 

人の批判とか、物事を「良いか悪いか」あるいは「正しいか間違ってるか」というジャッジをしてしまう原因は劣等感と罪悪感です。

 

つまり、誰かを批判することで一時的に自分の劣等感、罪悪感をなぐさめています。

 

あるいは、何かについて「良い」とか「正しい」と評論することでも、劣等感や罪悪感をなぐさめることができます。

 

もちろん、これは意図してじゃなく無意識にです。

 

ただ、ほとんどの人が劣等感も罪悪感ももれなく抱えていますから、ジャッジを止めると言っても、そんなにかんたんにゼロにはできないわけです。

 

 

劣等感はどこから来るのか

 

 

そもそも私たちの劣等感はどこから来るのかというと、それは幼少期のしつけと教育によるものです。

 

ずっとジャッジされながら生きてきたからです。

 

親に「まったく、何をしてもグズグズしてるんだから」と言われたり

先生に「いったい授業中、何をきいてるんだ」と言われたり

友達に「ホントにのび太はのろまだな」と言われたり・・・(笑)

 

そして、そのジャッジに傷ついているからこそ、今もなお「劣等感」とか「罪悪感」となって私たちを支配してしまいます。

 

そして、ここからがこの記事の大事なところ。

 

実はわたしたちは親をジャッジしています。

 

お母さんは身勝手な人だ
お父さんはダメな父親だ
あの人は酷い母親だった
居ても居なくてもどっちでもいい父親だった

 

などのマイナスのジャッジもあれば、

 

母は苦労して私たちを育ててくれた素晴らしい人だ
父は国家公務員として貢献した素晴らしい人だ
どこがというわけでもないけど、母はとにかくいい人だ
とにかく父は父だからすごいんだ

 

のようにプラスにジャッジしている場合もあります。そして、このプラスのジャッジに少々無理があるケースも良く見かけます。

 

このように私たちは親をジャッジしています。親を判断しているんです。

 

しかし、この親に対する判断は思い込みに過ぎません。

 

実は親をプラスにもマイナスにもジャッジすることを止めると、日常で周囲の人やモノをジャッジすることも自然と止められるんです。

 

 

物事は良い面と悪い面の両方がある

 

 

人にもモノにも環境にも良い面と悪い面があります。

 

私の話を例に出すと・・・

 

私は母親のことを怖い人だと思っていました。これが私が長い間母に対して持っていたジャッジです。

 

幼少期はとつぜん何かをきっかけにヒステリーを起こす母親の脅威に怯えていました。

 

でも、その母には繊細で優しいという側面がありました。

 

動物やお年寄り、近所の人にもやさしくて、話したこともないご近所さんの葬儀で涙を流せる人です。

 

その側面があるからこそ、娘が失敗してしまうかも、良い大人になれないかもと急に不安定になってパニックになって逆上してしまうわけです。

 

親を良いとか悪いで判断しているのは、すべて思い込みというのは、こういうことです。

 

親をとにかく良い人だとジャッジすることも思い込み。美化しているだけなのです。

 

すべての人に良い面と悪い面があります。

 

私たちにも良い面と悪い面があります。

 

それが普通。

 

 

ジャッジをやめると自分のこともジャッジしなくなる

 

 

こうやって親をジャッジしていることが私たちのジャッジ癖の原因でもあるし、自分をジャッジ、つまり自分を責めてしまう原因です。

 

そして、それが私たちの劣等感、罪悪感を強くします。

 

「あの人ったら、化粧が濃いわね・・・」と誰かを批判した人は、「母は何才になっても派手でみっともない人だ」と批判しているかもしれませんし、

 

「今日の私のコーデ、派手過ぎないかしら?みっともないって思われないかしら?」と他者の評価を気にしたり、

 

「私って本当にみっともない!消えたほうがいい!」と自分をけっちょんけっちょんに責めるのです。

それが生きづらさになってしまいます。

 

しかも、誰かに対する批判は、実際にその人には伝えないけど、自分自身は一番近くで聴いているのです。

 

 

ジャッジをやめるための練習方法

 

 

実は、自分に対する批判を止めるのが最も難しくて、その次が親です。

 

子どもや夫も難しいですよね。

 

身近な関係ほど難しいのです。

 

 

1)まずは少し遠い人から

 

 

もし、生きづらさを解消してもっと楽に生きたいと思うなら、少し離れた人間関係からジャッジを減らす練習をしてみてください。

 

例えば、いつも何だかモヤモヤする同業者のAさん。

 

SNSの投稿が流れてくると「相変わらずくだらないな」とか「この人、仕事してんのかな」という心の声が条件反射的に湧いてきちゃうなんてことがあるかもしれません。

 

直接顔を合わせたときに、批判することはないけれど、あくまで心の中でぶつぶつとジャッジを繰り返してるな・・・と気づいたら、

 

ひとまずこの辺りをターゲットにジャッジを減らしていくのです。

 

 

2)ジャッジを止める3ステップ

 

 

まず、無意識に当たり前におこなっているジャッジに気づく必要があります。

 

「あ、批判してる」「あ、またジャッジしてるな」と気づいたら、別のことに思考を移動させます。

 

その「別のこと」というのを、あらかじめ決めておく必要があるのですが、できるだけ何も感じないものがおススメ。

 

例えば、「ミックスジュース」とか「ステップワゴン」とか「うめぼし」とか。

 

この単語に個人的に何かを感じる、と言う方もいるかもしれないです。あくまであなたの「何も感じない」を見つけてくださいね。

 

このようにいったん、感情を「無」に戻してから、「快」の感情を感じるモノに思考をフォーカスします。

 

「去年、旅行で訪れた蓼科の絶景」とか「押しの笑顔」とか「スヌーピー」とか。

 

一気にプラスの感情に移動するのってハードルが高いので、その前にいったん無感情なものをはさむのです。

 

「ジャッジしてる自分に気づく」→「蚊取り線香」→「スピッツの草野マサムネさん」

 

というように、いつも同じパターンで思考のフォーカスを移動させて「快」の感情に戻ります。

 

「快」の感情からはジャッジや批判は生まれにくいのです。

 

 

3)ジャッジはゼロにはできない

 

 

何度も言うのですが、ジャッジや批判をゼロにすることはできません。

 

だって、本当にムカつくときありますもんね(笑)

 

その怒りを無視しましょうと言っているのではないのです。

 

ちゃんと心の中で何かに対して批判的な反応をした自分に気づくことに意味があり、

 

その批判は何の役にも立たないだけじゃなく、自分の自己肯定感を下げてしまうとわかっていることが重要です。

 

批判を減らすことによって自己肯定感が自然と上がり、その結果、自分や親へのジャッジも止めることができるのです。

 

 

ジャッジをやめると生きづらさもやめられる まとめ

 

 

他者を批判する、ジャッジすることそのものが自己肯定感を下げています。

 

そして、自己肯定感が低いからこそ他者を批判してしまう、と言うこともできます。

 

私たちのジャッジ癖は親を批判していることが原因なので、これについてはインナーチャイルドセラピーによって根っこから解決するのが確実です。

 

もしも、自己肯定感を上げて楽に生きたかったら、まず遠め目の人間関係からジャッジを減らしていく練習も有効です。

 

良い悪いのジャッジの世界から「へー、そういうこともあるよねー」「なるほど、そういう考え方もアリかもね」という中立の世界へ。

 

「はーい、蚊取り線香(笑)」「そかー、ミックスジュース(笑)」のように、情報を右から左へ流せるようになります。

注)あくまで心の声ね。

 

ジャッジを止めてみると、想像以上に生きるのが楽になりますよ。

 

 

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