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親を許せない仕返ししたい人が生きづらい2つの理由と克服法

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

 

親を許せないというお客様も多いです。あるいは許したくないと訴える方。

 

たくさんの方のお話を聴いてきましたが、このような状況にある方がイチバン生きづらさを感じてるんじゃないかと感じます。

 

「親にバツを与えたい」
「親に仕返ししたい」
「親に謝らせたい」
「親にギャフンと言わせたい」
「親を見返したい」
「親を懲らしめたい」

 

という状況の方が、なぜ生きづらさを抱えてしまうのか?そして、どうすれば執着を手放して、生きやすくなるのかを解説します。

 

親を許せない人が生きづらい理由(1)人間関係をこじらせやすい

 

 

親を許せない状態の方は、

 

「私がこんなに苦しいのはあなたのせい」
「ぜんぜんわかってもらえない」

 

という憤りを感じながら生きてきているため、【親はひどい人で、自分は可哀想な人】という考えになっています。

 

そして、これを親以外の人間関係にも投影してしまうため、なにかと許せないし、「あなたはひどい人。私は可哀想な人」という解釈を起こしやすいわけです。

 

「なんでこんなに頑張ってるのに、認めてくれないの!?あなたひどい人!」

「私のこと、間違ってるというの!?あなたひどい人!」

「私が悪いというの!?あなたひどい人!」

「なんでわかってくれないの!?あなたひどい人!」

 

と憤りを覚えて、次々と人間関係を破綻させてしまう。そんな苦しい経験をいっぱいしてきているはずです。

 

親を許せない人が生きづらい理由(2)幸せになるわけにはいかない

 

 

親を許せない方は、「自分が不幸なのはあなたのせいだ」ということを親にわからせなければいけないというミッションを握っています。

 

そのために決して、幸せになるわけにはいかないのです。

 

だって幸せになってしまうと、その証明ができなくなってしまうから。

 

悩んで苦しんでいれば、「ほら、私はこんなに可愛そうで不幸なんです。これもすべて、あなた(親)のせい」という証明になると信じています。

 

そして、いつか親が「こんなあなたにしてしまったのは、全部お母さん(お父さん)が悪かったの。ごめんなさい、許して」と言われるのを無意識に待っているんです。

 

親を許せない人が楽になるためにやるべきこととは

 

 

親を許して楽になるべきだと押し付けるわけではありません。許さないと決めるのもアリですが、そろそろ楽になりたいと思ったら、そのときが転機です。

 

そんなとき、親を許すという問題の前に、実は向き合わなければならない問題があります。

 

それは、親よりもむしろ「自分自身を許す」という課題です。ここ、意外な盲点かと思います。

 

ときには頑張れない自分とか、あきらめちゃう自分、負けちゃう自分、弱い自分…そんな自分もあっていい。

 

このような、まさにありのままの自分を許して受け入れると、自分に自信がついてきます。

 

それはいわば、ホンモノの自信です。ホンモノの自己肯定感です。

 

勝つか負けるかではない、ホンモノの自己肯定感が身に着くと、親のことなんてもはやどうでもいいと感じられるはずです。

 

そうなって初めて親を許せるのです。

 

井上ききのケース

 

 

これは、それほど前の話ではなく、つい昨年くらいの話。

 

母が「私の子育ては成功した」と言ったのです。

 

モスバーガーのオニオンリング食べながら思わず、「はあ!?」って声が出てしまいましたが(笑)

 

私を含め、3人のきょうだいは確かに誰一人、犯罪を犯すこともなく大きく道を外れることもなく生きて来たけれど、母が知らないところで、七転八倒してきたのです。

 

3人それぞれ、自分の人生と向き合って、なんとかやっている。

 

母は、明るく陽気な3きょうだいの表面的なところだけを捉えているのです。

 

まさに「ぜんぜんわかっとらん案件」です。

 

この「わかってない」という憤りが「仕返ししたい」「バツを与えたい」「謝らせたい」なんだろうなって痛いほどわかるし、

 

10年前の私だったら、バトル勃発だったか、あるいは「もう二度と来ない!」ってなったかも。

 

でも、今の私は自分を許せているのです。母のことも自分のことも。

 

だから、母にわからせる必要って別にないか、母に勝たせておいても私の幸せには影響なし!って思えたのです。

 

私が幸せであること以外に、大事なことは他にないです。

 

本当はね・・・「私は今すごく幸せだけど、これはあなたの成功じゃない。私の成功だ」って言ってやりたかったけどね、それを引っ込めたのです。

 

そして、それから半年後くらいの、ほんの先日のこと。

 

母と話をしていて、「お母さんは、私たちのいいところしか見てないよ。いいところしか知らないはずだよ」という話をしたら、

 

母は「確かにそうだったよね。いいことしか聴きたくないって感じだったかもね」ってそのことを認めてた。

 

母との関係は、少しずつ進みながら、ここまで話ができるようになりました。

 

確かに、お互いを許して認め合えるようになったんだなと実感する出来事でした。

 

親を許せない人が生きづらい理由と克服法 まとめ 

 

 

親との関係が、すべての人間関係に投影されます。

 

親と清々しく気持ちよく話ができる状態なら、すべての人と気持ちよくコミュニケーションを取れるはずです。

 

反対に、親に対して拗ねていると、多くの人間関係でも拗ねてる人になってしまいます。

 

だからこそ、親との関係と向き合う必要があるんです。

 

親が亡くなっていたり、会話ができない状態でも、大丈夫です。

 

自分を許せば、親のことも許せます。

 

「親がどうであるか」が重要なのではなく、「自分がどうであるか」がすべてだからです。

 

そろそろ楽になって自分の幸せのために生きたいなって思ったら、インナーチャイルドセラピーがおススメです。

 

エミークコーチングを体験してみてくださいね。

 

「今まで本当にしんどかったね」って私でよければ、あなたをわかってあげたいなって思います。

 

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