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手伝う?手伝わない?新1年生の翌日準備と宿題

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。

新1年生のお子さんがいるお宅では、どこまで親が手を出すべきか、どこは見守るべきか?判断に悩むところでしょう。

この記事では15才と12才の2人の子どもの母親でもあり、心理カウンセラーでもある筆者の経験から自主性と主体性を育てながらどうサポートするといいのかを具体的に提案します。

 

なかなか子どもだけには任せられないのはなぜ?

この時期、ご相談が多くなるのが、「1年生の持ち物の準備を親はどこまで手助けすればいいの?」というお悩みと、「いつまで手伝ってていいの?1年生のうちくらいはいいですか?」というようなご相談。

すべてのママができるだけ早くひとりで準備ができるようになってほしいと願っています。それなら、早々に自分でやらせたらいいのですが、そこへ立ちはだかるのが忘れ物への恐怖です。

 

 

失敗させたくないというママの不安が原因で子どもたちはなかなか自分だけでやらせてもらえないのです。

ママ達が抱えているのは、手伝うか手伝わないかの問題ではなく、本当の悩みはこれ

「子どもが忘れ物をしたらどうしようという不安をどう乗り越えたらいいのですか?」

なのです。

 

小学生のうちに体験させておくべきこと

子どもたちは1年生のときだけ忘れものをするわけじゃなく、大人になっても忘れ物をしますよね?

あなたもそうであるように。忘れ物ってだれでもやっちゃうんですよ。多少、個人差はありますけど。

わたしも、笑み育ワークシート忘れてお仕事に行っちゃったり・・・お財布忘れてお買い物に行っちゃったりします。

早めに忘れ物を体験させてあげませんか?

大人になってからの忘れ物に比べたら1年生の忘れ物なんてたいしたことないです。大事なのは、体験することです。

忘れ物をして、痛い想いをするからこそ、次は気を付けようと対策します。そして、忘れ物したときにどう対処するのかを学ぶのです。

子どもは忘れ物くらいのトラブルには柔軟に対応できます。忘れ物に対する厳しさは担任の先生にもよるので、その先生に合わせた対応を身につけながら大きくなりますよ。

 

お母さんの「忘れ物怖い病」をお子さんに感染させないために

ママは自分の内側にある不安に向き合いましょう。以下の3つを一度、紙に書いて言語化してみてください。

1)忘れ物をしたらどうなっちゃうと心配ですか?

2)そうなるとお子さんは最悪、どうなっちゃいますか?

3)また、そうなるとあなたは最悪、どうなっちゃいますか?

・子どもが怒られて学校に行きたくないって言うかもしれない。
・みんなに笑われていじめられるかもしれない。
・忘れ物をする子どもの親は恥ずかしい親かも知れない
・母親失格と言われて、夫に見捨てられるかもしれない
・親として認められない

など、本当に起こることなのか?思い込みなのか?冷静に考えてみてくださいね。多くの場合、これらはママの幼少期の体験が原因です。

あまりに不安が強い場合はその体験によってインナーチャイルドが傷ついている可能性が高いです。早めに癒してあげましょう。

 

翌日準備は最初から本人の仕事

1年生であっても翌日の準備は最初から子どもの仕事です。1度でもママがやってしまうと、いつでも甘えればママがやってくれると学習してしまいます。そうこうしていると、いつ手を引いたらいいのかわからなくなってしまいます。

学校のことはあくまで子どもの仕事と境界線を引くのです。

ということは、お母さん主体で準備をしてはいけません。こんな流れがいいと思います。

最初は傍で観ていて、「何かわからないことがあったら言ってね」と伝える

子どもが自分でやったら、最後にチェックだけしてやる

ちゃんとできていたらホメる

そんな感じで4月中は一緒に準備をして、5月の連休明けからはもうチェックも必要ないでしょう。5月は学校から帰ったお子さんに、「忘れ物せずに行けた?」と聞いて、「うん」と言ったらめちゃめちゃホメて、

「忘れ物しちゃった」と言ったら、「そっか。ちょっとドキドキしちゃったね」など気持ちをわかってあげてくださいね。

怒る必要はありません。すでに十分に痛い想いをしているのだから。

あまりに強く忘れ物への禁止を植え付けると返って忘れ物をしやすい方向へトラウマを握ってしまいます。気を付けましょう。

 

宿題をいつやって、いつ遊ぶのが理想なのか?

