インナーチャイルドとは?知れば知るほど恐ろしい人生の仕組み
こんにちは!井上ききです。
私たちにいま起こっている問題が子どものころの体験の繰り返しだとしたら、ちょっと怖くないですか?
インナーチャイルドを癒さなければ、けっきょく同じことの繰り返しだとしたら・・・
この記事ではインナーチャイルドとはどのようなものなか?そして、インナーチャイルドという存在が私たちに与えている影響と、その存在から解放される方法についてお伝えします。
インナーチャイルドってなに?
私のカウンセリングでは、幼少期の体験について必ず話していただきます。なぜなら今起こっている問題はほとんど幼少期に原因があるからです。
「あまり昔のことを覚えてないんです」とおっしゃる方でも、普段からなぜか繰り返し思い出す場面ってあるんです。
ひとつか、ふたつあるんじゃないでしょうか。
その過去の記憶がそれほど悲惨な出来事じゃなくても、その場面で何らかのココロの傷を負っていることが多いです。
もしかすると、その出来事の映像は思い出せるけど、感情は思い出せないかもしれません。なぜなら、その感情はあまり思い出したくないからです。
そして、そのような場面で傷ついているココロこそがインナーチャイルドなのです。
人は幼少期を繰り返し生きている
理不尽に責められたとか、押し入れに閉じ込められた、などのようなツラい出来事の場合もあるし、
「いつも母親と祖父がバチバチだった」というような、その家のなかにいつもあった習慣や重い空気のようなもののことを話してくれる場合もあります。
そして話を聴いていくと、その幼少期と同じことが今でも人生で起こっているケースがほとんどです。
子どものころ、お父さんが怒ると怖いから、いつもお父さんのご機嫌取りをしながら緊張していた方が、今でもご主人のご機嫌取りをしながら緊張と共に生きているとか。
子どものころ、学校に行くのが怖くて怖くて仕方がなかったけど、誰にも弱音を吐けずに死ぬ思いで行ってた。大人になって子どもができて、子どもはもうずーっと学校に行けていないとか。
このように、自分が繰り返すケースばかりではなく、子どもが親の幼少期の未完了を生きているケースも多いです。
インナーチャイルドをあなどることなかれ
それがイイとか悪いとかそんなことではなく、傷ついたインナーチャイルドの力、つまりトラウマの影響力はあなどれないのです。
いつもいつも問題ばかりが起こる家庭を作っていたり、
実力以上に頑張らなければいけない人生だったり、
なぜかいつも病気の人をお世話していたり、
いつも誰かに怯えている人生だったり
いつも誰か敵がいる人生だったり、
大事な場面で病気になったり、
いつも我慢ばかりだったり。
それは望んでいないはずだけれど、なぜか同じ人生になってしまう。これが知る人ぞ知るトラウマの恐ろしさなのです。
私たちはあきらめ上手になっている
私が作ったインナーチャイルドカウンセリングのプログラムである「エミークコーチング」には、こんな質問があります。
その過去の体験を書き換えられるとしたら、どんなシナリオを望みますか?
これは子どもの自分に戻って、「本当は〇〇したかった!」とか「本当は〇〇と言ってほしかった!」という想いを言葉にしていただきます。
子どものころの私たちは、その家庭で生きること以外に選択肢がなかったです。そんなことは小さな子どもでもわかっちゃうことなんです。
だから、私たちは想像以上にあきらめる力を付けてしまっているのです。
クライアントさんに「どうなりたいですか?」とか「本当はどうありたいですか」と質問すると、言葉に詰まる方が多いです。
こんな人生はイヤなんだと言葉にできるけど、何を望んでいるのかはわからないのです。
望む力を取り戻す
このように私たちは望むことすら忘れてしまっているのです。私たちはイメージできることしか手に入れることはできません。
望む未来をイメージしなければ、ずっと同じ現実の繰り返しなのです。これ、怖くないですか?
上手にあきらめる生き方を身に付けてしまっている方が非常に多いからこそ、あえてどんなシナリオを望んでいるのかを言語化していただくのです。
だって、今はもうどんな人生でも選択できるんです。私たちはもう自由です。
「本当は最後まで話を聴いて欲しかった」
「怒らずに許して欲しかった」
「お父さんとお母さんが仲良しの家庭がよかった」
「一緒に悲しんで欲しかった」
もう手に入らない過去だけど、ちゃんとそのことを嘆いてあげるのです。それを望んでも良かったんだよ。ものわかりのいいフリをしなくて良かったんだよ。
そして、これからは自分こそが自分の話を聴いたり、自分自身を許したりして、それを叶えていくのです。
そうすることで、過去を完了させてインナーチャイルドを癒すことができるのです。
まとめ
この記事でお伝えしたのは、
・インナーチャイルドとは、幼少期に傷ついたココロのこと
・そのココロの傷が私たちの人生に繰り返し問題を運んでいること
・私たちは恐ろしいほどあきらめ上手になっていること
についてお伝えしました。
でも過去に握ったネガティブなシナリオは手放すことができるし、人生のシナリオは書き換えることができます。
もちろん、それはあなたが明確に望んで、そして向き合えば・・・の話し。
向き合えば必ず、過去は過去、未来は未来と分断できます。人生は変化するし人間関係も変化します。
その結果、あなたが手に入れる未来は、まさに想定外です。
今の自分にイメージできることの外側の豊かさがあるはずです。
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