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親の死を乗り越えられない2つの原因と重い荷物の下ろし方

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

 

親が亡くなったあと、いつまでも乗り越えられなくて、こだわってしまうケースについて解説します。

 

こんな方におススメの記事です。

・親が亡くなって後悔の念にさいなまれている
・親が亡くなってしばらく経つのに悲しみが癒えない
・亡くなっている親に対していつもモヤモヤしている

 

親の死に対するネガティブな感情がいつまでも重く感じられてしまうのは、実は当たり前のことではありません。

 

この記事を読んでいただくことで、心の荷物をおろして楽に生きる方法がわかるはずです。

 

 

なぜ親の死をいつまでも執着してしまうのか

 

 

これも実は親の呪縛(じゅばく)のせいなんです。

 

もちろん、親が亡くなるということは実を引き裂かれるほどの悲しみを感じるのですが、誤解を恐れず言うと、

 

命にはいつか終わりがあって、誰にとってもその日がいつ来るかなんてわかりません。

 

長く生きればいいというわけでもありません。

 

亡くなった原因がなんであれ、残った私たちが幸せに生きることが何よりの供養です。

お父さんお母さんの望みはただそれだけであるはず。

 

じゅうぶんに悲しみを感じたら、我々は幸せにならなくちゃいけないのです。

 

もしも、親の死がいつまでも悲しくて、心を離れない、つまり執着してしまっているなら、癒されない子どもの自分が心の中に存在しているからです。

 

小さな子どもが親を失った状態になっちゃっています。

 

親の死への執着をもたらす2つの呪縛について解説します。

 

 

2つの満たされない子どもの意識(チャイルド)とは?

 

 

まだじゅうぶんに愛してもらえてない

 

 

まだ親にじゅうぶん愛されていないと感じているチャイルドが心の中にいるケースです。

 

じゅうぶん愛されていないというのは、具体的にいうと、

「一度でいいから認められたかったのに」
「もっと話を聴いて欲しかったのに」
「まだじゅうぶんにホメてもらえてないのに」
「ぜんぜん分かってもらえてないのに」

などの未消化で満たされない想いのことです。

 

おそらく、生前も親に対して何だかイライラしがちで、顔を合わせると言い合いになってしまったり、

 

実家に帰省した帰り道で「なんだかなー、行かなきゃよかった・・・」なんてモヤモヤしていたかもしれません。

 

親が亡くなったからといって、この未消化の想いが無くなるわけではありません。

 

 

まだ許されていない

 

 

親に対する罪悪感を抱えて、自分を責めているチャイルドが心の中にいます。

 

具体的にはどんな罪悪感かというと・・・

「親を助けられなかった」
「まだじゅうぶんに親孝行できていない」
「親を幸せにしなくちゃいけないのに」
「お母さん(お父さん)は苦労して可愛そうな人」
「私がダメな子だから親を悲しませてしまった」

という後悔です。

 

日頃から、何かと罪悪感を感じやすく、自分を責めてしまうことが多いはずです。

 

親が生きているときも、どれだけ親孝行をしても「まだまだ足りない」「もっと孫の顔を見せてあげなくちゃ」と感じていたかもしれません。

 

そして、親が亡くなってしまったことによって、さらに後悔や罪悪感は強くなって、何年経っても涙があふれてしまう、という方もいます。

 

 

執着や呪縛を手放す方法

 

 

親に愛されることをあきらめる

 

 

「まだじゅうぶんに愛してもらえてない」と感じているチャイルド、つまり「親に愛されなかった」という呪縛を持っている場合は、もう愛されることをあきらめる必要があります。

 

親だからといって、上手に子どもを愛せるとは限らないのです。親だからといって、無条件に子どもを愛さなければいけないわけではないのです。

 

私たちが子どものころ、両親はまだ20代や30代そこそこでした。

 

今のようなSNSの情報もなければ、育児本もじゅうぶんにあったわけではありません。子育てに関する情報も圧倒的に少なかったのです。

 

もっというと、親たちもじゅうぶんに愛情を受け取って育ったかわかりません。

 

私たちの親は、子どもを愛していたけれど愛情表現が上手くできない親たちだったかもしれないし、愛情表現の必要性を知らない親たちだったかもしれません。

 

ひとつわかっていることは、私たちが愛して欲しいようには愛してもらえなかった、それだけのこと。

 

親に愛されることをあきらめるというのは、簡単なことではないかもしれません。

 

でも、あきらめた方が楽になるのです。

 

あきらめて、自分で自分を愛するのです。自分で満たすのです。

 

そうすれば、いま生きている周りの人が必ずあなたを愛してくれます。認めてくれるし大切にしてくれますよ。

 

 

あなたは何も悪くなかった

 

 

「まだ許されていない」と感じているチャイルドを抱えているあなたは、自分こそが自分を許す必要があります。

 

「私は悪い子だ」とか「親を幸せにしなくちゃいけない」という呪縛を抱えているため、自分をつい責めてしまいます。

 

子どものころ、お母さんの悲しそうな顔を見たり、お母さんの愚痴を聴いたりしてきたかもしれません。

 

「あなたのせいで・・・」と責められたことがあったかもしれません。

 

でも、本当はあなたは悪くなかったのです。

 

あなたは、じゅうぶんに頑張ったし、じゅうぶんにお母さんを愛したはず。

 

上手くできなかったり、失敗したこともあったけど、小さな子どもなんだから当たり前。ひとつも悪気はなかったし悪意のひとかけらもなかったのです。

 

第一、子どもが親を幸せにする義務はありません。

 

お父さんもお母さんも自分で自分を幸せにする力を持っていたはずです。

 

あなたは悪くなかったのです。

 

「私は悪くない!」と何度も繰り返し叫んでみてくださいね。

 

 

親の死を乗り越えられない2つの原因と重い荷物の下ろし方 まとめ

 

親の呪縛は、いま生きている大切な人間関係に投影されてしまいます。

 

つまり、「まだじゅうぶんに愛してもらえてないチャイルド」を持っていると、周りの人にも「なんでわかってくれないの!?」「なんで私を認めないの!?」とイライラを感じることが多くなります。

 

「まだ許されていないチャイルド」を持っていると、「昨日は余計なこと言っちゃったかな」とクヨクヨしたり、「今回の仕事もじゅうぶんに貢献できなかったかも」と後悔ばかりすることになります。

 

そして、ほとんどの方が「まだじゅうぶんに愛してもらえてないチャイルド」と「まだ許されていないチャイルド」の両方を持っています。

 

親になんとか認められようと頑張って生きて来た方も、親にいつか許されたいと自己犠牲して生きて来た方も、親の死をきっかけにいわゆる「心にぽっかりと穴が開いてしまう」わけです。

 

何のために生きればいいのかわからなくなってしまうからです。

 

どちらの呪縛も卒業して、親を完了できたとき、必ず亡くなったお父さんやお母さんに対し、今と違う感情が湧いてきます。

 

そして、ここから真の自分のための人生がスタートできるのです。

 

そのときにはもう悲しみはなくなっているはずです。

 

どんな感情がわいてくるかは、ぜひご自身で体感して欲しいですが、とにかく心は今より軽くなるでしょう。

 

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