井上きき流ひとり旅の楽しみ方【出雲大社に行てきたyo!!】
こんにちは!井上ききです。
先日、出雲大社まで旅をしてきたので、たまにはそんなプライベートな報告でもと思うのですが、ぜんぜんそんな記事は期待してないって?
なんですって!?書きますけど。
子どもたちも高校生と中学生になって、付いて来なくなったし、夫はぜったい平日休まないし、私はぜったい土日休まないので晴れて一泊二日の一人旅が実現した次第です。
寂しくなんかないよ。
片道6時間のひとりドライブでハイになる!?
わたしは、ドライブが大好きでして。日帰りなら、毎月1~2回旅をしてる。軽めの距離だったら、「お!この道もう一回通りたい!」とか思ったら、引き返して、ぴったりのBGMを選んでもう一度走ったりもする。(アホですか?)
今回、念願の出雲大社までひとりで運転して行ってきたんだけど、なんと!ナビタイムが片道6時間と教えてくれた。けっこう遠いんだね!
さすがに6時間は未体験ゾーン。こりゃ出雲までの修行かなーなんて、ヘロヘロでの到着を想定していたわけ。
しかーし!それがまったくそんなことないの。4時間くらい経って兵庫県を過ぎた中国道で、私は完全にハイになるのです。
鳥取県の大山
※これはお借りした画像。実際は雪はないし、運転中だから撮影できず。
美しい田園風景や、力強い大山とか、見るものすべてに感動し始めて、うるうるしたり、工事現場の「ご迷惑をおかけします」って書いて置かれている人形にも、「かわいい(≧∇≦)」って笑い始める。
壊れたのか?
オザケンの「ぼくらが旅に出る理由」を歌ったり、奥田民生の「イージューライダー」を歌ったり。ちょっと踊ったり。「いえーーーい!」って叫んだり、
豚まん食べたり。(豚まんにも感動…)
休憩時間を入れると、トータル7時間のドライブ。運転が好きすぎる私にとっては、こんなもんじゃ修行になりゃしないぜ。
料理にも温泉にも興味がない。。。
16時すぎに到着した宿は「ますや旅館」さん。老舗って感じの趣ある宿だけど、ここはお料理の評価が高かった。
でもね、私はそんなにお料理に興味があるわけでもないの。美味しいものはどこにでもあるしね。ぜったいにそこでしか食べられないものっていうのがあるのはわかるけど、似たものがどこにでもあるから。
そのうえ、温泉にもそれほど興味がない。部屋風呂でもぜんぜんいい。だったら、ビジネスホテルに泊まりなさい、って思われるけど、
わたしにとって、大事な条件があって、
それは立地!
目的地の出雲大社まで徒歩3分。そして、敷地内の駐車場。これが決め手。歩くの嫌いだし、早起きしたくないんですものぉ。(←なまけものか)
そのため、少々贅沢な金額の宿に泊まることになるのだけど、常に楽するためにお金は使いたいと思っている。
とはいえ、お刺身もお肉(何牛だったか忘れちゃった)も美味しかった。
中でも一番はのどぐろ。細胞まで食べつくしてやったのでした。
ところで、宿についたら、まず私は部屋をカスタマイズする。
洗面台に自分の持ってきた歯ブラシとか化粧品などを並べて、宿が提供してくれるアメニティ類は使わないので、クローゼットとかに片付けちゃう(笑)
歯ブラシとかめっちゃ使いづらいから。
ときにはテーブルを移動させて、パソコンを置いたり、自分の使いやすいように勝手に模様替えまでする。
これは、お仕事でビジネスホテルにほぼ寝るだけの宿泊をするときも同じ。まずは私のお部屋にする作業がテンション上がるのです。
2日目の朝
明け方、ざーーーーーっという雨の音で目が覚めた。
嘘でしょ!?今日雨なの!?聞いてないし、傘持ってないし。
朝早く、「稲佐の浜」に砂を拾いに行こうと思っていたんだけど、この瞬間あきらめる。(←なまけものか)
だったらいっぱい寝よう。と思ったけど、眠れない。年のせいじゃないよ。
それならコンビニで傘を買って行ってみようかなとか思って身支度をしていると、雨も上がってた。
(この画像、まじで自画自賛!弁天島の立体感といったら!)
