毒親さんが子どもにピアノを習わせたかった本当の理由
こんにちは!井上ききです。
実は毒親に育てられた方の中には自分の意思とは関係なく、ピアノを習っていた方が多いのですが、これが原因で握ってしまった間違ったセルフイメージがあります。
この記事を最後までお読みいただくと、子どものころに握ってしまった「自分は何も続けられない」とか「最後までやり遂げられない」というセルフイメージが間違っていると気づくことができて、楽に学びやお仕事などを始めることができます。
この記事はこんな方におススメです。
・起業や開業に踏み切れない方
・趣味がないことが悩みの方
毒親さんがピアノを習わせたかった本当の理由とは
毒親さんに限らず、80年代はみんなが我が子にピアノを習わせ始めた時代でした。ピアノブームのピークがちょうど80年代だったんです。
70年代の高度経済成長のころから、ヤマハが”ピアノ積み立て”なんていう販売戦略を打ち立てて、これが上手くいったという背景もあったんです。
毒親といえば、とにかく世間体が大事です。
欲しいとひと言も言ってないのに、親がピアノを買ってしまって、無理やり習わされていたという方も少なくないのです。
毒親さんたちにとっては、ピアノがお家の居間に置かれているという状態がステイタスの証であって、自尊心を満たすアイテムだったんです。
もちろん逆に、ピアノを習いたくても習わせてもらえない家庭というのもあったんですけどね。
ただ、今日は習いたくないのに習わされていた方の話をさせてもらいます。
毒親さんが植え付けたピアノの呪いとは
これは、私が勝手に「ピアノの呪い」って名前を付けているだけで、ピアノにはなんの罪もないんですけどね。
私のお客様の中には、親が勝手にピアノを買ってきちゃってピアノ教室にいやいや通っていた方もいらっしゃいますが、
その母親のピアノへの執着は相当だったようで、ピアノをやめたいとか言えるような状況ではなかったとおっしゃいます。
また、ピアノをやめたいと言ったら殴られた、とおっしゃるお客様もいましたし、それなら別のピアノ教室を探してあげるわ、と言って、結局は友達のいない遠くのピアノ教室まで通うことになったとおっしゃる方もいました。
こんな風に、一度始めたら絶対にやめちゃいけないなんて思っていると、怖くて何もはじめられないわけです。
これが、あなたのやってみたい!挑戦したい!というエネルギーにブレーキをかけています。
一方で、ピアノを途中でやめた経験を持つ方もお客様の中にはいます。
ただ、その方は泣いてピアノをやめさせてもらったものの、その後、母親に何かにつけて「あなたは途中でピアノやめちゃうなんて、もったいなかったわ」とか「あのとき続けていたら、音楽の先生になれたかもしれないのに」などとイヤミを言われながら生きて来たとおっしゃいます。
相手の気持ちがわからないからこそ、毒親なんですね。
死んでもピアノをやめられなかった方も、なんとか辞めることができた方も、どっちみち、「ピアノの呪い」のせいで、大人になっても何もはじめられないのです。
毒親さんの支配が大人になってもずっと続いているという状態です。
もうひとつ、これは番外編なんですが、毒親さんに育てられた方の中にもピアノをずっと続けて、学校の先生になられた方とか、オーケストラで活動されてる方ももちろんいらっしゃるんです。
ようするにピアノで成功されている方もいます。
これは結果は良かったんですが、自己肯定感の高い状態ではないわけです。ピアノで評価されなければ生きていけない、というマイナスの考えに囚われてしまいますよね。
これが、「わたしにはピアノがあるんです」というように、自分だけの役割に気づいてポジティブに生きるほうへ変わったときに、毒親から自立できたということができるのです。
毒親育ちさんがピアノの呪いから解放されて楽に生きる方法
次に、そんな毒親育ちさんが「ピアノの呪い」から解放されて楽に生きる方法についてお伝えします。
お気づきだと思いますが、これはもちろんピアノに限った話ではありません。要するに毒親さんは何かに執着して、それを子どもに押し付ける傾向が高いです。
あなたのためと言ってはいますが、本当は自分の学歴コンプレックスを解消するために学習塾に通わせて有名大学を受験させたり、
子どもが体の弱い子になっては困るという自分の不安からスイミングスクールに通わせちゃうのが毒親さんなんです。
毒親さんにとっては娘や息子の意思とか自由どころじゃなくて、いつも自分の心配でいっぱいいっぱいなので、不安を少しでも減らすことが優先されます。
そんな毒親育ちさんの思考のクセとして、覚えておいていただきたいのが0か100かに囚われてしまうという傾向です。
これがベースにあると何かに興味を持っても、なかなか始められないし、挑戦しようなんて怖いことはもっての他、ということになります。
また、自分の子どもが習い事をやめたいと言った時も、過剰に反応して絶望的になってしまうことになります。
ここで、ぜひ3つの新しい捉え方を試していただきたいのです。その3つの捉え方とは、
2 少し休んでみる
3 続けてきた日々にフォーカスする
順に解説していきます。
「0を1にすることはすごい」
何かを始めるのは続けるよりもエネルギーが必要なんです。
だから、続けるってことよりもはじめるってことを大事にしてみるという在り方なんです。
たとえば起業してみたいのなら、最も投資が少ない形でリスクを最小限にしてちょっと試しにやってみるのです。何事も0を1にしなければ始まりませんから、1を10にするよりもすごいことなんです。
「少し休んでみる」
続けるかやめるか、の2択ではなく、少し休んでみるという3つめの選択肢を用意しておくのです。
起業して上手くいかなくてモチベーションが上がらないなら少しお休みしてみるのです。そうすると、本当にやりたいことなのか、そうでもないのかはっきりしてきます。
少し休んでるうちに「やっぱりやりたい!」って思ったら再始動する。
いつでも休めるなら、別にやめる必要ってないんです。意外と、これが長く続けるコツなんです。
「続けてきた日々にフォーカスする」
もしかすると子どものころ、ピアノを途中でやめてしまった、と捉えているかもしれませんが、実はやめた日までは続けてきたのです。
それが1年であっても、3ヶ月であってもです。
「3ヶ月でやめてしまった」ではなく「3ヶ月続けた」と捉えるだけで、「なにも続けられない私」というセルフイメージが「ちょっとは続けられる私」というセルフイメージに変わるのです。
「やめてしまった」事実ではなく、続けた日々にフォーカスしても誰にも迷惑はかけないです。
毒親さんがピアノを習わせたかった本当の理由「まとめ」
毒親さんが我が子にピアノを習わせたかった理由は、自分のプライドを満たすためだったんです。
毒親育ちさんの中には、
・習い事を辞めることができなかった方
・止めた後、繰り返しイヤミを言われた方
いずれも、大人になって何か学びをスタートさせたいときや、開業や起業などのチャレンジの足カセになっています。
そんな毒親育ちさんに新しい捉え方を3つご紹介しました。それは、
2 少し休んでみる
3 続けてきた日々にフォーカスする
幼少期に習い事をやめるとなったら、生きるか死ぬかの想いで親に伝えた方もいらっしゃるはずですが、何をやめても息さえしていれば、死ぬようなことはありません。
とにかく深刻に捉えすぎることも毒親育ちさんの特徴です。
お気楽に生きるトレーニングと思って、ぜひ軽やかに始めてみて、ダメならとっととやめてみてくださいね。
メルマガ登録はこちらから(無料)
↓ ↓
こちらもおすすめ。
↓ ↓