先延ばし、後回しをやめて「すぐやる人」になる心理学
こんにちは!井上ききです。
「ま、いっか」って後回しにしちゃう癖をやめたい!って方は多いですよね。
誰もが「あ~、アレやらなきゃ・・・」って用事をいくつか抱えていると思うんだけど、それ、なぜ手を付けられずにいると思いますか?
なにかと「明日でいっか」
トイレ掃除を毎日やろうって決めたのに、「今日はいっか、明日こそ」とか言ってぜんぜんできないとかもそうだし、
〇〇さんにお礼の電話をしなくちゃいけないけど、「もう、こんな時間かー。今日もかけられなかった」とか、
固定資産税の支払いしなきゃいけないのに、ついコンビニに寄るのを「明日でいっか」って後回しにするとか。
後回し癖の正体とは?
この後回し癖の正体は、いったい何かというと、別にあなたが怠け者だからではなくて、
これ、不快な感情を避けているのです。
それはもう必死で避けているから、そりゃなかなか手を付けないわけです。
例えば、トイレ掃除を後回しにしちゃう方の場合、それをしていると無意識にいやーな感情がわいてるはずなの。
気が付いてないかもしれないけど、例えば罪悪感とかかな?
子どものころトイレを汚して叱られて掃除をさせられた記憶あたりと結びついているのかも。
トイレ掃除をするたびに、このような不快感情を感じて来たら、無意識にその感情を感じる場面を避けたくなるわけです。
だから、なかなか体が動かない。あーあ、今日もまたサボっちゃったってなるのです。
典型的なのは歯医者の予約の後回し!
お礼の電話なんていうのは、「どう思われるかな?」「失礼があったらダメな人だと思われるかも」のような恐怖を感じるのかも。
あるいは、電話で上手く意思相通ができずに困った経験があるのかも。そのときの恐怖を二度と感じたくないと思うと、
なかなか電話ってかけられないです。
分かりやすい例だと、ちょうど歯医者を予約するのを先延ばしにするのと全部おなじなんです。歯医者さん怖い!と思うと、歯が痛くてもいつまでも行きたくないですから。
これと同じで、先送りしている案件って、恐怖や悲しみや罪悪感、そして劣等感といった不快な感情を連れてくるやつなんです。
先送りとエネルギーロス
人間は不快を避けて、快を求めて生きています。
まさにこれが、先送り癖、先延ばし癖の原因です。
そして、より多くの先延ばし案件を抱えてる方は、おそらく人一倍 不快感情を感じやすい状態になっていると言えるのです。
先送り、先延ばししてるときって、やらない言い訳やしなくてもいい理由付けをあれこれ頭で考えてる。
このとき私たちは無駄にエネルギーを使っています。
そして結果的に、行動できないもんだから、今度は自分を責めたり誰かのせいにしたり、これまた思考が忙しくなって、さらにエネルギーロスが起こる。
だから何かと疲れてしまって、ますます先送りが増えていくわけです。
不快感情を癒す
ちょうど今日、うちの養成講座の受講生さんが、
「先延ばしにしてるリストのほとんどが、いつの間にか片付いていました。行動するエネルギーが出て来たみたいです」
って報告をくれたの。
これは、子どものころに握った様々な不快感情の原因と向き合ったことで、いろんなことに対してそれほど不快感情を感じなくなってきたからです。
そうすると、エネルギーのロスが圧倒的に減る。
心も体も軽くて取り立ててアレコレ考えなくても無意識にこうできちゃうようになったからなんです。
後回し癖 まとめ
まとめると、後回し癖、先送り癖の原因は、不快感情を感じやすい状態であること。
しかし、この不快感情は過去のトラウマを癒すとか自分を大切にするなどの、心理的アプローチによって癒すことができるのです。
私たちが後回しにしてることって、実際に行動してみるとどうってことのない作業だったりするじゃないですか。
そして、もっと早くやればよかったって思うんです。
私も以前、掃除機をかけるのを何かと後回しにしてしまうという問題を抱えていました。
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