圧倒的に得する個人面談の活用法クレームではなく〇〇を伝えよう!
こんにちは!井上ききです。
小学校の個人面談はもちろん、幼稚園や保育園でも年に1~2回先生と話をする機会がありますよね。
ここで、先生に文句ばかりを伝えちゃう保護者もいる。
いわゆるモンスターペアレンツです。
「うちの子が宿題をやれないのは、先生が出す宿題の量が多いからじゃないですか?」
「うちの子が算数わからないのは、先生の教え方が悪いんじゃないですか?」
なぜモンスターペアレンツになってしまうのか?
個人面談に限らず、こんな風にいつも先生に文句ばかりを言っている保護者っています。
私の知っているある保護者も、いつも教頭先生に電話をかけています。
彼女たちは先生を苦しめたいのでしょうか?いじめたいのでしょうか?
いえいえ、本人はまったく悪気はなく、いたってマジメです。
しかし、なぜ彼女たちはクレーマーとかモンスターペアレンツになってしまうのか?
その理由はね、「わたしが正しくて、あなたは間違っている」という思考に取りつかれているんです。
だからこそ自分がこの世を・・・つまり学校を良くしなければ!という正義感をもってクレームを言っているんです。
このような思考を作ったのは、他でもなくいつも認めてくれなかった彼女、彼らの両親なのです。
彼らはいつも否定されたり責められて育った方ばかりです。
クレーマーたちは、正しいこと(正しいと思い込んでいること)を伝えて「今度こそ、お母さんに認めてもらわなければ!!!」という無意識の想いに振り回されているのです。
もちろん、本人たちはあくまで無意識で、正義の味方のつもりで、社会のためになっていると信じているのです。
クレームを言われたら先生はどんな気持ちになるのか・・・?
しかし、我が子の担任の先生にクレームばかり伝えても実は得することはあまりないのです。
先生も人間です。文句を言われたらうれしくないですし、悲しいはずです。
あなたが小学校の先生をしていてAくんのお母さんに、「先生の教え方が悪いからうちの子、算数がぜんぜんわからないじゃないですか!!」と言われたら、悲しいですよね。
あなたがもしも、お仕事を一生懸命やっていて、いつもわかりやすく教えようと努力をしているとしたら・・・
わかってもらえなくて、めちゃめちゃ悲しいですよね。そして、やる気も希望も失ってしまうかもしれません。
そこに、もしもBくんのお母さんがやってきて、「先生、いつもありがとうございます!先生のおかげで学校が大好きで助かります~」って言ってくれたとしたら・・・
「わかってもらえた~」って嬉しくなりますよね。
先生も人間です。特別に精神を鍛練したわけでもないし、特別に器のデカい人だけが採用されるシステムはどこにもありません。
AくんとBくんだったら、Bくんを好きって思いますよね。
先生たるもの、そんなひいきは許されない!って思うかもしれなけど、人間ならそれが当たり前なのです。
AくんよりもBくんへの笑顔が増えちゃうのです。そうすると、Bくんの方が自然と愛をたくさん受け取って、やる気もでちゃうのです。
やる気が出れば結果も出ちゃうので、算数もわかるようになるのです。
先生に伝えたいのはクレームじゃなく「〇〇」!!!
先日、養成講座でのこと。
受講生の“あゆみん”こと大矢歩さんが、こんな話をシェアしてくれました。
娘さんの小学校での大縄跳び大会のエピソードです。
練習も、最初は辛そうだったけど、先生が厳しくも愛を持って指導してくれて、すごく変わったの。
そのおかげでクラスも優勝できて・・・
娘にとって本当にいい経験になったと思って、先生にお手紙を書いたの。
先生のおかげですごく娘が成長できました、って内容の。
これは、素晴らしい!
いつも文句ばかり言われがちな先生に感謝のお手紙を渡したのです。
先生からのお返事です。
というような内容で、やはり先生はこんな風に感謝されることって少ないことがわかります。
先生も「感謝」をもらったら、自然と愛が溢れるようになります
反対にいつもクレーム・・・つまり「否定」ばかりを言われていたら、子どもたちにも「否定」を伝えるようになってしまいます。
さっきから言っていますが、先生も人間です。仏様じゃないんです。
わたしのカウンセリングも、たくさんの先生が受けています。満たされない想いや、報われない想いを抱えながら、心がカラカラになりながら子どもたちに愛を注がなければならない。
ほめられて承認され、感謝されたら、笑顔になります。
周りの人に愛されたら、子どもたちを愛せるようになるのです。
ね、先生を満たしたら圧倒的に得だと思いませんか?
もちろん、先生に媚びを売りましょうと言っているわけではありません。媚びているのはすぐにばれますよ。
まとめ
先生にクレームを言って得することはあまりなさそうです。そもそもそのクレームは本当に伝える必要があるのか?
自分自身は母親として十分にやっているのか?
そう考えるとまさに、お互い様。助け合って子どもを育てたらいいよね、って思います。
そんな子育てのパートナーである担任の先生に、個人面談ではクレームよりもむしろ、「感謝」を伝えたくなります。
もしかすると、「感謝できるところなんてぜんぜん見当たらない先生なんです」という声もあるでしょう。
しかし、その先生がモチベーションの低い先生になってしまっている理由も、怒ってばかりのイライラ先生になってしまう理由も、まさに心が満たされていないからです。愛が足りないのです。
そんな先生だからこそ、あなたが感謝することで子どもたちに愛を注げるようになるのです。
個人面談では、先生に感謝を伝える。日頃のご苦労をねぎらう。
これが圧倒的に得する個人面談の活用法です。
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