夫が発達障害かどうかを検査したい…と思ったら読むブログ
こんにちは!井上ききです。
「夫は発達障害なんじゃないか・・・そのせいで自分は苦労を強いられてるんじゃないか」
「夫は発達障害だから、普通の人とは違うんだ!だからわたしのことも、まるで理解できないんだ」
そんな風に感じていると、いつもいつもご主人に対して、「やっぱりそうかも・・・」「ほら、そういうところが・・・」なんて思っていなくちゃいけない。
つまり、夫のダメなところばかりを探すようになる。これって苦しいよね。
今回はそんな夫婦関係が、より楽になるためにはどうしたらいいのかを記事にしようと思います。
夫が発達障害かも…と感じる瞬間とは?
検査をしていなくても、「夫は発達障害なんです」とかなり確信を持って話す方も多い。つまり、決めつけちゃってる。
そう思うようになったきっかけとか、原因についてたずねると、おおむねこんな感じのお話をしてくれる。
「うちの夫は、恐ろしいほど人の気持ちがわからない」
「まったく空気が読めない」
「異常にこだわりを持ってる」
「同じことを何度言ってもわからない」
「だらしなさすぎる」
とか。
実際に、嫌がるご主人を検査に連れて行ったという方も、ときどきいらっしゃるんだけど、ほぼグレーなのよね。つまり、診断がつかない状態ね。
もちろん、その逆もあって、夫が妻を発達障害だと決めつけているケースもある。
「お前は発達障害かー!!」とか「お前は発達障害だから言ってもしょうがない」と言われる妻もいるのだ。
他人とは価値観が恐ろしく違う
これ、いったい何が起きているのかというとね、ごくシンプルにいうと、それくらい他人とは価値観が違うということ。
価値観が違うということは、つまり性格が違うということ。性格ってね、価値観の集まりでできてる。
例えば、自分は”他人を優先することが当然だ”って信じて生きてきた。だけど、夫は、自分を優先するし、それを当然だという。
この場合、妻から見た夫は、恐ろしく自己中に見えるわけ。反対に夫の側から見ると、遠慮ばかりしてひとりで不機嫌になってる不思議な人に見えたりする。
なぜ夫婦の価値観はこんなに違うのか?
そして、なぜ、こんな風に真逆の価値観を持つのかというと、それは教育やしつけが違うから。
まず、育ててくれた人や環境が違う。厳しい両親に育てられた人もいれば、優しいおばあちゃんが主に養育してくれた人もいる。心配性の母親に育てられたとか、両親が自営だったとか公務員だったとか・・・
言い出したら環境の違いは無限にある。
つぎに、受け取った子どもの立場も違う。長女だったとか、末っ子だったとか、女だったか男だったか。敏感な子だったか、鈍感な子だったか、臆病な子だったかなどなど。
おなじ両親に育てられても、きょうだいでぜんぜん価値観が違うってことも当然あるわけだから、ぜんぜん違う両親や環境で育った夫婦は、宇宙人レベルなのは当然だ。
パートナーが発達障害かどうかを証明したい理由
パートナーのことを発達障害だと証明したい方は実は多い。診断が欲しいという。
診断で「黒」と出る、つまり晴れて夫が発達障害だと証明できると、ただならぬメリットがあるからだ。そのメリットとは、
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「悪いのは私じゃなくて、あなた」「こんな私はかわいそうだ」という証明ができるから。
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つまり、「ダメなのは私じゃなくて、あなただったでしょ、ほら。私が言った通り。そんなダメな夫を持った私って、本当にかわいそうでしょ」という証明だ。
もしも、これを証明したくて、発達障害かどうかの診断が欲しいなら、ぜったいにその診断は取ってはいけない。なぜなら、勝敗はつくけれど、だれも幸せにはならないからだ。
程よい距離感で生きる
パートナーが発達障害だと証明してもしなくても何も変わらないよね。
どっちみち、相手を理解するのは果てしなく難しいことだし、相変わらず認めてはもらえないないだろうし、繰り返し言ってもぜんぜんわかってもらえないってこともあるのだ。
状況は何も変わらないなら、証明することをやめて、できるだけお互いに傷つけあわないコミュニケーションを取る方が賢明だ。
できるだけ穏やかに、価値観の違いを受け止めながら程よい距離感で生きるだけだ。
相手の言葉もできるだけ軽く聞き流す。重く受け止めすぎない。
ここら辺の、できるだけ深刻にならずにスルーする考え方については、また後日改めて記事にしようと思うよ。
今日も読んでくれてありがとう!