やさしい言葉が口から出ないあなたがやさしい人になる方法とは?
こんにちは!井上ききです。
先日、誕生日を迎えました。ドラえもんと同じ、9月3日が私の誕生日ですので良かったら覚えておいてください。
たくさんの祝福をいただき、本当に恐縮です。ありがとうございます。
年を重ねるたびにどんどん元気になっている40代なんだけど、やっぱり言葉が出て来なくなるの。とくにカタカナの単語で大人になってから覚えたようなものが出てこない。
カピバラって言いたいのにアルパカって言っちゃうし、アボカドって言いたいのにカピバラって言っちゃうし。
クリムトなんて、いっつも出てこない、「ほら、モネじゃなくてシャガールでもない。あれはなんだっけ?」っていつも言ってる。
娘をつい責めてしまう
さてと(笑)
今日は本当はやさしいママになりたいのに娘を責めてばっかりだと話すHさんのお悩みから。
お子さんが2年生の娘さん。いつも「遅い!」って怒っちゃうし、娘さんがお小遣いで買ってきたおもちゃも、「こんなものに500円も出す人いないよ!」と言っちゃって自己嫌悪におちいっているそう。
食事をしていても、何かとぽろぽろこぼす娘さんに、いちいち「もう!なにやってんの!?」って言ってしまうそうで、どうしていつも口から勝手に責める言葉が出ちゃうんでしょうと話してました。
責めてる人は自分を責めている
なぜ人を責めてしまうのかというと、それは自分を責めているからなの。
わたしたちは自分以外の人ともたくさん会話をするけれど、自分自身と一番たくさんの言葉を交わしてる。
気づいていない方も多いけれど、すべての人が内向きに何らかの言葉を発してるの。
まずは、この内側でどんな言葉が響いているのか気づくことがめっちゃ大事。
内側の言葉がやさしくなると、やさしい言葉が自然に出るようになるんだけど、その前に気づくことなんです。
幼少期に作られる口癖
どういうことか具体的に解説すると、
Hさんは娘さんに「遅い!」「早く!」って1日に何度も言っちゃうんだけど、この原因はHさんも自分の内側で自分に「遅い!早く!」って言ってるの。
Hさんは、子どものころご両親が共働きで、しかもお母さんは看護師さんでいつも忙しそうにしていたそうです。
だから、それほどお母さんに急かされた記憶はないけど、お母さんの期待に応えたいって想いから、自分にたいして非常に厳しく生きてきた。
「もっと、お母さんのお手伝いをいっぱいしなくちゃ」「もっと早く支度をして、お母さんを喜ばせなくちゃ」という想いが強かったのです。
だから、いつも内側で自分に「遅い!もっと早く!」って言ってしまう口癖をもってる。Hさんは今までこの内側に響く声がまったく聞こえていなかったそうです。
そうなの。内側の言葉ってものすっごく早回しで再生されてるから、じっくり聴かないと聴き取れない。
でもね、意識をすれば必ず聞こえてくるよ、だれでも。
変わりたいときが変えるべきとき
この内側の言葉を変えない限り、人は外側の言葉も変えることができないはず。
ついでに言うと、内側の言葉を変えなければ、人生すら変わらないのだよ。
うちの長男(高2)も、ナイターを観ながら「なんだよー!もうーーー!死ね!バーカ」って言ってる。わたしはこのヤジを聞きながら、この子は自分にも「死ね」だの「バカ」だの言ってるんだろうなーと、少し悲しくなってる。
でもね、これもいつか困ったことが起こらないと変えることはできないと思うの。いま、わたしが「その言葉は自分に言ってるんだ、もっと自分に優しい言葉をかけなさい」とか伝えても、「はぁ!?」ってなります(笑)
Hさんのように、「困った!変わりたい!」って思ったときが変わるべきとき。
「責める」をやめる方法とは?
Hさんのように子どもへの言葉がけや、ご主人への言葉がけを変えたかったら、まずは、自分の内側にどんな言葉が響いてるかを言語化してみてほしいの。
外側の言葉より100倍ひどいことを言ってるから。
この内側に響く言葉をノートに書いてみる。全部書いてやる勢いでね。これをせずに無理やり自分に優しい言葉なんかをかけても、そんなものは何の役にも立たないから。
わたしね、自分がどれだけ自分を責めてるか気づいた日、もう衝撃すぎて、カウンセリングからの帰りの電車で人目もはばからず、ずっと泣いてたもん。
この気づきが大事なの。
内側の言葉に気づいたら、変えたくなるよ必ず。あまりに惨めすぎて変えたくなる。