欠席やキャンセルのメールから見る二人の生き方の大きな違いとは?
こんにちは!井上ききです。
約束したイベントを欠席するときとか、申し込んだセミナーや講座をキャンセルすることがあるでしょ。
子どもが体調くずしちゃったとか、もろもろ都合がつかなくなったり、あるいは行きたくなくなっちゃったとか。
そんなときに、キャンセルのメールをすると思うんだけど、このメールがその人の生き方を象徴してるの。
ここでは、キャンセルすることが良いとか悪いという話をしたいわけじゃなく、キャンセルメールの書き方ひとつとっても、生き方のクセが出ていて、もしも現在の自分に納得できていないなら、きっと何かの気づきになるはずです。
短いメールと長いメール
キャンセルのメールの長さに注目してみると、短い人もいれば、めっちゃ長い人もいる。どっちが良いとか悪いとかではなくね。
短いメールを送ってくるAさんはこんな感じ。
「明日のランチ会行けなくなっちゃいました。申し訳ないです」
長いメールを送ってくるBさんはこんな感じ。
「明日のランチ会ですが、子どもを預ける予定になってた義母が腰を悪くしたようで、ちょっと無理させられないかなって感じで、、、子連れで参加させていただこうかとも思ったのですが、そうすると私が楽しめなくて逆に疲れてしまうので、結果的に娘に当たってしまうって予想できるので、今回は迷ったんですがやめておこうかと・・・」
あなたはどっちのタイプかな?
人生を変える二つの在り方
良い悪いではなく、これ両者の目的がぜんぜん違うの。
短い連絡のAさんはね要件を伝えただけ。やむを得ずキャンセルすると自分で決めてその旨を伝えることが目的。説明するまでもないけど。
一方、Bさんはね、キャンセルの連絡をしたいのと同時に責められないようにも計らっているし、相手を不快にさせないようにも働きかけてるし、自分の責任を分散させようともしてる。
その結果、ランチ会の主催者に「そうだね、仕方がないね」と言わせることができるし、キャンセルの責任を義母や娘と分け合えたわけだ。
で、大事なのはこの2つのタイプでは人生そのものも違ってくるという点。
責任を他者にゆだねて生きる
実はBさんは自分の人生の舵取りをしていない。無意識に責任を他者にゆだねるために、自分の人生をも他者にゆだねることになっている。
たとえばBさんが、車が欲しいと思ったとする。そこで夫に、こんな風に働きかける。
「軽自動車でいいからもう1台車買った方がいいんじゃない?息子も色々なところへ連れていった方がいいって支援センターで言われたし。でも、もろもろ出費がかさむし、駐車場もお金かかるけど。でも、買い物の量も増えてきて、暑い日の買い物は大変なんだよね~。冷凍食品とか買えないしさー、お魚とか傷むと怖いじゃん」
と言い訳ばかりならべてるうちに、夫に「週末にまとめて買い物すればいいじゃん。俺、協力するし。2台目は贅沢じゃん?」と言われる。
そして、その他者の意見に従うことになる。
こうやって、Bさんは欲しいものも手に入らないことが多いし、やりたいことができないことも多い。いつも結局ちょっと望みとは違う展開になる。
つまり生きたい人生ではなく他者にとって都合のいい人生を生きることになる。
もちろん、この在り方にもメリットがある。それは責任を負わなくて済むし、責められたりするのも避けられる。もめたり争ったりするような面倒なことも避けることができる。
夫に「1台あるからじゅうぶん」と言われると、それがなんとなく正しい価値観のように思えて納得できちゃうことも多い。
やりたいことをやるということ
ランチ会に行くのも行かないのも、参加者の意志で決めることができる。もちろん、ドタキャンは良いことではないけれど、キャンセル料をきちんと支払えば問題ない。
もしかすると、少々のキャンセル料以外にも、少々の信用も失うかもしれんけど、Aさんの場合それほど執着はない。
嫌われるとしても仕方がないという感じだろう。
もしもAさんが2台目の車が欲しいと思ったらどうするかな?
もちろん、方法や手段は無限にあるけれど、まずは夫に「くるまを買います」と意思をきっぱり伝えるはず。
そのうえで、夫が納得できるまで説明したり、燃費や駐車場代の計算をして夫にプレゼンをすることだってできる。取っ組み合いのケンカをして勝ち取るかもしれない(笑)
自分で稼いで買うという選択をするかもしれないし、あるいは何かの出費を減らすとかの条件提示もできる。おそらく、すでに購入する車種は決めてある。
やりたいことをやるとか、生きたい人生を生きるっていうのは、そういうことだ。「やる!」「買う」って決めてから伝える。「ランチ会に行かない!」って決めてから連絡する。だから、「イエス」しか言わせない(笑)
買うことで発生する問題や、あるいはランチに行かないことで失うものに責任を取るつもりの人もいるけど、無責任に前進する人も実は多い。
やりたいことをやるためには、ある程度の無責任さと楽観的なとらえ方が必要なのだ。
まとめ
どちらの生き方を選択するのも自分次第。どちらにもそれぞれメリットはある。
それにね、かんぜんにAさんの生き方100%って人も少ないと思う。多少は言い訳しながら生きてる人がほとんどだし、反対にすべてを他人に決めてもらってる人もいない。
ただ、今の自分は本当にしたいことができている?今の人生に本当に満足してる?って問われたときに、「満足!」と答えられないと、たった一度きりの人生がもったいない。
もしも、満足できていないなら、Aさんの在り方を参考にしてみるのもいい。
まずはキャンセルメールを短くする。そして、やりたいことを短い言葉で伝える。根拠やら理由の解説、言い訳はなし。
どう?楽しくなりそうでしょ?