【女性蔑視問題】あなたが男性にバカにされる本当の理由とは?
こんにちは、井上ききです。
最近はいわゆる女性蔑視的な発言をしないように、怯えながら女性社員と関わっている男性も多いそうです。
窮屈な世の中ですよね。
それと同時に、男性の軽率な発言につい反応しちゃう女性も大変ですよね。
それが原因でいつも男性と戦っているという方もいますし、夫婦の間で起こると、離婚に発展するケースも少なくないです。
このブログは、女性に向けて書いているので、こんなテーマで書こうと思います。
・男性が女性蔑視発言をうっかりしてしまう理由
・女性蔑視発言に反応してしまうのはなぜ?
この記事を最後まで読んでいただくことで、「まいっか」と赦すことができて、無駄に衝突することなく、省エネで生きられるようになるといいなと思います。
男性も女性も、のびのび遠慮なく、ありのままの自分で居られる社会になりますように。
女性もやっている男性への差別発言
男性が女性の価値を低く観ているのと同時に、女性も男性への差別的な視点を持っています。
「男のクセに・・・」とか「だから男は・・・」とか「女々しい男だ」のようなことを言った経験がある方もいるかもしれません。
以前、私自身も、自分の中に「収入がない男性」を少々軽蔑する意識があることに気づいたんです。女性だったら何も思わないのに。
これに向き合ってみると、幼少期、父親がお給料を家に入れてくれないと言って、母が愚痴っていたのを聞かされていたからです。
なぜ、男性の中に女性を軽く見る価値観があるのか?
男性の中にも女性を軽く見ている人、反対に女性が怖いと感じている人、対等に関われる人、いろいろな傾向があります。
そして、女性に対してやさしい男性の中にも、”女性を尊重していてやさしくしてる人”と、”女性をバカにしつつやさしくしてる人”の2種類います。
気づいていますか?
『女性をどう扱うか?』を男性のみなさんはどこで身に付けるのでしょう?
本当に女性を大切に思ってやさしくしている人は、母親を大事にする父親に育てられた可能性が高いです。
一方で、女性をバカにしつつやさしくしている男性は、母親をバカにしてひどい扱いをする父親を見て育ち、
それを反面教師にして、自分は女性にはやさしくしようと学習した可能性があります。
でも、父親が母親を下に見ていたという点は、けっこう根深くて、女性を下に見てはいるけれど、やさしくする、という関わり方を身に付けたわけです。
実際に、私の知人の男性にも、女性にとてもやさしい方がいるのですが、その方も会話の中の最後のほんの3文字くらいとか、
ちょっとしたしぐさとか表情から、女性を無意識にバカにしていることが伝わってしまう方がいます。
もうね、どれだけ気を付けていても、このレベルでカラダから表現されてしまうのが、対人姿勢なのです。
男性がどんなに気を付けていても、どこかでボロが出てしまうというのが現実なのかもしれません。
なぜ女性蔑視発言にそれほどまで反応してしまうのか?
「この人、女性をバカにしてるわ!」と男性に対して反応してしまうのはなぜでしょうか?
これも、もちろん同じく幼少期の両親の関係に根っこがある場合がほとんどです。
例えば、大好きなお母さんに、お父さんがひどいことを言った(ひどいことをした)。そして、お母さんが台所で一人泣いていた・・・
こうなっていると、大人になっても、一人の男性がうっかり女性蔑視なことを言っただけで、世界中の女性の代表になったような気持ちで男性との戦いを始めてしまうのです。
大好きなお母さんが泣いていたとか、大切なお母さんが弱い立場に立たされていたという体験は、大きな痛みです。
しかし、それが原因で大人になったあなたが、すべての男性を敵にまわしているとしたら、それはお母さんが願ったことではありません。
そして、もうひとつ大切な視点があります。
娘のあなたは自分を幸せにすることこそが、あなたの課題だし、ご両親の願いです。
男性の揚げ足を取ること、戦い続けることは、本当にあなたの幸せでしょうか?
そして3つのめの大切な視点。
あなた自身も女性である自分を自ら軽視している可能性を考えたことがあるでしょうか?
母親がバカにさるような家庭で育つと、女性である自分も価値がない存在だと教育されてしまいます。
自分を軽く扱っていれば、周囲もあなたを軽く扱います。
あなたが男性にバカにされる本当の理由 「まとめ」
日本で女性の地位がもっとも低かったのは、明治時代だと言われています。
「家父長制」っていうのがあって、男性がその家での支配権を持って、女性は家事育児を強いられ、女性の労働は無賃金という時代。
さらにいうと、このころは女性が身体を売ることを国が許していたのです。
これはそんなに遠い昔の話ではないのです。
そして、それは女性の私たちの中にもあることを決して忘れてはいけません。
ということは、70代の政治家がうっかりが過ぎるだろ、おーい!と思うような発言をしちゃうのも無理はないのです。
つまり、何を言いたいのかというと・・・他者のジェンダー意識を変えようと思うと疲弊します。
夫のそれを変えるのも難しいのに、社会のとか、世の中のってなったら、疲れちゃう。
『悪者探し』は、あなたが本当に望んでいる生き方ではないはずです。
もしも、これを読んで確かにそうだなって感じたならば、まず、自分が自分を尊重することからはじめて欲しいのです。
あなたが自分を尊重できるようになると必ず、あなたを蔑視するような人は、自然と変わるかもしくは、みずから離れて行くはずですよ。