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最近わたしの心に残った言葉 3選(ただの雑記)

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

 

今日は最近の忘れられない言葉をテーマに書く雑記です。

 

日々の普通の暮らしの中で、私の心をとらえた言葉は忘れないように手帳に書いておくようにしています。

 

校長先生の式辞

 

 

長男の高校の卒業式でのこと。

 

校長先生が式辞でこんなことをおっしゃったんです。

 

「社会に旅立つみなさん。これからの人生いろんなことがあると思います」

ここまでは、良く聴くやつ。

 

「今日はみなさんに、“遊び”を大事にして欲しいという話をします」

お?いつもの流れとちょっと違う。

 

校長先生のお話しはだいたいこんな感じでした。

 

困難にぶつかったときは、「遊び」からヒントを得てほしい。

みんな小さなころは遊びの中から色んなことを学んできたんだから、遊びの中に成長や問題解決の糸口があるはずです。

 

というようなメッセージだったの。

感染対策もあってか、とても短くてシンプルな式辞。しかもちょっと新しいぞ。

 

だって、校長先生の式辞といったら、「困難にぶつかっても諦めず歯を食いしばって努力をすれば、必ず誰かが見ていてくれます」みたいな、しかも長い話が定番だった。

もう洗脳レベル。

 

この愛のある洗脳が崖を登るような人生を作るのです。全員トップアスリートになりなさい、みたいな。

 

そして大人になって、「我慢はやめましょう」「がんばるのをやめましょう」って言われて困惑する。

 

長男の高校の校長先生は、どちらかというとゴルフが大好きな経営者さんという佇まい。かっぷくも良くてモーニング姿が決まっていた。

 

経営に行き詰ったらいっぱい遊ぶといいですよ、という経営の極意にも聞こえてきた。

ゴルフ場をカートでのんびり進んでいく校長先生の姿が浮かんだ。(←勝手なイメージです笑)

 

さて、その長男が、

「ねー、お母さん!卒業記念品がね、めっちゃいい!何だと思う?」って帰るなりクイズ。

 

クイズ嫌い。早く正解言えって思っちゃう。(←せっかち)

 

「あのねー!なんとモバイルバッテリー!」(早めに正解来た)

 

新しい!

 

だって卒業記念品と言ったら、校章がプリントされてるブンチンだったのに。

重くて使い道のないブンチンだったのにね。

 

でも長男のモバイルバッテリーにも校章がプリントされたんだけど。あはは。

 

 

猫はうれしかったことしか覚えていない

 

 

一生のうちこれだけは叶えないと死ねないという願いは、ネコを飼うことくらいです。

あとはだいたい叶いました。

 

猫くらいサッサと飼えばいいのに、ってよく言われるけど、長男がネコ嫌いなので。

沖縄旅行にいったとき、私と次男がネコに触っていると「信じられない!」とドン引きされるほど。

だから今は、ネコの動画を観て、その日が来るまで予習を欠かさない。

以前から気に入って読んでるネコの本がこれ。このタイトルだけでときめいてしまった。

『猫は、うれしかったことしか 覚えていない』

 

いろんなエピソードによって、ネコがいかに素晴らしい生き物なのかが語られていて、ネコへのリスペクトが止まらなくなる。

 

ネコは今ここを生きてるから、落ち込まないし、過去の失敗も忘れる。失敗は忘れるのに、嬉しかったことだけ覚えてる。

しかも自分の手柄でさえも忘れちゃう。もちろん、「わたしすごいでしょ」って自慢したりもしない。

そして何度もチャレンジする。

(と、書かれてた笑)

 

確かに私はネコを飼いたいんだけど、それ以上にネコになりたいんだなとこれを読んでいてわかった。ありのままで今を生きる姿に憧れてるのだ。

 

どれだけこの世で徳を積めば、来世どこかの飼い猫に生まれ変わることができるんだろうってときどき考える。

(本当はどこかの飼い猫じゃなくて草野マサムネさんちの飼い猫希望)

 

ネコに生まれ変わるか、ネコを飼う人に生まれ変わるか、どちらかを選べと言われたらちょっと迷うけど、前者。

ネコを飼う人という夢は今世で叶えることにする。

 

そういえば、この本の中の一文に、毎回声を出して笑ってしまう箇所があるの。

それは、作家の町田康さんの発言として書かれてるこれ。

「猫は、人間の顔だけを人間と思っており、首から下は台だと思っている」

 

早く私も体を台だと思われたい。

 

チョコチップワッフル

 

 

映画館に行くと最近は「場内が暗くなり、上映がスタートしてから飲食してください」ってアナウンスされるようになったの。

感染対策らしい。

 

なので、暗がりでチョコチップワッフルを袋から出して、よく見えないままいただくことになった。少し温めてくれたけど、暗くなるまでに冷めた。

 

暗がりで食べてると、いったいどんな姿をしているのか、確かめたい!って気持ちがわいてきた。

 

すごく美味しいんだけど、味だけだと美味しいと自信を持って認識できない感じなのだ。

 

どうやら私は、視覚と味覚の情報を統合して、それを美味しいって感じていたみたい。

意味わかる?

 

おいしい気がするけど、ビジュアルを確認できないと、脳がうまく処理できないのか、「おいしいでいいよね?」と自信がなくなる。

 

そんなわけで、私はチョコチップワッフルの最後の少しだけを残しておいた。

明るくなってからどんな見た目なのかを確認して、食べたかったら食べればいいし、そうでもなかったらバイバイすればいい、とか考えながら。

 

ところが、「ドライブマイカー」は長かった。3時間だった。

終わるころにはトイレへの最短ルートを確認しはじめる。

 

チョコチップワッフルのこともすっかり忘れて、スクリーンを出たところに設置された大きなゴミ箱にコーヒーの紙パックと一緒に放り込んでしまった。

「あー(笑)」

 

映画のラストシーンのソーニャの韓国手話がすごく美しかった。

 

 「長い、果てしないその日その日を、

 いつ明けるともしれない夜また夜を、

 じっと生き通していきましょうね。

 運命が私達に下す試みを、辛抱強く、

 じっとこらえていきましょうね・・・」

 

これは、そのシーンのほんの一部。

大切な人を失った喪失の苦しみと共に生きていきましょうという、重いメッセージを、白くてしなやかに動く手話で力強く語られる。

 

チョコチップワッフルの最後の少しを失ったくらいでは、私はもう動じなかった。そんなものには最初からこだわってなかったし。

 

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