【フリーランスの働き方】子どもの病気自分の病気どうする!?
こんにちは!井上ききです。
わたしがフリーランスとして起業したのは2004年のこと。長男が0歳11ヶ月でした。かわいかった長男も今は自己中な高校2年生(笑)
その後2006年に次男が生まれたんだけど、わたしの起業の歴史は子育ての歴史と言っても過言ではない。
とにかく代わりがいないフリーランスという働き方。私たちはどのような在り方で、子どもの病気や自分自身の体調不良と付き合っていくのがいいのか・・・?
もちろん、私も最初は手探りでさ、迷走しまくったわよ。
これはフリーランスに限らず、働くママすべての方に向き合ってほしい問題かな。子どもが病気になることを恐れていたら、毎日楽しくない。
自分が体調を崩すことを恐れていたら、いつも緊張していなくちゃいけないよね。それはあなたが在りたい在り方なのかな?
子どもの病気で困った!!!
起業当初は、子どもたちも小さくて、熱を出しては保育園を休んで、セミナーとか講座のお仕事をいただくと、その日まで緊張で張りつめて過ごしてた。
子どもが小さな咳をするだけで、ドキドキしたり。
年末の忙しい時期になるとね、二人の息子が順番に熱を出してほとんど仕事ができないことも何年も続いたりしてた。
もう、年末が怖くなって、3年目くらいには12月に仕事を入れないようにしてたわ(笑)
そういえばこんなこともあった。
次男が2~3才のころ、生協で講演の仕事をいただいて、その打ち合わせをしてたとき、次男が熱を出した。
保育園から何度か電話がなっていたんだけど、打ち合わせが長引いて午前中はまったく電話に気づかず。
保育園の先生は、夫の会社に電話をし、夫が保育園に次男を迎えに行った。
そんなに大事になるような高熱だったわけじゃなく、幼児によくある発熱なんだけど、夫までも巻き込んでしまったことに私は強い罪悪感を感じてしまったの。
人に迷惑をかけてまでも仕事をする自分を責めまくったのだった。
自分にもインフルエンザが移った~どうする!?
子どもが病気になることばかりとは限らない。わたしは自分が病気にならないようにいつも神経質に体調管理をしてた。
病気になってお客さんに迷惑をかけてはいけない!家族にも迷惑をかけてはいけない!病気になったら自分の段取りもくるってしまう。わたしは病気になることをおかしなくらい恐れてた。
だから、サプリメントを摂ったりとか、免疫力が上がると聞いたらそれを生活に取り入れたりとかね。
でもね、効果はほぼなかったわ(笑)
わたしはわりと頻繁に体調を崩してたんだけど、仕事に穴をあけるわけにはいかない!!と思い込んでたので、咳止めをのんでなんとかコーチングセッションや講座をしてた。
病気してもなんとかなるんじゃないの?
当時、保育士さん向けに連続のコーチング講座をしていたんだけど、一度、子どものインフルエンザをもらってしまって、最終回の講座に行けなくなっちゃったことがあったの。
風邪なら点滴打ってでも行っただろうけど、もうさ、インフルなわけ。これじゃぁ、行くわけにもいかない。
受講生さんにお願いして1か月ずらしてもらうしかない。
わたしは、死んじゃうくらい怖かったけれど、インフルもらっちゃって今週末の講座ができないから来月に延期してほしいと伝えたの。
もう、これで仕事はなくなるかもしれないし、延期なんかしてくれないかも。切り捨てられるに違いない・・・そんな恐れを感じてた。
でも、受講生さん達は、「あははー!もらっちゃったかーーー!そりゃ仕方ないわーーー。小さい子供がいたらそんなものだよ~~。早く治してね」と、そんな明るい返事だった・・・。
思ってた展開とぜんぜん違ってたのだ。
わたしは病気になっても、切り捨てられることはなかった。延期した講座ではめっちゃ感謝されて、わたしにインフルを移した息子たちも一緒に打ち上げを開催してくれた。
病気になって休んでも、ちゃんと愛されたのだ。
フリーランスはこう働こう!
わたしは子どものころ、体調を崩すといつも母親に厄介者として扱われてたの。熱を出すと怒られた。「もうーー!またなの!?」って。
おさない私は「病気になると見捨てられる」という思い込みを握ってしまった。
でも、インフルで連続講座の最終回に穴をあけるという出来事を転機に、病気になることをまったく恐れなくなったの。
風邪とかインフルとか、あるいはコロナとかね、生きてたら移ってしまうこともあるじゃん。病気になったら、休めばいいじゃん。
この世の仕事で、休んだら殺される仕事なんてないし、自分が休むことで誰かが死んじゃうようなこともない。休むと多少は誰かに迷惑をかけるんだけど、そもそも迷惑をかけずに生きることなんてできない。
わたしは大事な講座に穴をあけてしまった体験から、病気になって迷惑かけても大丈夫だし、ちゃんと愛されることを体感できたの。
みんなぜんぜん変わらず味方だった。
フリーランスは代わりのいない仕事です。そして、お母さんという役割も代わりがいない。
つまり、子どもが病気になっても、自分が病気になっても誰かに迷惑をかける可能性がけっこう高い働き方なわけだよ。
そこはもう、割り切っていくしかない。
いっぱい迷惑をかけていっぱい愛されて生きると腹をくくって大好きな仕事を続けてほしい。
お母さんであることと好きな仕事をしていることをちゃんと誇っていい。そして周りの人にいっぱい甘えて愛を受け取ろうよ。
病気になってもいい
わたしがそうやって体調を崩すことを恐れなくなったころ、子どもたちも小学校中学年くらいになってた。
気が付くとぜんぜん病気もしなくなってた。そして私も恥ずかしいくらい、風邪をひかなくなった。
病気になってもいい。病気になったらとっとと休んで治せばいい。そう思えるようになったら、わたしも家族もぜんぜん病気をしなくなった。夫も風邪をひかないのだ。
もしかすると、私はときどき風邪くらい引いてて、仕事に穴をあけているのかもしれないけど、そのことを覚えていないくらい、当たり前に休ませてもらってるのかもしれない。
「病気」とか「体調を崩すこと」を恐れるあまり執着になって、むしろ体調不良を引き寄せてしまいかねない。
病気なんて怖くない・・・そんな在り方が働くママにはおススメです。
私はこれからも、自分の体調不良や家族の病気によって、堂々と仕事を休むことを先に宣言しておきます(笑)