以前、立ち話をしたご近所ママは、宿題を終わらせなければ遊んじゃいけないというルールにしているとおっしゃっていました。そのため、お子さんたちは宿題が終わらないからお友達と遊びに行くことはほとんどないとおっしゃいます。

これはもったいない。

小学生が放課後にお友達と遊ぶ時間って大事な社会勉強です。冒険できたりもするしお友達のお宅にお邪魔することでよその家と自分の家の違いを知ったり、いろんなメリットがあります。

 

わたしはいつ宿題をやるのかさえ、子ども自身が決めることだと思っています。もっと言えば、宿題をやるのかやらないのかさえ子どもの問題です。

うちの子ども達のことを少し書きますが、二人とも平日にはあまり習い事をしていなかったので、部活がない日はいつも遊びに出かけていきました。

日が暮れるころに帰って来て、すぐ宿題に取り掛かる時期もあれば、そうではない時期もありました。

9時を回ってから宿題を出してきて、プリントがないと大騒ぎしてみたり。そりゃ色々あります。そうやって、問題が起こってから改善すればいいのです。「明日からもう少し早く取り掛かったら?」とか提案するとかね。

自分で体験して改善する力を付けてあげると、親はずっと楽できますよ。

 

役割が無くなるのが怖い母親は過干渉になりやすい

「宿題やりなさい!」「プリント出しなさい!」って指示や命令ばかりでは子どもは学校のことを自分の仕事だと主体的に捉えられないです。

お母さんのためにやっている状態です。指示ばかりを浴びているので、自信もないでしょうし。

「学校のことは子どもの仕事」という境界線を引くことが苦手な方は、子どもにあれこれ言って世話を焼くことで自分の役割をせっせと作っている人です。

何か役割を持っていないと自分がそこに居ていいのか不安になっちゃう方です。

しかし、これをしている限り子どもの成長を妨げてしまいます。まず親が成長する必要がありますね。

少しずつ上履きも子どもに洗わせる。高学年になったら、何も言わない。洗わないまま月曜日になっても仕方がないと見守る。

忘れ物に気づいても届けない。

言おうとしたこと、出そうとした手を引っ込める。引っこめるとおそらくヒマで死にそうになりますね。

そうなったら、その時間は自分がやりたいことに使っていくのです。親の自立です。

子どもの学校のことが不安で仕方がない方は笑み育カウンセリングに来てくださいね。

 

小学生もまだ、準備期間

子どもが1年生になると、今までの育児の結果が問われるみたいに思えて怖くなる方も多いようですが・・・

それは違います。小学生はまだまだ準備期間です。上手くできないことがあってもいいのです。

学校のことは子どもの仕事。指示や命令をしない。「わからない事があったら言ってね」「何か困ったら何でも言ってね」「必要なモノがあったら早めに言ってね」とだけ伝えておく。

 

忘れ物などの失敗をさせて一緒に問題を乗り越える。そんな距離感が作れると、どんどん子どもは自立し自律もしていきます。そうなると、親は本当に楽です。

わたしは子どもに指示をすることがあっても、家のことをお願いするときだけです。「リビングの私物を片付けて」とか「お風呂洗ってー」とか。これらは私に関係のあることです。

しかし、子どもが忘れ物をするかしないかは、子どもの問題。しっかり境界線を引くと毎日が本当に楽なんです。

 

 

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