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生きづらさを克服した井上ききの生きるためのサバイバル

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心理カウンセラー、メンタルコーチの井上ききです。
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こんにちは!笑み育カウンセラーの井上ききです。

わたしが自分の生きづらさに気づいたのは30代も後半のことでした。とてつもない無価値観、劣等感、罪悪感をどうすることもできなくなったのです。それまではなかなかのイケイケ振りで生きて来たのに、子育てにつまづいてしまった。

何を隠そう、イケイケは劣等感を隠すための鎧(よろい)だったのです。でもさ、ぜんぜんイケてない自分を受け入れられないの。できない自分を知られるくらいなら死んだ方がマシだーーー!とこんな私だったので、苦しいわけです。

 

とはいえ、これがインナーチャイルドセラピーと出会って、「笑み育ワークシート」を開発するに至ったきっかけではあるので結果オーライなんだけど。そもそも、これらの無価値観や劣等感はどこから来るのかというと、ほとんどが小学生の頃に握っています。

わたしが愛知県豊田市で過ごした子ども時代の話を書いてみようと思います。

「笑み育ワークシート」ってなに?と思った方はこちらからどうぞ。
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母は鬱でいつも不機嫌

母は私が6才くらいの頃から鬱でした。でも、母が鬱だったとわかったのは、私が長男を出産してからのこと。25年間もの間、母がいつも体調が悪く不機嫌なのは、なんとなく自分のせいだと思っていました。

私がダメな子どもで、やさしくない子どもだから母はいつも体調が悪い。こんな思い込みを握っちゃったのです。

だって、「鬱」なんて病気は知らんかったし。当時はただ怠けていると思われがちな病気だったんでしょ。だから、自分が鬱だなんて誰もが隠してた。

私は双子なので、同じ年の姉も5つ下の弟もいます。でも、全部自分が悪いと思ったようです。なぜだかわからないけれど。

 

何も悪いことをしていなくても責められる

わたしは何も悪いことをしていなくても責められたことがいっぱいあったのです。母が料理をしてて、その背中に向かって、その日に学校であったことなんかを話していたら、母が急に怒り出して「もーーー!あんたがごちゃごちゃうるさいから焦げちゃったじゃないの!!!」と言われる。

「は!?」って思ったけど、「母がそういうならそうなのかも・・・」なんて思っちゃう、思考力が少々弱い子どもだった(汗)

さらには、風邪をひいて、咳き込んでいると、「もーーー、また風邪ひいたの!嫌な子ね!」と言われる。風邪をひくことは罪だと思い込む。

だって、「母がそういうならそうなんだ」と思う子どもだったので。

それならばと、母を元気づけようと楽しい話をしてみてもダメだった。「あんたは、楽しそうでいいね・・・」と悲しそうな顔をする。この時のことは強烈に記憶していて、「やってもーたぁぁぁぁぁああああーーー!!かえってお母さんを悲しませてしまったぁぁぁぁぁあああ~~~~(涙)」と猛省した記憶があります(笑)

こうして、“存在するだけでお母さんに迷惑をかけてしまう”という思い込みは作られていきました。いつも、不機嫌な母をみては自分を責める・・・という思考プログラムを作り上げていったのです。

 

母を幸せにするというミッション

おそらく私が低学年のある日、「お母さんが死んだら、あんたどうする?」と母が言ったことがありました。

「(゚∀゚)」

鬱っていう病気は、こういう思考が発生しちゃうものなんでしょうね。

わたしは何と答えていいのかわからず頭が真っ白になったような記憶しかありません。足りない頭で必死で何かを考えて伝えたのかしら?そこの記憶はありません。

でも、わたしはその日から「母を死なせないミッション」を握ったのです。このままじゃ母が死んでしまうかもしれない。何とかして母を幸せにしなくちゃ、と。こういうのが、子どもの人生のシナリオを作ってしまいます。

小さな子どもにとって母親が死んじゃうって事態は、自分が死んじゃうことだから。生きるために握るのです。

 

母の幸せのために生きる

母を幸せにするためのミッションは常にわたしを支配していました。とはいってもね、その当時は、自分がそんなミッションを握ってる自覚はないです。完全に無意識。

思い返せば「母を幸せにしなくちゃ」っていつも考えてる状態だったな~とインナーチャイルドセラピーによって気づいたってだけです。

小学生時代は学校へ行ってもあまり授業も聞いてない子どもで、目の前のことに集中できなくいつもボーーーっとしていました。

通知表にも「授業を聴いてるようで聴いていないです。いつも上の空のようです」って書かれていましたし、あまりにもお勉強がわからないし、運動も人並みにできない子どもだったので母は脳に障害があるんじゃないかと思っていたそうです。

