言いたいことを確実に伝えるけどギスギスしない会話術
こんにちは!井上ききです。
なぜか気が付くと言い合いになっていたり、ギスギスした会話になってしまうとおっしゃる方も多いです。
言おうと思っているわけじゃないのに、イヤミや文句が会話の癖になってるのかもしれません。
この記事では、比較的、口癖のように言いがちなフレーズを、どうすれば角が立たず相手が受け取りやすい形で伝えられるのか、具体的な事例を用いて解説します。
この記事はこんな方におススメです。
・身近な人ともっと円滑にコミュニケーションを取りたい方
・人間関係がギスギスしてしまっている方
肝心なことを伝えていない
実はイヤミや文句を言っているとき、わたしたちは肝心なことを伝えていません。
その代わりに相手に届いているのは「トゲ」のようなもの。
結果的に相手は「責められた」「文句を言われた」「否定された」と感じます。
そして責められたり、文句を言われた相手は、負けたくないので、「トゲ」を返してきます。
こうなると、ケンカや揉め事になるし、離婚に発展したり、会社だったら退職という結末だってありえます。
気づかずに使っているイヤミや文句とは?
わりと頻繁に会う関係、つまり慣れている人との会話ではついやりがちです。
いつも、何気なく始まる会話なんだけど、いつの間にかイラっとしてきて、最後はどちらも怒っているとか、
怒っていなくても何ともイヤな気持ちになっている。
また、子どもや後輩、スタッフ、部下といった自分よりも立場が下の人が相手となると、今度はいつの間にか怖がられてて「え、なんで?」って悲しくなったり。
なぜか、会話で角が立ってしまう、いつも同じことが起こるのはいったいなぜなのでしょう?
会話の中にうっかりあなたが忍ばせているかもしれない「トゲ」について4つの事例を挙げてみます。
会話の中の「トゲ」事例集
事例その1
ガソリンがほとんど入ってなくて、エンプティランプが点灯していました。
「もー!時間ないのに!給油しなくちゃいけないなんて!カンベンして!」と腹が立ちました。
そして、その夜、夫が帰って来たときに、あなたは努めて冷静にこう言いました。
「普通、ガソリン入れておくのが常識じゃない?」
実は、これイヤミなんです。
事例その2
そんな中でスタッフたちは仕事をしていたので、冷房つけたらいいのになと思い、あなたはこう言いました。
「ねえ、なんで冷房つけないの?」
実はこれ、責められたと受け取られます。
事例その3
「残業多すぎません?」
これも文句なんです。
さらに・・・
「3日も続いちゃうと、家がくちゃくちゃになっちゃうんですよー」なんて言ったら、もちろん文句です。
事例その4
「ねえ、将来のことって考えてる??」
これも責めているんです。
受け取りやすい伝え方とは?
えー、それがイヤミなら、もう何も言えなくなります。って思った方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
イヤミでもなく責めるでもなく、そして文句でもなく、ちゃんと相手に伝わって、今までよりももっと相手が受け取ってくれる伝え方があるんです。
しかも、それってけっこう簡単なことなんです。
その伝え方というのは、
意思だけ伝える
というシンプルな方法です。
意思つまり「して欲しいこと」だけを伝えるのです。
例えば、前に挙げた事例についてそれぞれ意思だけ伝えるフレーズに変えてみると・・・
「普通、ガソリン入れておくのが常識じゃない?」
↓ ↓
「今朝、ガソリン空っぽだったよ。今度から入れておいてね」
「ねえ、なんで冷房つけないの?」
↓ ↓
「冷房つけてもらっていいかな?」
「残業多すぎません?3日も続いちゃうと、家がくちゃくちゃになっちゃうんですよー」
↓ ↓
「残業が連続しないように業務改善していただきたいです。家のこととのバランスを取りながら仕事したいんです」
「ねえ、将来のことって考えてる??」
↓ ↓
「早く私をお嫁さんにして欲しいな♡」
「意思だけ伝える」というコミュニケーションには一切トゲがないんです。
が、しかし・・・
この「意思だけ伝える」というコミュニケーションでは、なんだか物足りないと感じた方もいるのでは?
そんなあなたは、相手にあえてトゲを刺したくてコミュニケーションを取っているかもしれません。
その場合、揉め事に発展したり、ケンカになったり、言い合いになって当然かもしれませんね。
言いたいことを確実に伝えるけどギスギスしない会話術 まとめ
ついトゲのある言い方になってしまうとか、コミュニケーションを取るとなぜかギスギスしちゃうという問題は、
わたしも家族に「もー、なんで誰も手伝ってくれないの!?」というのをやめて「ごはんの配膳手伝ってー」と意思だけを伝えるようになりました。
次の日も、また次の日も「何回言ったらわかるの??」ではなく「ごはんできたよ、配膳手伝ってね」と繰り返し意思だけを伝えています。
もしも、どうしても意思だけでは足りず「トゲ」を刺さないといられない、という場合、問題はインナーチャイルドにありそうです。
本当に文句を言いたい相手は、幼少期にあなたを傷つけた誰かかもしれませんよ。
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