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高校生の夏休み明け不登校の理由と解決方法

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!井上ききです。

思考は本当に現実になってしまうな~って感じたセッションがあったので、クライアントさんに許可をいただいて、みんなにシェアしますね。

高校生の息子さんが不登校に

Kさんは昨年10月に、初めてカウンセリングにいらっしゃいました。高校1年生の息子さんが夏休み明けから学校に行きたくないと言うようになっていました。

いじめられているのか・・・いったい何がいやで学校に行けないのか、息子さんは話をしてくれないとおっしゃっていました。

高校生の不登校は小中学生の不登校とは違う!

高校生の不登校ってね、小学生や中学生のそれと一緒にできないと思っているの。だって、中学までは義務教育だから、行きたくないんなら行かなくても良くない?みたいに親も子も気楽に考えられるようになれれば、90%解決です。

だれも問題として捉えていなければ、解決ですもの。

行きたいけどいじめがあって行けない!みたいな状況ならば、他の学校にいくとか、いろいろな選択肢があるのです。

でもね、高校は単位を取らないと卒業できないです。そう考えると、行きたくないなら、少し休んだらいいよねってならないのが現実ですよね。

他の学校に入学しなおすってなっても入学試験を受けないといけません。

学校にこのまま行けないと・・・留年?あるいは、卒業できないってことにも?って感じでちょっと問題が大きいのね。

そんなに簡単には楽天的に捉えられない現実

もちろん、高校に行けないと、このまま人生終わりってことはぜんぜんないですよ。大検とって大学行く子は今はめっちゃ多いし、たとえ中卒だって幸せになれれば問題ないじゃんって思うし、ぜったい幸せになれるって思う。

でもね、そんなこと言っても、「確かにそうですね~!!じゃあ、高校行けなくていいですね~」めでたしめでたし・・・ってならないじゃん。現実問題。

そんなふうに割り切る必要もないし。

学校に行けなくなった原因とは?

という訳なので、Kさんのケースでは、めずらしく私が息子くんとお話をさせてもらいました。息子くんがわたしなんかと話をしてくれるって言ったから、実現したことなんだけどね。

話をしてみるとね、とってもいい子でした!!実際、ホッとしたのを覚えてる。すごく繊細で敏感な子って感じでもなく、コミュニケーション能力もあって、普通以上の子って思った。

そんな息子くんに毎日、何してるの?ってききながら、好きなyoutubeの動画を教えてもらったり、私がお気に入りの動画を教えてあげたりしました。

結局ね、息子くんはね、自分専用のスマホを持っていなくて、LINEをしてなかったの。夏休み中にみんなとぜんぜん連絡も取れずにいて、部活に行くときくらいしかみんなと交流ができなくて、それが原因で夏休み明けに学校に行ったら、なんだかウラシマ状態で居場所がない気がしちゃったってことが大きな原因でした。

息子くんの小さな抵抗

お母さんにそのことを、どうして言わないかっていうとね。どこか仕返しみたいな気持ちもあるのよ。どうせわかってくれないんなら、一生わからしてあげないよ!みたいな(笑)

かわいい抵抗なのだよ。

学校行かないのもお母さんやお父さんへの当てつけみたいな気持ちがあったのかなって感じました。

こうやって思考は実現する

で、KさんはなぜLINEを禁止していたかと言うと、息子くんがLINEでいじめにあったり、なにかトラブルに巻き込まれたりすることを恐れていたから。

Kさんは親として息子くんに愛を注いでいたし、守ってあげていた。けれど、実際はKさんの心配は現実になっちゃったのね。

Kさんはいじめられて学校に行けなくなることを恐れていました。結果、息子くんはいじめられてはいないけれど、学校には行けなくなってしまったのです。

「思考は現実化する」って本もあったけれど、実は思考が現実化するのではなく、「感情」が現実化するの。

Kさんは息子くんへの心配、不安、恐れをいっぱい持っていて、生まれたときから一瞬たりともそのマイナスの感情から解放されるときはなかったそうです。

息子くんも、お母さんの不安をいっぱいに受けて育ってきたし、ウラシマ状態で学校が怖くなっちゃったのは仕方がないことだった。

「不安」や「恐れ」を抱いていると、実際に不安なことが起こってしまうのです。

自分の中の恐れと向き合う

Kさんはインナーチャイルドセラピーをしながら自分の恐れと向き合ってきました。

ききさんのおかげで、息子も学校に行けるようになったし、今まで息子のことを過干渉にコントロールしすぎて来たことに恥ずかしいほど気づくことができました。
息子の人生は息子のもの、私は私の人生を責任もって生きること。少しずつこれができるようになっている気がして、嬉しいです。
なかなか自分を認められない私を、いつもホメて認めてくれてくれてありがとうございます。

Kさんもホメられて認められることに少しずつ慣れてくださっています・・・これはKさんご自身が自分を認めるトレーニングをがんばったから。ずいぶん楽に生きられるようになって、最近はフワフワなオーラを感じます。

誰かを悪者にしないでね

でもね、不登校はけっしてお母さんが悪いんじゃありません。そんな風に捉えないでほしい。

Kさんもそうだけど、母親って自分が育てられた育て方しかわからないです。Kさんは育てられる過程で「恐れ」を受け取ってきた。これはKさんには選べないたまたま生まれてきた環境で受け取ったものだったのです。

Kさんは悪くないし、息子くんも誰も悪くないの。もちろん、Kさんを育てたおばあちゃんやおじいちゃんもね。

誰も悪くなかった。それはとっても大事な立ち位置なのです。

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