「おいっ!」である。

 

父への恐怖

母が鬱で不機嫌でいつもキレているってだけでも最悪です。でも、我が家はそれだけじゃなく、両親の仲も悪く、夜な夜なバトルが繰り広げられていました。

ケンカの原因はおそらく母だったのだろうと今はわかるけど、わたしは父が怒ると怖くてしかたがなかったです。母が殺されると思っていたし、ついでに自分も殺されるかも・・・とも根拠なく思っていました。

父は本来、子どもにはとってもやさしい人だけれど、母とのケンカで怒りに入った父は鬼そのものでした。それほど大人の男の人が怒る姿っていうのは、子どもには恐怖なんです。

父の愛車のチェイサーのエンジン音がすると、いつも布団の中で震えていました。帰って来ないでほしい。どこかでうっかり死んでもらえないかな・・・(笑)

そんなことすら思っていました。

 

Look!

子どもの感度は大人の16倍と言われいます。大人が怒ると子どもは16倍恐怖を受けとります。そのため「殺される」と感じる子どもは多いのです。

 

両親の離婚

そんなこんなで、両親はわたしが12才の頃に離婚することになりました。ちょうど中学生になるタイミングで私は母の実家のある足助(あすけ)町に引っ越すことになったのです。

ながながと書いてきたこの話もいよいよ終盤です。長いでしょ・・・ゆるして(笑)

小学校を卒業するとき、私たちきょうだいが引っ越しすることは誰にも伝えてはいけないと言われました。幼なじみにさえも。ただ、学校の先生は知っていたと思います。卒業式の日に私の方を心配そうに見た50代の男の先生の顔をときどき思い出します。

母と私と姉と弟は、たくさんの荷物も持って昼間だったけど夜逃げみたいに、人になるべく会わないようにコソコソとバス停に向かったのを鮮明に記憶しています。

母はそうやっていつも世間体を気にしていたので、離婚のことも誰かに知られるなんてあり得ないことだったんでしょう。あたし、ブログに書いちゃってますけど(*´ω`*)

私が握っていた、「ダメな自分、失敗した自分を人に知られてはいけない」という思い込みはココからできあがっています。

 

Look!

ダメな自分、失敗する自分、イケてない自分を隠さなくちゃいけないことも生きづらさを作っています。ありのままをさらけ出すとは、まずこの失敗やイケてないことをさらけ出すことなのです。

 

幼なじみと私の再会

高校3年生になったころ、幼なじみのともみちゃんと6年生のときの仲良しくん達が連絡をしてくれて再会。お互いの街を行き来して受験勉強を一緒にするようになりました。私はてっきり永遠の別れかと思っていたのに・・・神かと思った。

本当に何も知らなかったともみちゃんは、中学の入学式の朝、当然のように私たちを呼びに来たそうです。その日、クラス分けの掲示にやっぱり私と姉の名前がない現実に泣きながら帰宅したと言っていました。

わたしはそんなことも知らず、この日、足助町の中学校で新しい人生をスタートさせるのだと、割と清々しい気持ちでいました。もう、父と母のバトルに怯えなくていいのだと思ったら、少し前向きな気持ちになるくらいだったのです。

 

もしも自分の機嫌を自分で取れたなら

子どもというのは、こうして親の運命に翻弄されてしまうもの。親からの影響を受けない人なんていないです。

この家庭環境において、罪悪感や無価値観、劣等感を受け取らない人間なんていないよね、って思う。「自分は存在するだけで迷惑をかけるし、罪なのだ」と思い込んでしまうのも当然です。よくぞお利口さんに今まで生きて来たよね、と自分をねぎらうこともできるようになっちゃいました。

しかしながら、決して母が悪いとは言えないと思うの。母の生い立ちもなかなか過酷なものです。もしも、母も祖母も「自分の機嫌を自分で取る」ことができたら良かったけど、仕方がなかった。

大事なのは過去ではなくこれからです。わたしは二人の子どもたちがのびのび生きられるように、そして私が自分の機嫌を自分で取りながらご機嫌に生きられるようになりたい!と「笑み育カウンセリング」を作りました。

 

そして、日本中の子どもたちが子どもらしくのびのびと生きられるように「笑み育カウンセリング」を一人でも多くのママと、これからママになる方に伝えていきます。

笑み育カウンセリングの体験ができます。5/21(火)10:00~名古屋駅「笑み育ワークシート体験会」の詳細はこちらからどうぞ。
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