嫌われるのが怖い人のための〝幸せなママ友づきあいの極意”
こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。
以前の私は嫌われるのが怖くて、人との関係を深められませんでした。
取り繕っているさまざまなことにボロが出たら嫌われてしまうんじゃないかと思うと怖かったのです。
だから、仲良くなってくると、嫌われる前に自ら距離を置いていました。
ぐいぐい来る感じの人は特に苦手で、適度な距離感でお付き合いを続けられる人としか仲良くなれなかったし、いつも付き合いが長く続きませんでした。
なぜ、嫌われるのが怖いのか?
「嫌われる勇気」という本がベストセラーになるくらい、我々は嫌われることを恐れています。
わたしは、以前からなぜ嫌われることが怖いのか疑問に感じていました。
だって、ママ友のひとりや二人から嫌われたとしても、わたしは殴られるわけでも、何か大切なものを奪われるわけでもない。まして、命を奪われることもない。
それなのに、このとてつもない恐怖はどこから来るんだろうと。
不思議に思いませんか?
これ、実は「母親に見捨てられる不安」もしくは「コミュニティーから外される不安」から来ています。
私たち人間は生まれてから長い間、母親かもしくは、その代わりの人がいなければ生きられないです。
そのため、本能の中に「見捨てられること=死」とインストールされているのです。
また、同じく哺乳類の祖先はすべてコミュニティー、つまり群れを作って生活していました。
だから、グループから外されることへの恐怖が備わっているのです。
群れを外れたら生きられないのです。
ということは、母親に見捨てられることも、コミュニティーから外されることも、死への恐怖です。
つまり、嫌われることは死んでしまうことに結びついているから、とてつもなく怖いのです。
すべての人から好かれることはできるのか?
嫌われるのが怖いからと、みんなにいい顔をしている方や、いつも品行方正、清く正しく生きている方もいます。
しかし、みんなから好かれることってできるのでしょうか?
そんな人、存在するのでしょうか?
どこへ行ってもいい子の仮面をかぶっている方は、確かにあまり嫌われないかもしれませんが、あまり好かれることもないはずです。
また、嫌われたくないと思うあまり、実は自分を嫌っている人にばかり注目して過ごしてしまいます。
その人を好きなわけでもないのに。
自然界の掟(おきて)、2:6:2の法則とは?
「2:6:2の法則」をご存知でしょうか?
たとえば、職場に10人の社員がいるとすると、必ず2人の使えない社員がいて、2人の優秀な社員がいる。残りの6人はどちらでもなく使い方次第です。
そこで、2人の使えない社員をクビにして、2人の優秀な人材を採用しても、やはり誰か2人が使えない社員になってしまい、2人が優秀で、6人は普通。という割合になるのです。
蟻でさえ、実は2割しか働いていないそうです。
つまり、これが自然界のバランスなのです。
これは、仕事の場面だけではありません。ママ友づきあいでも同じようなことが起きています。
あなたは、ママ友11人のグループにいるとします。あなたと、10人のママのグループです。
そうすると、必ずその中の2人はあなたのことを無条件に嫌いなんです。
そして、2人はあなたのことを無条件に大好きです。
残りの6人はどちらでもないという感じ。
すべての人の人間関係がこうなっているのです。
何をするから嫌われるわけでもなく、何を言うから好かれるわけでもなく、ポイントは“無条件に”ということ。
自然界の法則だからどうしようもないのです。
ということは、あなたのことを嫌っている2人に一生懸命媚びを売って自分を好きになってもらったとしたら、別の2人のママ友があなたを嫌いになってしまうということです。
一見、人気者に見えるあの人も、知人の数が多いだけで、2割の人から嫌われているんですよ。
上手なママ友づきあいの方法とは?
わたしは、この2:6:2の法則について知ったとき、今までの生き方がどんなにつまらない生き方だったかと悔やみました。
自分を嫌いな人が特に何をしてくるわけでもないのなら、その人たちは適当に距離を置いて過ごしていればいいのです。
それよりも、わたしを好きでいてくれる人たちといつも一緒に生きていればいいし、その人たちに、「わたしも大好きだよ」って気持ちを示さなければいけなかったのです。
つまり、“あの人・・・私のこと好きじゃないだろうな”って人ではなく、自分を無条件で好きでいてくれる人との関係だけに意識を繋げるのです。
10人の人に嫌われない在り方ではなく、2人のいえ、たった1人でいいから、大切な人間関係をもっと深めていたいのです。
その方が、一生モノの友人関係になるはずだし、ずっと豊かな人生になるはずです。
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