人に頼ってわがままに生きる!お手本にすべき映画の主人公とは?
こんにちは!井上ききです。
☑ 迷惑をかけることが怖くて仕方がない
☑ できない自分を隠したい
☑ 人に甘えるのが苦手だ
☑ 自分でやったほうが早いと感じる
☑ わがままなんて絶対いえない
☑ 迷惑かけるヤツにイラっとする
ひとつでも当てはまったら続きを必ず読んでね。
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映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』から学ぶべきこと
大泉洋主演の映画で2018年に公開されたんだけど、観たことあるかな?
筋ジストロフィーという病気で闘病生活を送った鹿野さんと言う方の実話が描かれていて、この鹿野さんが素晴らしいのです。
首と手だけしか動かせない状態で、ボランティアに支えられて自立した生活を送っているの。しかも、なかなかのわがままっぷり、自由っぷりで。
ボランティアとして鹿野さんを支えた人は500人を超えるらしく、常にたくさんのボランティアが入れ替わり立ち代わり鹿野さんを支える。
支えられているのは誰?
いったい、どういうこと???なぜ、こんなにわがまま放題な障がい者をみんなはボランティアで支えるんだろう?
って映画がはじまったくらいで疑問が浮かんで仕方がないわけだけど、映画を観てると、支えられているのは鹿野さんじゃなくて、ボランティアのみんなも鹿野さんに支えられているとわかってくる。
鹿野さんの在り方から学んだり、励まされたり、そしてボランティアという役割を与えられたり。
人に頼って生きること、そして頼られて生きることは特別なことじゃなくて、だれの生活にも当たり前にそれはある。
人は迷惑をかけて、そして迷惑をかけられて生きる。
記憶に残る鹿野さんの言葉
映画の中で、鹿野さんが語る言葉や鹿野さんの在り方はこれでもか!と心に刺さるんだけど、そんな中でも私の涙腺がブワってなったのはこれ。
「人はできることより、できないことの方が多いんだよ」
その通りだ。なんでもできるようになったと思い込んでたぞ、わたし。もしかすると、人よりもできることが多いかもしれないくらいな大きな気持ちになることさえあったかも。
そんなわけない。わたしなんてカウンセリングくらいしかできないんだった。
だからこそ、できないことを誰かに教えてもらったり、やってもらったりしないと生きていけないもんね。だから、みんなと一緒に生きる。
わたしたちが「わがまま」と思っていることは、実はぜんぜんわがままじゃないってこと。できないんだから、やってもらうのだ、それだけのこと。
常にすべてオープンな鹿野さん
鹿野さんの在り方からはリーダーシップも学びことができる。
鹿野さんはボランティアのみんなにとって素晴らしいリーダーだったのだと思う。
リーダーってすべてオープンでなくちゃいけない。そして、楽天的でなくちゃいけない。バカになれなくてはいけない。そんなことをいつも私の師匠が言っている。
鹿野さんはすべてをボランティアに頼らなくちゃいけない。ひとりになる時間なんてない。すべて見られているし、知られている。
いいところも、だめなところも。あそこも・・・。
そしてね、いつも夢を語っている。「英検2級に合格する」「アメリカに行きたい」「モテたい」とか。リーダーってそうやっていつも目指してる行先を示してて、そこに向けてちゃんと行動をしている人なんだよね。
一人で生きられる人なんていない。鹿野さんは誰よりも一人で生きられない。だから、率先して自分からバカになってバカをやって、ダメなところを見せていたのかもしれない。
だってさ、無理して一人でやろうとして意地になってる人のことを支えるのって難しいもん。カッコつけてできるフリをしている人を助けるのって、なんか申し訳なく感じるもんね。
はっきりと意思を伝える
人に甘えたり、頼ったりできない人の多くは「言わなくてもわかってほしい」とか、「自分で気づいてやってほしい」なんていういわゆる「期待」がある。
で、やってもらえないと勝手に腹を立てる。へこむ。落ち込む。
でもね、鹿野さんは遠慮なく意思を言葉で伝える。だって、それしかできないから。自分の生きたい人生を生きるための手段がそれしかないからさ。
だから、夜中に「バナナ食べたい」と言うわけ。
そうやっていつも意思を伝えてるからボランティアともいろいろあるわけだけど、心の内側を隠してないから、そこには本物の友情とか本物の人間関係が生まれてる。
わたしたちの人間関係が浅かったり薄かったりするのは、遠慮してばっかりだからなんだ。人と衝突することやモメることから逃げてばかりだから。
まとめ
この映画は繰り返し何度も観たい映画の中のひとつになった。本当はもっと語りたいくらいなんだけど、これ以上書くとネタバレが過ぎるからやめておこうって感じ。
人に迷惑をかけるってね、少し勇気がいること。人によっては死んだ方がましってくらいの勇気が必要かもしれないよね。
それでも、この壁を乗り越える価値があると思うから、記事にしました。
甘えられるようになった先には何倍もの豊かさと愛があふれているから。「わがままキャンペーン」やってみてね。
注:今回この記事を書く前に映画以外にもいろんな記事を読んだうえで書きました。ネット上のね。だから、映画で描かれた以上の情報が入っています。
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