弁天島をお参りして、浜辺の砂をちょうだいしてジップロックに入れる。(この砂は出雲大社にある素鵞社に持っていく)
まだ朝7時なので、コンビニでお土産を購入。地域共通クーポンでお支払い。コーヒーを買って宿に戻って、出勤してきたイケメンの板前さんに、出雲そばはどこがおススメかきく。
コーヒーを飲みながらロビーみたいなところで出雲大社の参拝方法を確認したりしてたら、山口県から来た親子に話しかけられた。
名古屋からひとりで運転してきたって言ったら、ちょっと引いてた(笑)。
縁結びのご利益を求めて必死に運転してきた行き遅れのOLとかに思われたかもしれないけど、それもまたいいね。
こうやって、他の旅行客と話ができるのも一人旅のいいところだ。身内で固まって騒いでると、誰も接触してこないもんね。
初めての出雲大社参拝
あんまり遅くなると、今日中に家にたどり着かないかも…と思い、9時には宿を出て出雲大社に向かうことに。
平日の朝早めだったので、人も少なくてサクサク参拝できて幸せ。並ぶのも待つのも大っ嫌いなせっかちさんだからさ。
朝早く、稲佐の浜で拾った砂を、↓この素鵞社に納めて、清められた砂をもらってくるのが正式な参拝方法なんだって。
その砂を、持ち帰ってお守りにするのもいいんだけど、家の敷地の四隅に撒くと魔よけのご利益があるとか。
とりあえず、いま病気やケガをしている義父母や友人に渡そうと思っていただいてきました。
神楽殿のでっかいしめ縄。迫力がヤバイ。
ご縁横丁と出雲そば
出雲大社めっちゃすいてるし、思ったよりこじんまりとしてるため、サクッと回り終えて時間がいっぱいある。そんなわけで、ひとまずご縁横丁へ。
お買い物はあんまり好きじゃない。
観光地で売られているお土産とかって、実はそんなに美味しくもないけど(言い過ぎ)、記念に買ってしまうのが人間心理。そんな罠にはかからないぞとか思いながら…
シジミの真空パックや、海苔などを購入。観光地でも普段のごはんに使うものを買うようにしてる。
いつものドライブでも、道の駅なんかに立ち寄って、新米や果物なんかを買って帰る。だから、保冷バックは忘れずに持って出かけてる。
観光地でもスーパーにいるんだと自己暗示をかけて歩くのだ。そうすれば、要らないものは一切買わずに帰って来れる。
出雲大社から徒歩5分のところに、出雲そば専門店「かねや」があった。イケメンの板前さん(見習いかも)が地元の人がヒイキにしてるのは「かねや」さんですよ、って言ってた。
ちょこっと紅葉おろしが美しくかわいく添えられていて、なんともバエるお蕎麦だこと…なんて思ってたら、
この紅葉おろしったら、めっちゃ辛いのね。かんぜんに見た目に騙されちゃったわ。よーく混ぜ混ぜしなきゃいけなかった。
でもね、めっちゃ美味しくて大満足。
感性と繋がり続ける一人旅
昼過ぎには、出雲を出発して愛知へ向かうことに。出雲サンキュー、楽しかったぜ。
帰りのドライブは正直、あっという間に着いちゃったって感じ。途中、三重に入る辺りで渋滞に大ハマりし、1時間くらいはのろのろ運転だったけど、なぜかかかった時間は往路と同じで7時間だった。
一人旅のいいところって、常に自分の感性とつながりながら旅ができることだと思うの。
誰か一緒にいたら、その人たちともつながる必要があるでしょ。しかも、その人が支配的だったりしたら、誰だって多かれ少なかれ、その人の感性に引っ張られてしまう。
それはそれで、楽しいときもあるけど、その人が渋滞で不機嫌だったら楽しくないもんね。
自分の感性につながり続けると、例えば食べたくもないのに、サービスエリアでソフトクリーム買っちゃったりもしない。
結局、7時間のドライブで私が口にしてたモノは、水とコーヒーとファミマの「はちみつ梅」だけ。
もう、こいつが美味しくて、これさえあれば何も。どこのサービスエリアにも、こいつに勝てるやつはいないと感じた。
感性と繋がり続けるってつまり、インナーチャイルドと二人で旅をするって感じなんだけど、だからハイになって色んなことに感動できる。
帰りのガソリンスタンドで、フロントガラスのなぞの汚れ(ウォッシャー液でもぜんぜん取れない)を、スタッフのおじさんだったかお兄さんだったかは忘れたけど、二人がかりでピカピカにしてくれた。
なかなか頑固な汚れで、もう一人呼んでくれたのだ。こんなことにも、感謝があふれてしまう。草津サービスエリア(上り)の出光にまた寄りたいなーとか思いながら、ニヤニヤしながら家路を急ぐ。go!go!
夜、8時くらいに無事、帰宅。夫に土産話をしたけど、お土産はとくにない。
「帰りは違う道で帰ってこれば良かったのに」って言われて「そっかーーー!確かに!」って思ったので、また旅に出たくなったのでした。